コネクトスポットには課題が山積しており、その課題を社会人及び学生メンバーが解決に取り組むというのが概要です。以下、現時点で決まっている内容です。
コネクトスポットは愛知県岡崎市にある引きこもりからの社会復帰支援のNPOであり、地域密着型で支援活動は順調であり、行政との関係も良好で拡大方向に進んでおります。
一方で、NPOへの寄付については少額(昨年実績約7万)であり、今後の事業・支援の拡大のための活動に課題を感じております。
社会人メンバーからは改めて団体メンバーの思いやビジョンを聞き、何ができて、何ができていないのかを整理し、その中でチームとして取り組める解決策をサポートプロジェクトで考えていくこととなりました。
パートナー団体 | 「コネクトスポット」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「みんながいきやすい地域」 わたしたちは、それぞれの形や色を持っています。 それは複雑で大変なことも多いかもしれません。 その中でも自分らしさを大切にしつつ、共にあることも大切にできる。 「こんな自分でも良いのかな。」 そう思える地域の実現を目指しています。 |
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事業内容 | ⑴ 社会生活自立サービス ⑵ 小中学生向け学校訪問サポート(自立訓練) ⑶ 復職支援ソリューション |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 3人 (NPO法人代表:1人、精神科相談員:1人、学生:1名 |
スケジュール | 期間:2024年8月~2024年11月 2024年08月01日(木) :CommonRoom 107 2023年08月10日(土) :Kick Off 2023年09月30日(月) :中間報告会 2023年11月18日(月) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
Kick Offは、半分以上が自己開示となりました。社会人も2名のみの参加でしたのですぐに打ち解けて、共通項も見つける事が出来ました。
定例会は毎週水曜19:00-の開催となり、柔軟に開催することを決め、進行役を持ち回りで担当するなどのルールが決まっていきました。 コミュニケーションはSlackを使用し、相互に課題や思いの言語化を図りつつ、Google Driveを使って定例ミーティングまでに自分の意見を出し合うというスタイルも定着して、プロジェクトは進行していきます。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
初回より積極的に団体への意見、質問がありました。その後、皆不慣れながらも少しずつ自身の意見を主張し、周りとの対話も起こっており、活発に議論されておりましたが、全体的に少し控え気味であり、そこは皆で盛り上げたいと考えております。
コネクトスポットについての理解や、課題を少しでも早く理解し、自分事化していこうという姿勢が見られました。
まだ変化は少しですが、各人の知識レベルや言語を合わせ、皆でチームになろうという意思も見えてきており、今後団体との化学反応がどう出てくるかが楽しみです。
*学生1名がスケジュール都合により当初1カ月は休み
【プロジェクトの進捗状況】
コネクトスポットとメンバーの対話が続き、何をすべきか何から着手すべきかを全体で議論。その中でもコネクトスポットの事業の一貫性や取り組み内容について、中々外に伝わりづらく、中でも浸透しづらいという課題が大きいと捉え、まずはコネクトスポットの事業全体の把握と意識合わせをチームとして再度グリップすることになりました。
事業全体から何を誰に伝えるべきか。団体の意見とそれぞれの意見を取り入れ、前向きに検討しています。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
少数のチームとして、非常に心理的安全性が高く保たれるチームになってきています。
団体も献身的な情報提供や、時間をかけた議論を行っていただき、社会人メンバーの理解や当事者意識に深く寄与していると考えます。
今後は、広報的な取り組みが想定できるので、それぞれの強みを活かした一体感も出てくればなおよいチームになるかと考えます。
【プロジェクトの結果】
コネクトスポットを地元岡崎の住民によりよく知ってもらい、より生きやすい岡崎にするための発信ツールとしてのポスター・チラシが出来上がりました。
社会人メンバーそれぞれの解釈から、誰にコネクトスポットの事業の関わりをどう伝えるかを何度も悩みつつ、それぞれの形にできたかと考えます。
コネクトスポットからも、自身の取組を再度見つめ直す良いきっかけと言っていただき、社会人メンバーにとっても非常にやりがいがあるプロジェクトになったようでした。
【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】
アウトプットとしては、こじんまりとしましたが、団体・社会人のそれぞれの満足度は高かったと考えます。そこには、少人数だからこそできた、団体―社会人それぞれが1人のプレイヤーとしての、意見を出し合い、議論し、検討し、互いにフィードバックすることができたからだと考えますし、またそれぞれの意志や意見を尊重したチームだったからこそ、活発に、それぞれの腹落ちが高く議論できたのだと考えます。
プロジェクト当初から、コネクトスポットからは「アウトプットにはこだわらない」と言われ、腰を据えた議論の環境づくりをしてもらっていたのが利いていたと考えます。
ここまで議論中心のプロジェクトはデザイナーとして私自身初めてでしたが、在り方の一つとして良い経験になりました。