NPO First Stepは、不登校・ひきこもりの当事者と親を支援する家族会です。20年以上の歴史がありますが、活動をより実践的にするため、あらたにVisionを掲げました。<ひきこもりからの復帰には(中略)、長期にわたる継続的、かつ柔軟なケアに携わる第三者の介入を必要とすることが多い。そのため、当事者に寄り添い、伴走できる実践的な支援者の育成に努める。また、その支援者が無償奉仕ではなく、生活維持できる組織作りを目指す>。拡大、深刻化する一方の不登校・ひきこもり問題の解決に役立ちたたいという団体の想いに共感したメンバーと団体とが共に3ケ月後のゴールを目指します!
パートナー団体 | FirstStepは、不登校・ひきこもりの親(家族)の相談事業に力点を置いて、当事者の自立を支援するNPO法人です。中核スタッフの過半はピアサポーター(元当事者やその親)で、相談者のやりきれない気持ちを理解しやすい人たちです。そのスタッフたちの活動を有資格者などのスタッフたちが援護射撃してくれています。豊富な経験にもとづく柔軟な発想と行動で、困っているみなさんの「はじめの一歩」を応援します。 <親を起点としたアプローチで20年以上の実績> 前身団体「始める一歩の会」の活動を継承し、20年以上に渡って、元当事者の親を中心としたスタッフたちが、不登校・ひきこもりで孤立しがちな多くの家族を支援し、前向きな展開のきっかけづくりをしてきました。私たちはこれまでの支援で培ったノウハウやカウンセリングなどの専門知を用いて、親の気づき・変化の機会を増やし、当事者である子供の変化を図ることを活動の主軸にしています。話題のオープンダイアローグの手法にも似たグループ対話「親の勉強会」を入り口として、家族の個別相談、当事者への直接的・間接的支援など、タイミングと状況に応じたアプローチで、家庭環境の改善のお手伝いを提供しています。 ■Mission(会が社会に対してなすべきこと) ひきこもり・不登校の当事者の苦しみを根本的になくす。
■Vision(会が目指すあるべき姿) ひきこもりからの復帰には親子の信頼関係再構築が第一義である。加えて、適切なタイミングでの、長期にわたる継続的、かつ柔軟なケアに携わる第三者の介入を必要とすることが多い。そのため、当事者に寄り添い、伴走できる実践的な支援者の育成に努める。また、その支援者が無償奉仕ではなく、生活維持できる組織作りを目指す。
■Value(会の構成員が具体的にやるべきこと) 当事者の復帰のためには、家族間の信頼関係再構築が最も重要であることを理解してもらう。そのうえで、「親が変われば子が変わる」という理念のもと、「まず親こそが子の復帰に主体的に動かなければならない」ということを知ってもらう。 知ってもらったうえで、親、家族、支援専門家、カウンセラー、ピアサポーター、他の相談者、関係者とのグループ勉強会で、お互い対等な立場からの対話を通し、復帰への具体的な道を参加者全員で模索し、さらには実際に行動する。 そして、当事者が無理なく社会とつながり、孤独・孤立から解放され、自分自身のための人生を切り拓けるように支援する。 |
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事業内容 |
不登校・ひきこもりの親と当事者が安心して生活できる社会づくり
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参加メンバー | ・社会人メンバー計 5人 (人事:2 コミュニティマネージャー:1 福祉:1 メンタルヘルスコンサル:1 ) ・プロジェクトへの期待 「一回り視野を広げたい」 「自分や周囲の方の変化が楽しみ。」 |
スケジュール | 期間:2024年2月~2024年5月 2024年2月1日 説明会(CommonRoom) 2024年2月12日 キックオフミーティング 2024年3月25日 中間報告会 2024年5月10日 最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
2/12キックオフMTを皮切りにその後毎週1回の定例MTを実施して行きます。キックオフMTでは「自己開示」に時間を割いたものの、「初めまして」の緊張からかやや固さの残るミーティングとなりました。まだ相互に会話が十分できていない状態です。お互いを知るにはミーティングでは不十分な部分もあり、スラックの中で共通の「性格診断」をするなど、相互理解が進むよう工夫をしています。
次の定例MT(1回目)では、再度「メンバーを知る、団体を知る」に時間を割き、このプロジェクトの「ゴール」を設定する為のインプットを行いました。ここまでは二枚目の名刺のプロジェクトデザイナーが仕切りますが、2回目以降からは、社会人メンバーの持ち回りにシフトします。毎回ミーティングの仕切り役は変わりますが、各自個性を発揮し、協力しあいながら進めて欲しいと思います。
