JAMネットワークは、子どもたちのコミュニケーション能力育成をめざして活動しています。子どもたちが自分の考えを持つこと、判断力を持つこと、それを相手にことばで伝える表現力を持ってほしいと願い、子どもを支える養育者にも展開しています。
社会養護下の子どもたちへの貢献の質・量を増やすために、やりたいことはいっぱい。だけど、圧倒的に経験・スキルが足りていない。子どもたちが自分の未来を歩めるように、一人でも多くの子どもに、ことばキャンプを届けたい!
認知向上 収益安定化 組織基盤強化 など。
みなさんのお力をお貸しください。
パートナー団体 | 「NPO法人 JAMネットワーク」 JAM ネットワークは、 「ことばキャンプ」のメソッドを使った、「ことばのチカラ=社会で生きていくためのコミュニケーション力」を高めるトレーニングを通じて社会的養護下にある子どもたちの自立を 支援しています 【めざす社会の姿【ビジョン)】 ことば力で幸せを感じる社会へ 自分も相手も大切にするコミュニケーションが当たり前になる社会へ 【ミッション】 自己肯定感を伸ばし、”自尊他尊のことば力”を育成します |
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事業内容 | JAMネットワークは、「ことばキャンプ」のメソッドを使った、「ことばの力=社会で生きていくためのコミュニケーション力」を高めるとトレーニングを通じて社会的養護下にある子どもたちの自立を支援しています。 ことばキャンプ®は、7つのチカラ(度胸力・論理力・理解力・応答力・語彙力・説得力・プレゼン力)のトレーニングプログラムです。ことばを使って伝え合う力を身につけて、かけがえのない自分を大切にし自立していけるよう支援活動を行ってきました。 ことばキャンプ®で目ざしているのは、自分も相手も大切にするコミュニケーション(自尊他尊®のコミュニケーション)です。 |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 7人 (20代の大学生から50代後半まで) |
スケジュール | 期間:2024年8月~2024年11月 2024年8月1日(木) :CommonRoom 107 2024年8月13日(火) :Kick Off 2024年9月30日(月) :中間報告会 2024年11月19日(火) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
このサポートプロジェクトは、団体から代表と事務局長の2名と社会人7名で実施しています。社会人メンバーはJAMネットワークの事業に共感して集まってきた者ばかり。20代の大学生から50代後半まで、年齢、性別、仕事内容、その他背景は異なりますが、こちらも熱く素敵なメンバー揃いです。
8月13日(火)キックオフミーティングでは、あいにくお盆のシーズンということもあって全員は揃いませんでしたが、チーミングの大切さについて話し、背景やタイプの異なる人が集まってチームになり同じ目標に向かって活動するのだという意識付けを行いました。また団体と社会人のメンバーが互いに自己紹介し、JAMネットワークへの熱い思いを語り合い、お互いの理解を深める時間としました。しかし初対面であり、人数も多いことに加えて奥ゆかしい紳士・淑女が集まって、この時点では少し硬さと遠慮の残る会となりました。
JAMネットワークといえば「ことばキャンプ」。8月17日(土)にはことばキャンプを体験会を開催しました。この日は全員揃って、ことばキャンプを楽しんだ、充実の時間となりました。
定例会を重ねて変わるメンバーの表情を写真でご覧ください。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
JAMネットワークが大好きな社会人メンバーとJAMネットワークの話し合いは毎回熱く充実しているものの、一方で遠慮がちな部分が抜けず、なかなか前に進みませんでした。そんな中、社会人メンバーの発案で、スラックでGood&Newを始めたり、社会人メンバーのオンライン飲み会を企画したり・・・そうこうしながら次第に「チーム」になっていきました。中でも仲間の絆が強まったのは、私たちチームの「聖地」難波八阪神社巡礼。最初は偶然に、次第にそこを目指して、メンバーが次々と難波八阪神社を訪れ、我らが聖地となりました。
中間報告会を前に、チームの取り組みの方向性が少しずつ見えてきました。
「JAMネットワークの活動に共感してくれる人を増やしたい」「もっと沢山の人に児童養護施設のことを知ってほしい」「ことばの力を世の中の人に広めたい」
テーマは「JAMネットワークのファンを増やす!!」と決定。
さあ!あとは具体的に動くのみ。
<中間報告会の様子>
【プロジェクトの進捗状況】
