組織を超えた仲間作り〜ソーシャルサポーターへの第一歩
人生100年時代、働き方改革、副業解禁、AIなど、この数年、働き方、生き方についての考え方が大きく変化している中、いわゆる「普通の会社員」は自身のこれまでのままで生きることに不安を感じています。
アンテナの高い社会人がどんどんアクティブになっている事に対し、「何をしていいのかわからない」と漠然とモヤモヤしている社会人に対して参加しやすい形での機会を提供し、「はじめの一歩」を踏み出してもらうことを第一に、過渡期にあるウィルドアにおいて、社会人メンバーの知恵と知見が刺激を生み、事業構築におけるヒントを得てもらうプロジェクトです。
パートナー団体 | <一般社団法人ウィルドア> ■学校の授業企画・運営のサポート |
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期間 | 2018年9月〜2019年1月 【スケジュール】 |
【プロジェクトの進捗状況】
団体側からは、具体的な成果というよりは、「ウィルドアという箱を使ってメンバーと一緒に出来ることを見いだし、面白がってTRYしたい」という期待があります。
2回のMTGで、2020年より教育現場ではじまる「探究」をテーマに「生きづらさを抱えている学生に多様な価値観を持ってもらいたい」というプロジェクトミッションを決定しました。
教育現場の先生が集まるワークショップに参加したり、先生へのアンケート収拾などを行い、プロジェクトのアクション決定を現在進めています。
【チームの構成とこれまでの活動】
社会人チームは20代前半〜40代後半、男女比半々とかなりバランスの良い構成です。
団体は、 教育現場の現状を知る機会がないメンバーのため、当初は、何が出来るか、何がやりたいかをブレストしながら団体側の知識や経験を教えてもらっていくような形で進行しました。
社会人メンバーは個性にあふれ、またそれぞれがキャリア教育に対しても想いがあるため、毎回のMTGは発言が偏ることなく、リーダーを入れ替えながら全員参加型で進んでいます。
2回目までは、社会人メンバー中心の議論で、団体はそれを見守るという感じであったため、社会人メンバーより不安の声が上がったがデザイナーが団体と話をしたところ3回目より団体も積極参加。 3回のMTGを経て、お互いのことも理解し始め、またこのプロジェクトを通して「誰にどんな価値を提供するか」「そのためにプロジェクト期間内にできることは何か」を考えるフェーズを経て、具体的なアクションが固まりつつあります。
団体のスタンスもあり、議論の拡散を図り、混沌としながらも徐々にフォーカスができてきた状態です。
実際に先生や生徒に触れることで理想と現実に直面しながらも、団結は強まり、モチベーションも高い状態です。
リーダーは決めず、毎回ファシリテーターも変えたり、「こっそりバディ」というバディ制度をメンバーで自主的に導入したりと、プロジェクトの中味だけでなく、進行の仕方などにも工夫がみえてきました。
メンバーは自主的に外部の探究に関する教育イベントに参加するなど、非常に前のめりに活動しています。
先日は、ウィルドアが関わっている「アントレチャレンジよこすか」という中高生の起業体験プログラムにも 参加し、学生との対話をするなど、プロジェクトをきっかけに様々な外部の繋がりも増えてきました。
それら多くの刺激と情報を得た上で、中間発表に向け、プロジェクトが活性化してきています。
10月のキックオフから週1回のペースでMTGを重ね、順調にプロジェクトを進めてきた「一般社団法人 ウィルドア」サポートプロジェクト。
先日、他1団体と合同で開催した中間報告会では、プロジェクトの進捗状況についてプレゼンテーションを行いました。
団体の理念に共感し集まったメンバー。
これまで、「教育」に対する熱い思いが溢れすぎて毎回議論、議論・・。
なかなかアクションに繋がらない日々とそこから「はじめの一歩」として設定した『探究』に関するワークショップ開催や調査アンケート実施などを発表しました。
イベント後半はこれまでの振り返りを改めて行い、またもう1つの団体であるアフリメディコさんの活動報告からの学びも生かした今後のアクションを全員で共有しました。
ウィルドアと社会人、全員がチームになってきた実感も高まり、年明けのプロジェクト終了に向けて、師走も走り抜けます!
「一般社団法人 ウィルドア」サポートプロジェクト。
前回の中間発表会から議論と計画を重ね、12月19日に「探究」をテーマにしたワークショップを開催いたしました!
参加者は、現役高校生、大学生、社会人、先生と多種多様。
それぞれが、これまでの困難な経験とそれを乗り越えたことを話し合い、後半は、実際に探究活動をしている高校生の発表とプロジェクトメンバーによる「しくじり先生」を実施するなど充実した1日を過ごしました!
そして年が明けて1月。とうとう最終報告会。
3ヶ月のプロジェクトを改めて振り返ると共に、これからの団体がやろうと思っていること、社会人チームと一緒にできることなどを共有し、プロジェクトの終了をひとつの区切りとして更に次のステップを目指していくことを確認しあいました。
それぞれのメンバーに対しての最初の印象、プロジェクトにおける役割や貢献を全員で話し合い、関係性においても率直で良いチームであることを改めて感じたとても良い機会となりました。