

【プロジェクト概要】
震災・原子力発電所事故で避難を余儀なくされた福島12市町村。14年経った今、果敢にワクワクする挑戦を展開している方達が大勢います。その中かこの度下記3団体を応援する為のプロジェクトを発足させることとなりました。このプロジェクトは、団体と参加メンバーが協力し、主体的に団体の課題解決並びに事業の推進に取り組むものです。本業での役職やスキルは全く問いません。必要なのは「団体の想いへの共感」と「自分の可能性を試してみたい」という強い気持ちです。
| パートナー団体 | 【(株)いのちとぶんか社】 文化、生活、教育、地域、防災─。 |
|---|---|
| 事業内容 | (1)アーティスト運営事業 |
| 参加メンバー | ・社会人メンバー計 4人 |
| スケジュール | 期間:2025年9月~2025年12月 |
【プロジェクトの進捗状況】
新しいことにチャレンジしたいという純粋な思いに加え、「福島に貢献したい」「防災が研究テーマ」「まちづくりに再度関わりたい」といった、非常に熱い思いを持ったメンバーが集まりました。学生から40代まで、バックグラウンドは全く異なりますが、お互いを尊重し、その違いを楽しんで活かしていこうという強い連帯感と期待感が、キックオフ当初から溢れています。
代表の葛西様をはじめ、団体の皆様がとても和やかで柔らかな雰囲気を作ってくださり、初回のミーティングから冗談も交えつつ、発言の安心安全が保たれた活発な議論が展開されています。
特に、準備へ向けて改善点を求めたり、積極的に意見を出し合ったりするメンバーの姿勢は素晴らしく、毎回のミーティングに意欲的に参加しています。その中で、「議論が発散しがち」「何をやるかではなくなぜやるかを大事にしたい」といった、建設的な不安や課題も共有されていますが、これらはチームとしてさらに成長するための前向きな兆しと捉えています。全員が「やって満足」で終わらせないという強い意志を持っており、この熱量があれば、必ずや大きな成果を生み出すことができると確信できます!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
議論を重ねるごとに、チームには明確な変化の兆しが見られています。
当初は「学生を巻き込んだイベントを企画しよう」「みんなが主体的に参加できるイベントとは何か」といった、ややアウトプットに焦点を絞った思考での議論が主でした。しかし、会を重ね、「なぜやるか」という本質的な問いを深める中で、「浪江町の人にとって祭りとは何か」「祭りをきっかけに人が集まり、共助の意識が芽生える」「強制されない防災や地域づくり」といった、団体様が最も大事にしたい理念に目が向くようになりました。
これは、メンバー個々が自身の知識や意見(防災やまちづくり、教育プログラムの考えなど)を活発に出し合い、多様な視点からテーマを掘り下げてきた成果です。現在は、中間発表へ向けて「まずは私たちが祭りや浪江の住民のことを知る必要がある」という共通認識に至り、地域リサーチのための具体的なヒアリングの問いを検討している最中です。
さらに、プロジェクトの目標設定も、3ヶ月、来年、そして私たちが関わらないかもしれない3年後の未来まで見据えた長期的な視点を持つようになりました。これは、単なるイベント実施に留まらず、地域に根付き、持続的な変革を生み出すプロジェクトになることの強力な兆しです。