全員がJAMネットワークの大ファンである社会人メンバーたち。自分たちなら、どんな会員制度ならうれしいか、自分が当事者のような気持ちになってと仕組みづくりを始めました。
会員制度を整備する「会則チーム」。
「会員」の定義づくりや会員の方にお示しするルール(会則)づくり。
会員制度の仕組みについて整理しました。
会員がJAMネットワークとより一層強くつながる仕組みを考えました。
定期的な会員向け「双方向、オンライン配信事業」を立ち上げることを目標にしました。
2つのチームに分かれて検討し、合同で2つのチームの連携を図るという繰り返しを、定例会で実施しました。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
中間報告会が終わると、プロジェクトは折り返し地点です。少しずつ少しづつ、メンバーがそれぞれの良さを理解して、持ち味を生かして動くようになり、「チーム」になってきたなあ~と感じるようになりました。
タックマンの提唱したチーミングモデルでは、形成期、混乱期、規範確立期、活動期というプロセスでチームが形成されていくといいます。このプロジェクトも、最初のうちはお互いのことがわからず、みんなが様子見をしていました。中間報告会までは、遠慮して思うように意見を言えないメンバーもいたように見えました。
中間報告会を経て、取り組みの方向性が見えてきて、メンバーの強みや個性を活かした役割分担が明確になってきました。「会則チーム」と「つながりチーム」それぞれに何をするかが明確になり、主体的に動き出すにつれて、だんだんチーム全体としても機能しはじめました。それまで自分の強みを生かせる場所が見出せなかったり、なかなか意見を言えなかったりしたメンバーも、ここに至って自分らしく動き始め、チームは「規範確立期」、「活動期」へと急激に移行していきました。
<タックマンモデル>
このころになると、チームはメンバーの強みを生かして、自発的に役割分担しながらプロジェクトを進めていけるようになっていました。
【プロジェクトの進捗状況】
●会則チーム
・会員の仕組みを整理
・会員の定義を作成
・会員規定に落とし込む
●つながりチーム
・オンライン配信プログラムを作成
・将来的にJAMネットワークが引きついで実施できるような流れを作る
JAMネットワークの代表のよっしー先生と事務局長のさわさんに、ここまでの感想を聞いてみました。
●よっしー先生
「JAMネットワークの人よりもJAMネットワークの規約をしっかり読み込んで理解してくれて、感激!」
●さわさん
「JAMネットワークの内部では気づいていなかったことに気づいてくれて、ありがたかった。自分たちのできていないところがよくわかりました。」
社会人メンバー、しっかり成果を出しましたね!
【サポートプロジェクトを通してメンバーや団体に起こった変化】
代表のよっしー先生はFacebookに次のような投稿をしてくださいました。
―――――JAMネットワーク代表村上好さんのFacebook投稿抜粋―――――
この8月からNPO法人JAMネットワークのプロボノとして、社会人の方が我々の団体の活動や、課題などを聞いてくださり、その結果、会員規則と、その会員さんとの繋がりの部分について2つのチームに分かれて様々なアイデアを出し合い議論を深めていってくださいました。
自分達の団体を外部の方から見ていただく事はほんとうにありがたく、自分達では気が付かない課題や、強みも知ることができました。
最終報告会では社会人チームの皆様がほんとに素晴らしいプレゼンをして下さり、ウルウルしました🥹
そして皆様は、ここで終わりではなく、ここからまた始まることを考えて下さり、今後の展開が楽しみでなりません。
それに応えるべくJAMネットワークのメンバーもお力をお借りしながらまた皆さんと一緒に社会課題を考え、解決に向けて進んでいきたいと思います。
ほんとにありがとうございました。
そして、これからもどうぞよろしくお願いします。
―――ここまで―――
そうなんです。JAMネットワークへの社会人メンバーの活動は、この後も続きます!
コモンルームでJAMネットワークの理念や事業に共感して集まった社会人メンバーたちですが、このプロジェクトの中で、ますますその共感は深まりました。JAMネットワークと社会人メンバーは一つのプロジェクトとして、みんなが自然に「私たち」になっていました。
二枚目の名刺のサポートプロジェクトでは、プロジェクトが終わってもその団体を応援し続けるメンバーはいます。とはいえども、全員がそのまま応援し続けるプロジェクトばかりではありません。しかしこのプロジェクトでは、応援し続けるのがごく自然に感じるほど、みんなが一体感を持っていました。
これからも、JAMネットワークを応援する「チーム八阪組」の活動はまだまだ続きます。