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CR104 BeCOM × 二枚目の名刺サポートプロジェクト
「シビックプライドの醸成/地方活性化のための教育とは?」

プロジェクトの概要

シビックプライドとは郷土愛。その地域に住む人が誇りに思うこと、その地元を出た後でも、その地域市民としての繋がりを感じていること等、これから先の地方創生のキーワードの1つになります。特に銚子市市民、とりわけ次世代(学生層以外含む)に、如何にしてシビックプライドを醸成できるのか。今はワークショップや体験会等の「教育機会」の提供方法や、クラウドファンディング等の外部連携を通じて、シビックプライド醸成の第一歩を考えています。

パートナー団体

「NPO法人BeCOM」

BeCOMは2001年の設立以来、「地域の課題解決の糸口をコミュニケーションでみつけよう」をテーマに、地域に暮らす一人ひとりが、多様なコミュニケーションについて知る、考える、対話やつながりが生まれる機会を企画、提供する活動、コミュニケーションの力を育む活動や、コミュニケーションそのものを楽しむ活動に取り組んでいます。

現在は、主に小学生以上~高校生、大学生などの学生、次世代に向けて、コミュニケーション能力としての語学力の育成を図る活動をしています。

事業内容

 ⑴地域に貢献できる人材の育成

地域に暮らす人々をつなぐコミュニケーション能力をもち、それらの人々と共に

自らが地域の課題を模索し、かつ解決しようと取り組む人材を育むこと

 地域に活力をもたらす事業の創造と実践

地域に求められる事業の創造と、既存事業等の基礎価値を高めつつ、付加価値を

与えられることへ、挑戦をし続けること

参加メンバー

・社会人メンバー計  3人

(営業:3人)

スケジュール

期間:2024年5月~2024年8月

2024年4月18日(木)  :CommonRoom 104

2024年5月13日(月) :Kick Off

2024年6月21日(金) :中間報告会

2024年8月  6日(火) :最終報告会

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

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三菱商事社員の方々とのプロジェクト。東京から2名、北米支社から1名。北米は13時間の時差がある中、プロジェクトはスタートしました。

参加者全員が30代以上の社会人経験豊富なメンバーが集まり、キックオフ初日から全員が前のめりな状態でスタートしました。全体スケジュールを伝え、お互いにまぁまぁの忙しさの中にあるよね、という状況も踏まえた上で、「せっかくであれば、良い活動にしたいね!」という想いの元、走り出しました。

ここまでのプロセスとしては、「課題の特定と状況整理」が中心。シビックプライドとは何か、どのような活動が求められるのか。BeCOMを取り巻く環境は何か、ステークホルダーは何か。そして、3ヶ月で「絞るべきActionは何か?」について議論を進めています。

目下の検討事項としては「ワークショップの開催」と「クラウドファンディング」の可否検討。ここから、より具体的な方策やアウトプットについて詰めていく予定です。とにかく仕事ができる、社会人の集まりが熱意をもって主体的に進めて頂いております。前のめりなメンバーによって、どのような価値に繋がるのか。この後の活動が大変楽しみです。

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

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実は顔見知り同士も含まれている今回のプロジェクトメンバー。当初より心理的安全性高く始まり、前向きなディスカッションが毎回なされており、BeCOM代表のみきてぃとも本音で対話を行っていることから、「外からの知見や意見が欲しい」と仰っていた団体側にとっても刺激があり、良い場になっているように感じます。これから先は、実際に北米メンバーの来日タイミングで現地訪問予定等、より深く地域課題に向き合って活動がなされることと思います。これから先が、大変楽しみです。

2.プロジェクトの進捗(中間報告会後)

【プロジェクトの進捗状況】

中間報告会の後は、後半戦、より具体的な支援の方向性や手段についての議論、また銚子への視察の話で話が進んでいます。

海の日の3連休にメンバーで銚子を訪問。BeCOMの中の「絵本作り」に携わっているメンバー、地元銚子の特産物を販売する経営者や地ビールの販売を手がける方等、交流もしつつ生々しい話を聞くことができました。

代表西田氏の想いや、現地の方々の想いや状況を考え、今プロジェクトとしては8月までにできることを見据えつつ、次の方針としては「シビックプライドの具体化/ストーリーからつくる」「財源の確保/寄付プラットフォームの調査と提案」「行政の関与と協働を前提とした施策の検討」の3つの軸で議論を進めています。とはいえできることも限られる中、8月以降も貢献できるようなアウトプットをどのようにつくるか、誰がどうつくるのかという点で今、苦心しているという状況です。

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

現地に赴いたことや、チームビルディングのプロセスが進んだこともあり、メンバーの士気はより一層高くなっているように感じます。「8月で終わりではなく、今後も銚子に関わりたい」という声が出ている等、地域に対する愛着も高まっているのではと感じました。キックオフから比べた変化の背景としては、上記に述べた通りに、やはり横のチームワークの強化と、団体・地域の抱える課題に対しての理解が進み、目線があってきたことが大きいと考えます。

メンバーの士気があがり、エンゲージメントが高い集団になっていることを感じていますし、より具体的な話も進んでいることから、これから先の活動がより一層楽しみです。

 

3.プロジェクトの進捗(最終報告)

【プロジェクトの結果】

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様々な課題が見えてきた中で、「8月までにできること」という短期的な成果として、以下の3点に向けて進めておりました。

① BeCOMとしての課題や今後やるべきことの検討への整理・助言

      ・銚子内の関係者整理

      ・上記を踏まえた、BeCOMだからできることは何か

② 絵本作成に関するヒントの提供

      ・資金調達に関する提言  → クラウドファンディングSyncableの紹介・資料作成

      ・プロボノメンバーから作者への知見の提供

③ 中長期ワークの整理

      ・今後取組むべきイベントの検討と整理

①に関しては、どちらかと言えばプロジェクトメンバー目線での利にはなりますが、単なるマッピング以上に、現地に赴いたことで見えてきた現場の距離の近さ、関係性が分かり、結果として次の施策を検討する糸口になりました。

②に関しては、絵本の内容やアイディアに関するディスカッション・知見提供と、別口ではマネタイズに関する手段を提供することができました。

現在、実際にSyncableのホームページ上にURLが公開されています。

https://syncable.biz/associate/becom

③に関しては、①を踏まえて、中長期的な視点で何をやっていくべきかを整理し、アウトプットとして今後に繋げるものを作成しました。

3ヶ月という制約条件がある中での成果に絞ったうえで、③に関しては、今回の8月で終わることなく、今後もメンバーが関わりながら推進する方針で動いており、現在進行形で次のActionに向けて動き出しております。

メンバー全体の士気が当初から高かったこともありますが、並走する中での個人的に大きなポイントだったのは、実際に現地に赴いたことだと感じています。特に今回はシビックプライドというテーマ背景や地方自治体の実情もそうですし、プロジェクトとは直接関係がなくとも、三菱商事として支援していることも確認する機会にもなっていたと感じました。また、銚子という街を好きになったこと、日本の地方に対して興味関心をこれまで以上に持つようになったことも、小さいですが、大切な変化だと感じています。数ヶ月の間柄とは思えないほどメンバーの関係性も良く、プロジェクト終了後も活動継続されており、今回の機会が価値あるものであったと改めて思いました。

サポートする立場として、2枚目の名刺の一員として、素敵な時間を生み出すことに関われたことに、改めて感謝申し上げます。皆さん、お疲れ様でした。

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