自主事業である中古着物アップサイクル商品販売「k.fabric輪(りん)」の事業内容の再確認と対象消費者に届く販売場所の開拓。
パートナー団体 | 「NPO法人 障がい者就労支援事業共創ネットワーク(K-NET!)」 障がいがあってもやりがいのある仕事がある社会をめざして、障害者就労支援事業所での生産活動の支援を行っています。自主事業として障害者施設との協働プロジェクトとして、中古着物のアップサイクル商品販売「k.fabric輪」を行っています。ここでは施設の生産活動の支援および人材育成を目指しています。 |
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事業内容 | この事業が生まれた背景は、障害者就労支援事業所にたくさんの古い着物の寄付があることからでした。着物たちのセカンドライフを見つけてあげたい、その手助けを障害者就労支援事業所や障害のある人たちでできないだろうか。そんな思いから生まれた事業です。 着物を解く作業や丁寧に保管する作業は障害のある人たちや事業所ができます。解かれた布をアップサイクルしてまたはご利用いただける状態にして、クリエイティブなものを愛するみなさんに届けることを、私たちk.fabric輪(運営団体:K-NET!)が行います。二人三脚の事業です。 k.fabric輪で、障害のある人たちにとって障害の種類や程度に関わらず何かしらの仕事ができること、その内容に見合ったお支払いができること、そして何より、クリエイティブなものを愛するみなさんの手で、古い着物たちにもう一度活躍のチャンスが与えられる事が達成できたらいいなと思っています。 |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 4人 (コンサルタント:1人 NPO:1人 団体職員:1人 フリーランス:1人) |
スケジュール | 期間:2025年05月~2025年08月 2025年05月09日(金):CommonRoom 113 2025年05月16日(金):Kick Off 2025年06月27日(金):中間報告会 2025年08月22日(金):最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
5/09のキックオフでは、団体から1名、社会人メンバー4名が参加し、自己紹介に時間をさき各人の人となりを知ることから開始しました。次回のミーティングからは金曜夜に定例で開催することとミーティングでの役割を持ち回りで担うことが決定されました。
5/9,16のミーティングでは、団体活動の再説明と疑問点の解消に努めました。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
キックオフの自己紹介からフランクな感じで進められ、どのようなメンバーでプロジェクトを進めていくかが確かめられたことで、最初のバリアーは突破できたように見受けられました。
2回目のミーティング以降で実際の確認作業や内容の検討に入ってくると、徐々に個性が発揮され、なんとなくですがそれぞれの立ち位置が確立され始めた感じがします。
【プロジェクトの進捗状況】
6/27の中間報告までに、2名のメンバーがk.fabric輪(りん)の商品を実際に試着し、商品そのものの良さを実感し紹介いただきました。また、中古着物自体のストーリー性にも着目すべき点があることから、そのことも消費者に伝える有効性を感じました。
定例ミーティングの中では、「現状把握」「3C分析」「ブランド深堀(ペルソナ設定、ブランドストーリー等)」「施策の検討(ペルソナへのアプローチ具体化)」を順次進めてきました。
今後の施策対象の絞り込みや具体的なアプローチの検討継続、および実際のアクションにつなげる素地ができたところです。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
メンバー個々の得意分野を出し合い、とてもよいバランスでプロジェクトが進められています。今後、検討から実際のアクションに移っていく中でどのような活躍を見せてくれるかが楽しみです。
【プロジェクトの進捗状況】
施策の検討(課題設定)
・問題(目標と現状との差異)
「k.fabric輪」のブランド・商品の認知が、リアル店舗での接客による認知に留まっている。
・課題(差異を埋めるための取り組み)
消費者(特に日本文化に関心がある人)が多く利用しているSNSで、「k.fabric輪」のブランド・商品の認知を向上させる。
・解決策(具体的な方法)
Instagramのリール動画を作製・公開する。
(これまでリアル店舗でアプローチできていなかった消費者層へアプローチする)
施策の実施と検証
・Instagramのリール動画を、各自が作成し、 k,fabric輪と共同投稿を実施。
fabric輪もリール動画を作成し、投稿(2週間)。
・k,fabric輪と共同投稿することで、目的を達成できたのか、検証する。
目的: k.fabric輪の認知度を上げる(=フォロワー以外の閲覧数を増やす)
・わかったこと(1)
リール動画は、認知度を上げることに対して、成功したといえる。
-フォロワー以外の閲覧数が増加した。
今回、「リール動画」を多く取り入れたことで、フォロワー以外の閲覧数が増加。
7/1~7/31 フォロワー 80%:フォロワー以外 20%
8/9~8/15 フォロワー 71%:フォロワー以外 29%
・わかったこと(2)
リール動画の配信により、閲覧者の年齢層が若くなった。
このプロジェクトの中で、仮説として設定したペルソナ(20代女性)の閲覧も増えている。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
中間報告後は、「問題(目標と現状との差異) 」「課題(差異を埋めるための取り組み)」「解決策(具体的な方法)」と進むあたりから、今までにも増して積極的に意見を出し実践していく様子が見えました。
施策の実施と一通りの検証までやりきれたことは、一定程度の満足感も得られたと思います。
そのせいか誰言うこともなく、プロジェクト終了後もメンバー全員が緩くつながってK-NET!さんを応援していくこととなりました。
(輪の会 #3 MTG の画像)
※《追記》K-NET!のエミコさん、メンバーのマインさん、のぼさん、カビゴンさん、おだじさん、デザイナーのアンクルで、「輪の会」という名前のグループをつくり商品レパートリーを増やすべく新商品開発の検討を進めています。