境界を越えてより良い社会を目指して共創するリーダーや組織、コミュニティを育てるため、World in Youでは人々が境界を越えてつながるための出会いと、学び・協働の実践の場を提供しています。World in Youの活動を継続するには、複雑な社会課題に取り組むビジネスパーソンや非営利組織の拡大が必要です。
このプロジェクトではWorld in Youの中長期的なゴールを見据えながら、チームメンバーのスキルや経験をフル活用し、具体的な方策を立案・実行します。
パートナー団体 | 「一般社団法人World in You」 World in Youは、「世界の誰でもどこからでもより良い社会づくりに力を発揮しあえる世界」を目指して、組織・セクター・国などの様々な境界を越えてより良い社会を目指して共創するリーダーや組織、コミュニティを育てています。これからの時代、複雑な社会課題に取り組むには、境界(バウンダリー)を越えて多様な視座を行き来し、人々の協働・共創を媒介できるリーダーシップや組織が、もっともっと必要です。そのため、World in Youでは、人々が境界(バウンダリー)を越えてつながるための出会い、より良い社会を目指して共創するための関係性構築、学び、協働の実践の場を提供しています。 World in Youでは、ビジネスやソーシャルなど異なるセクターや、想いを持つ個人、日本と海外などをつなぐ、越境リーダーシップの研修やプログラム、多様な視座を組織の意思決定に活かす非営利組織のガバナンスの研修や伴走などに取り組んでいます。 |
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事業内容 | ⑴ 企業向けリーダーシップ研修、非営利と企業の協働プログラムの提供 ⑵ ガバナンス&ボード分野の研修・コンサルティング、ナレッジの蓄積・発信 ⑶ 社会的価値を創出する組織の海外展開支援・資金調達支援・事例調査 |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 5人 (事務職:1人 購買職:1名 システムエンジニア:1名 フリーランス:1人 学生:1人) |
スケジュール | 期間:2024年6月~2024年9月 2024年6月1日(土) :CommonRoom 105 2024年6月12日(水) :Kick Off 2024年7月26日(金) :中間報告会 2024年9月13日(金) :最終報告会 |
Common Room105では、World in You代表の未生さんから熱い想いを語って頂き、団体の活動に興味を持った4人の社会人と1人の学生がメンバーとしてキックオフに集まりました。
キックオフでは、非営利組織のガバナンス、ボードフェロープログラムなど、World in Youの活動に関して社会人メンバーより多くの質問がされましたが、未生さんが丁寧な解説により、団体活動への理解が深まりました。
キックオフ後は、週1回のミーティングとslackによるコミュニケーションを重ね、団体の課題感についても理解が深まりました。キックオフより約1カ月が過ぎ、プロジェクトのテーマ検討が進み、間もなく具体的なアクションプランが決まりそうです。
<ミーティングの様子>
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
この1か月間はWorld in You の想いや活動への理解を深めながら、このチームで何が出来るか?自分たちは何をしたいか?を全員で検討してきました。
社会人メンバーは毎回交代でファシリテーターや書記の役割を決め、MTGを運営しています。MTG以外の時間で自分の考えを整理して、次のMTGでメンバーに伝えるための準備をするなど積極的にプロジェクトに関わり、お互いに刺激を受けながら、議論が進んでいます。今回のプロジェクトでは社会人の中に、高校生メンバーが1人という多様性の高いチームになっていますが、お互いに尊重しあいながら、発言出来ていないメンバーがいないか?モヤモヤを抱えているメンバーがいないかを確認しながら進めていて、心理的安全が保たれた良いチームとなっています。
遠慮せずに自分の想いを発言できる、でも誰か一人が突出するのではなく、お互いに歩調も合わせられるチームなので、生み出されたアイディアはチームの中で磨き上げられるはずとワクワクする期待感でいっぱいです。
【プロジェクトの進捗状況】
World in Youの活動の一つである「ボードフェロープログラム(BFP)」
このプログラムは今年で4年目の取り組みになります。
