メンバーの平均年齢は17歳!Adovoは、中高生120名程度で構成されるNPO法人です。同世代の日本で働く外国人や留学生に対して、日本語教室を運営し、日本に来て良かったと思えるような活動を行っています。昨年は、スタッフを3回ベトナムに派遣し、現地で日本語教育や調査活動を行いました。設立3年目を迎え、広報戦略や資金調達、事業戦略などにより一層力を入れたいと思っています。
パートナー団体 | 特定非営利活動法人Adovo 設立:2020年12月26日 主たる事務所:東京都港区南青山2-2-15 WIN 531 代表理事:松岡 柊吾 Adovoは中高生・大学生で組織されたNPOです。代表の松岡 柊吾さんは、高校生の時に、日本で働いている同年代の若者(技能実習生)の苦労を知り、力になってあげたいと、NPOを立ち上げ、日本語教室の運営を始めました。国際協力に興味がある中高生をはじめ、自ら考え行動する10代が活躍しています。 |
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事業内容 | ⑴ 国際交流推進事業 ⑵ 日本語教育推進、並びにその研究に係る事業 ⑶ 外国人労働者等の人権問題に係る研究及び啓発事業 |
参加メンバー | 社会人メンバー計 5人 職種:公務員1人、団体職員1人、テレビ番組プロデューサー1人、新規事業企画1人、店舗責任者1人、 年齢構成:60代1名、50代2名、30代2名 男女比:男性4:女性1 参加動機:セカンドキャリア探し、腕試し、二枚目の名刺に興味があった、外国人労働者に関心あり |
スケジュール | 期間:2024年3月~2024年6月 2024年3月4日(月) :CommonRoom 102 2024年3月11日(月) :Kick Off 2024年4月25日(木) :中間報告会 2024年6月 15日(土) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
第1回:3月11日(月)メンバー顔合わせ、自己紹介
第2回:3月19日(火)Adovo松岡代表へ質疑応答
第3回:3月26日(火)今後の進め方について
3月31日(日)オフサイトミーティング1(通称:ファシルの会)
第4回:4月2日 (火)As is(現状)及び To Be(あるべき姿)、課題の整理
第5回:4月9日 (火)課題の整理2
4月14日(日)オフサイトミーティング2(通称:ファシルの会)
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
<メンバーから提案された進め方>
<Miroを使用した現状とありたい姿の整理>
(ルーシー)
【プロジェクトの進捗状況】
第6回 4月16日(火)課題の抽出
4月21日(日)ファシルの会 (次回定例MTGの進行作戦会議)
第7回 4月23日(火)課題の絞り込み、中間報告打ち合わせ
中間報告 4月25日(木)
第8回 4月30日(火) 課題別に分科会形式 課題解決に必要な情報収集が本格化
第9回 5月7日(火) 課題別分科会進捗共有、アウトプットの試作版ができ始める
<課題の絞り込み(例)>
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
・Adovoのチームは、本質的な課題に辿り着くために丁寧な議論を重ねてきました。
・中間報告時点におけるチームの自己評価は総じて高く、お互いの貢献を褒め合う場面がありました。
・Adovoの研修テキストや団体内部の報告資料の読み込みが始まります。
・早くも代表の話を要約した動画の試作版や、活動記録を残すためのアンケートの施策版に着手しています。
・Adovoの広報担当者(高校生)を定例会へご招待し、お話を伺いました。広報の守備範囲について認識のずれがありすり合わせが必要でした。お話を伺った高校生がとてもしっかりしていて、社会人メンバーは驚いていました。
・定例会の最中に、代表の松岡さんから、志半ばで帰国することになったベトナム人の技能実習生を空港まで見送りに行くことが共有されました。画面越しですが、社会人メンバーは、初めてベトナム人技能実習生とご挨拶をして、リアルな実習生の現状を伺うことができました。
<代表松岡さんの話を要約した動画サンプル>
(ルーシー)
【最終報告までの進捗】
第10回 5月14日(火)Adovoのミッション・ビジョン・バリュー 松岡代表による素案が完成
第11回 5月21日(火)Adovoの魅力を語る動画制作が完了
第12回 5月28日(火)Adovoクラウドファンディング応援企画 一斉メール配信完了
6月1日(土)渋谷区代々木公園にてベトナフェスティバル、Adovo出展に伴い二枚目の名刺メンバーが集結
第13回 6月4日(火) ベトナムフェステイバルの振り返り、Adovoのメンバーにアンケートを実施・結果を共有
第14回 6月11日(火)最終報告会に向けた調整
第15回 6月15日(土)最終報告会
第16回 6月18日(火)振り返り
【プロジェクトの結果】
最終的に、3ヶ月を通して、7つの課題に対して、10個の成果物を納めました。
【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】
・二枚目の名刺をきっかけに、Adovoが自発的に「経営幹部候補者の会」を立ち上げ、代表の後継者育成に取り組み始めました。
・社会人とAdovoのメンバーに信頼関係が出来てきて、今まで大人は出入り禁止だったAdovoの定例ミーティングに参加するようになりました。
・参加者の中には、今後も継続的にAdovoに関わったり、新しい挑戦を始めたり、目標が出来た人がいました。
・普段の生活では接点のない人達が、二枚目の名刺を通して繋がったことで、お互いに刺激になったようです。
・参加者全員が、それぞれの目的を果たせた、満足度の高いプロジェクトになりました。
【参加者の感想】
(50代参加者)団体の若いメンバーが活躍する姿を見て、国の未来は暗いことばかりでないと思いました。3ヶ月がとても充実していたので、今までの時間の使い方を見直すきっかけになった。
(50代参加者)技能実習制度やNPO法人について勉強する機会が得られて、視野が広がりました。新しいツールや価値観にも触れて、大いに刺激されています。
(30代参加者)実際にAdovoの方々と接することで、その中の人々の熱意や思いに触れ、彼らを応援したいという気持ちが強くなりました。自分の会社組織と大きく異なるAdovoと接することで、組織の構造的な課題点、組織の在り方等、考えるきっかけができ、自分の会社組織も客観的に見ることができるようになりました。他の方々の業務の進め方や考え方を直に聴き、体感することで、自分でも起業してみたいという思いを強くしました。
(60代参加者)学生たちに対する見方が変わった。想像していた通りの部分とそうでない部分。自分たちの若いころと比べ社会貢献意識の浸透が低学年化しているのに驚いている。これは教育制度の変化だと思う。一方、未熟さは我々の時代と変わるものではない。チャレンジ精神はいくつになっても忘れてはいけない。
(30代参加者)ポイントでは団体支援につながる提案もできたと思いますが、実際の行動につながっていないことへのもやもやが残ります。それは本質的には、団体を支援できるほど、相手を動かすほどの自分の能力が単純に足りないんだなと、実力を思い知らされました。それもあり、組織開発をちゃんと学ぼうと読書を2~3冊。同時に、30万円する組織開発の資格研修も5月からスタート。学ぶ意欲が強くなりました!
今回の経験が、皆様の今後に少しでも生きることを心から願います。
ご参加いただきありがとうございました。(ルーシー)