アフリカのマラウイに学校給食支援をしています。
国内において、寄付型コーヒー、紅茶のオンライン販売、学校での講演、
ワークショップ、マラウイ現地とのファンディングプロジェクト作成、企業との連帯を通してマラウイの支援に繋げています。
現状の課題として、オンラインでの団体告知、コーヒーのストーリー発信があります。また、ウェブサイトのユーザビリティの改善も挙げられます
パートナー団体 | 「NPO法人せいぼJAPAN」 せいぼは、日本を拠点として給食支援プロジェクトを国際的に実施するNGOです。 私達は、世界中の貧困を改善するための架け橋になることを活動目的としています。 |
---|---|
事業内容 | 学校給食プロジェクトを対象となっている現地の共同体と協力して実施しています。 学校給食は、教育、健康、男女平等の促進、食糧保障そして貧困削減など、 多方面の利点があります。 |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 4人 (営業・企画:2人 教師:1人 大学生:1人) |
スケジュール | 期間:2024年8月~2024年11月 2024年8月1日(木) :CommonRoom 107 2024年8月14日(水) :Kick Off 2024年9月30日(月) :中間報告会 2024年11月19日(火) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
キックオフミーティング(8/14)は、自己紹介を中心に行いました。
予め用意した自己紹介シートを活用しつつ、終始和やかな雰囲気でスタートしました。
社会人、教師、学生など、色々な背景を持ったメンバーが集まりました。
定例ミーティングは、平日木曜日20:00~実施することになりました。
1枚目の仕事や急用で参加できない場合は、議事録・スラックを活用し、フォロー。
定例ミーティングでは、毎週のファシリテーターと議事役が一人に偏ることなく
全員が順番に実施。当事者意識醸成の一助となりました。
団体の現状や課題を一通りインプットした上で、対話をスタート。
プロジェクト期間内で実際に行動、結果のフィードバックを得ることを目標に
解決すべき、実現性の高い課題について、対話を重ねました。
■オンラインホワイトボード(ミロ)を活用し、対話の過程を可視化
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
キックオフミーティングから1か月も経っていませんが、団体ーメンバー間で
積極的なコミュニケションが見られます。毎回のミーティングでも、質問や疑問の深堀があり、
双方に新たな視点が生まれてきています。
ミーティングを重ねるごとに、それぞれの得意を活かした活動も増えつつあります。
本業とは異なる環境での時間は、最初は少し遠慮がちだったものの、次第にフラットな関係性が心地よいためか、笑顔も多く、楽しみながら取り組みを進めています。メンバーの個性も少しずつ見えてきて、今後、団体とメンバーがどのように融合していくか楽しみです。
【プロジェクトの進捗状況】
取組む課題を「会員制度を活性化させたい」→「認定NPOに向けて賛助会員を増やす」とし、現状とあるべき姿のギャップを整理。団体活動の「良さや仕組み」を直感的に分かりやすく伝えるためにどうすればよいかを軸に取り組んでいます。
共通の目標が定まり、各個人の強みを活かしつつ、各々が推進していくことで
期間内の実現性が高いと判断、各々の1枚目の強みを活かしたアクションプランを作成。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
キックオフ当初に比べ、プロジェクトのアウトプットをよりよくするための対話が活発に行われています。対話だけにとどまらず、各々の提案を定例ミーティングにてメンバー間で壁打ちし、さらに内容をブラッシュアップしていきます。
実際の学園祭にて、ナッジを活用し作成したチラシを活用いただき、その担当した学生さんからもオンラインで生の声をいただくなど、プロジェクト期間中に関係人口も増加。
フィードバックを受けて、今後より良いものになるよう早くも行動が起こります。
【プロジェクトの結果】
➀きりさんの取り組み(職業:教師)
〇アンバサダー会員の獲得
・勤務校にて活動したい有志を募集→6名が手上げ
・プロジェクト期間中に参加メンバーとの壁打ちをオンラインで実施
・高校生によるマラウイ支援のワークショップを開催予定(12/21)
・SDGsみらい甲子園(神奈川)での活動発表予定(12/20)
➁しいたむさんの取り組み(職業:学生)
〇「せいぼJAPN」の活動への理解、認知拡大策の実行
・大学の授業でワークショップを開催予定(12/23)
※フォトボイスのワークを予定(テーマ:笑顔)
・国際福祉という視点から「せいぼJAPAN」の活動を知ってもらう
・自身の将来のキャリアを考えるとともに、自分なりの社会福祉を
発見し、行動変容につなげたい
③ちひろさんの取り組み(職業:会社員)
〇「せいぼJAPN」の活動への理解、認知拡大策の実行
・団体の仕組み、取り組みの良さが伝わるリーフレットの作成
・実際の学園際にて、学生さんが作成したチラシを活用
・また学園際にて認知活動に取り組んでいただいた学生さんより、WEB面談にて
今後の会員獲得に向けての改善案など、直接フィードバックをもらう
④ミッシーさんの取り組み(職業:会社員)
〇「せいぼJAPN」の認定NPOへむけた会員獲得
・団体の仕組み、取り組みの良さが伝わるリーフレットの作成
・学園祭にて自作のチラシを活用し、会員募集を実施
⇒約5万の寄付収入と1名の会員を獲得
■プロジェクト全体の成果
〇参加メンバー
・アイデア企画出し、制作物などの作成だけに留まらず、各自が実際に行動できたこと。
・期間内にプロジェクトメンバー以外の関係人口も増やせたこと。
〇団体さま
・寄付したいと思えるきっかづくり
・教育現場での創造的な協働と行政との連携
・社会福祉の概念の拡がり
以上3点の新たな可能性を見いだせた有意義な時間であったと
フィードバックをいただきました。
【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】
普段、マラウイとあまり関わりが少ない社会人メンバーが多い中、始まったプロジェクトでした。初めは、団体代表が、毎回熱く語る活動の目的や背景などを聞き入る社会人人メンバー。回を重ねるごとに、素朴な疑問、質問を団体に確認するようになり、徐々に対話がスタートしていきました。対話を重ねていく中で、団体の課題感にも変化が起きてきました。
そして、コモンルーム時に持っていた課題感とは、変化した形でのゴール設定となりました。
この変化は、団体メンバーと社会人メンバーが対話を重ねることで、見えてきた課題感に
他なりません。多様なメンバーの対話から生まれた課題感であったように感じます。
このプロジェクトを通じて、あらためて専門的な知識よりも、メンバーそれぞれの個性を活かし、想いでつながる大切さを感じました。
また、社会人・学生メンバーは今回のプロジェクトを通じて、普段何気なく生活している場面でも見過ごしていることがたくさんあることに気づきを得ました。
今後は、このプロジェクトで得た新たな視点を持って、引き続き、仕事や様々な活動で活躍されることを期待しています。
(ツノ)