プロジェクトの取り組みテーマを考えるため、代表の未生さんとの意見交換を深めていく中でBFPの活動への想いに触れて、この活動に多くの人に参加してもらいたい、自分たちはBFPを応援したいし関わりたいとメンバー全員が考えるようになりました。
BFPにどのように関わるか、World in Youが抱える課題は何かをメンバーで整理し、取り組む方向性を決めました。机上の議論が続きアクションに結びつかない時間を経験して、プロジェクトの期間内に成果を出せるだろうかとチーム内に不安がよぎった時もありましたが、悩むより出来る事からアクションしようと気持ちを切り替え、それぞれに何をするか決めて動き出してからは、プロジェクトが加速的に進みました。
7月中旬にオフ会でのミーティングを開催したこともあり、信頼関係が深まったこともチームに好影響を与えたようです。
具体的な取り組みとしては、BFPで一緒に活動する団体を見つけるため、約2,000件以上になる団体リストの作成、興味を持ってもらうための案内メールの作成などに取り組みました。それだけでなく、案内メールを送った団体さんにBFPに興味を持ってもらうために、団体向けのセミナーを企画。8月下旬に開催することが決定しました。
最終報告会に向けて、チームの活動は更に活性化していきそうです。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
今回のSPJは、社会人だけでなく高校生も参加したチームになっています。馴染んでくれるだろうか?年代のギャップは発生しないだろうか?と、始まったばかりの頃は様子を見ている感じがありました。コミュニケーションを重ねていくと、メンバーの1人として無くてはならない存在となり、みんなが認めあえる関係になっていました。
BFPのテーマである「インクルージョン&エンパワメント」を実践しているチームに成長していると感じます。
それぞれの強みを発揮しながら、学びあいながら、でもワクワク感は忘れない、そんなチームのこれからに期待が高まります。
【プロジェクトの結果】
約3か月の活動を経て、World in Youの更なる成長に向け、主活動であるボードフェロープログラム2024の開催サポートとして、プログラムへ参加頂くNPO団体の募集に向けたご案内の送付と3回のセミナーを開催することができました。
ボードフェロープログラムへの関心と参加意欲を高めるため、NPO団体の課題の一つである「理事会や経営会議での効果的な議論の進め方」をテーマとしました。
セミナーの開催に向けて①案内送付先リストの作成、②告知文書の作成、③当日の運営サポートの3ステップに取り組みます。
「①案内送付先リストの作成」では、非営利団体の情報を掲載しているwebサイトなどを基に約5,700の団体をリストアップし、さらに条件に見合った団体リスト2,000件に絞り込みを実施。この膨大なリスト作成にあたっては、参加したメンバーのITスキル活用、さらに全メンバーで協力し合って1件1件のリストを精査し、981の団体に案内メールを送付しました。
「②セミナーの告知文書」は何度も推敲を重ね団体の課題感に響くよう工夫し、その結果、11の団体にセミナーに参加して頂きました。
セミナー当日は運営参メンバーとして参加し、グループディスカッションが盛り上がるように参加者のサポートを実施。セミナー終了後の振り返りで改善点を洗い出し、次回のセミナーで実践して、セミナーの価値の最大化に取り組みました。
その結果、参加した団体の皆さんより好評を得ることができました。
このサポートプロジェクト期間中でボードフェロープログラムに参加する団体の決定までは至りませんでしたが、World in Youの今後の活動で活かしていただける新たな団体との繋がりができたこと、World in Youの新たなセミナーの一つの型が創ることができたのは大きな成果だったと感じています。
【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】
今回のプロジェクトでは、「きれいな丸は簡単に書けないが、試行錯誤しながら、真ん中の軸がなくとも世界をつなげていこう!簡単に丸を書けるのではないため、軸となるところがなくても、みんなでがんばって丸を描こう!」の想いから、チーム名を「針なしコンパス」として活動を進めてきました。そのチーム名の通り、まずはやってみよう、そして気づきを得ようと行動量多く活動できました。
この3か月の活動で、年代の異なるメンバー、自分と異なる背景を持つメンバーからの気づきや視点を得ることができました。また、チームで行動する価値や思考錯誤することによって大きな価値を生み出せることを実感できました。
今後のWorld in Youや参加メンバーのますますの活躍が楽しみです!