昨日は2回目のミーティングでした。開始にあたっての「チェックイン」では、参加メンバーの「笑顔」も増え、和やかな雰囲気でミーティングがスタート。前回を受けての「ゴール案」を担当ファシリテーター(リッキーさん)が示しながら、団体と社会人メンバーの深堀りの会話が進みました。そんな中、「モヤモヤしている事を質問していいですか?」の声が・・・。最初はお互いの理解が十分ではないのは当たり前。だからこそ大切なのは「わからないこと」「理解できないこと」「もやもやしてること」をそのままにしないこと。この社会人からの投げかけは、今後のプロジェクト進める上で、とても大切なポイントであると思います。
(キックオフ資料)
(メンバー)
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
「不登校」や「ひきこもり」という大きな社会課題に対し、その解決を目指し、何かのご縁で集まった社会人メンバー5人と団体のみなさん。今までこの様な課題に対して遠い存在であった方たちも多くいますが、今後如何にして「自分事化」し、課題解決に向かうのか・・・。力を合わせて少しずづでも、確実に前進してほしいと思います。
「社会課題解決」にこれと言った「正解」はないと思います。「正解探し」をするのではなく、「何をやるのか?」即ち、「選択とアクション」を繰り返し、3ケ月突っ走って欲しいと思います。
(カズ)
【プロジェクトの進捗状況】
3/12第3回定例ミーティングで、このプロジェクトのゴールが決まりました。それは、①「団体の強みを磨く発信コンテンツづくり」と②「ターゲットリサーチ(法人・個人)寄付集めの手法の検討」です。今後の団体にとって「活動資金の調達」は必須です。将来安定的な資金調達の為に、認定NPO法人の取得を目指したいという団体の目標に向け、その第一歩として上記の2つのゴールを同時並行で行うことになりました。
①のチームは、たーさん、やすぴーさん、さいこさん3人が担当し、たたき台を作成、②のチームはりっきーさん、ウォーリーさん、テルさんが検討、定例ミーティングでは双方の案を持ちより団体のアメさん、オバさん含めみんなで議論し進めています。①のチームでは、団体の強みの言語化を検討しつつ、HPの内容(ワードや配置)の見直し案を作成し、早速Facebookやxで団体についての発信を行っています。団体の認知を上げる事は容易ではありません。でもだからと言って「検討」してばかりでは前に進みません。大切なのは「action」であり、正に①チームは「action」を起こしてくれています。更には、広く団体の認知をあげる為にオンラインによる「団体説明会」を計画しています。一方②チームも資金調達の為の手法の検討の為「クラウドファンディング」の準備を進めています。このチームには「クラウドファンディング」実施の経験者は少なく、ゼロベースからのトライですが、着々と準備が進んでいます。
中間報告会(3/25)を経て、4/9 8回のミーティングが終了しました。最終報告会に向けさらにスピードアップしより内容の充実したアウトプットを期待します。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
プロジェクトのゴールが定まって以降、情報共有の為の「slack」での意見交換が活発になってきています。本業の隙間時間(休憩時間)や、次回の定例ミーティングに向けての各チームの意見交換等、メンバー一人ひとりが主体性を持ち積極的に課題に取り組んでいます。またチームによっては定例ミーティング以外にもZOOMを活用しての分科会ミーティング等その動きは活発です。ここまでの8回のミーティグを重ねて来ました。全てが順調に行っているわけではありませんが、団体の為にそして社会課題の為に、今できることに全力で取り組んでいます。最終報告会(5/10)に向けて突っ走ってください!
(カズ)
【プロジェクトの進捗状況】
24年5月10日(金)は、CR101「最終報告会」でした。2月1日のコモンルーム、2月12日のキックオフミーティングから、あっという間の3ケ月。当日はチームとしての「成果物」の共有と他チームとの「合同振り返り」を行いました。
”チーム FirstStep“の成果物は大きく2つです。ひとつは「団体のファンづくりの為の団体説明会の初実施」もうひとつは、「認定NPO法人化を目指す為の寄付募集のトライアル クラウドファンディングの実施」です。
最初の「団体説明会」は、初の試みでした。団体側も社会人メンバーもこのような会を行うのはほぼ初めてでしたが、社会人メンバーのやすぴーさん、さいこさん、団体メンバーのたーさん、アメさん、オバさんとで、試行錯誤を繰り返し、皆で協力しあいながら「集客から実施」まで行うことができました。当日は21名の方が参加。団体の活動内容の説明や、トークセッションを行い、「団体の活動内容がよく分かった」「応援したい」等の感想をいただきました。
二つ目の「クラウドファンディング」も初めての実施でした。社会人メンバーのリッキーさん、テルさん、ウォーリーさんと団体メンバー3名とで協力しながら進めました。目的は、団体の認知をあげるための、フライヤー(パンフレット)作りとし、4/16~5/5の間に行い、目標の10万円を上回る金額を達成することができました。普通「プロボノ」というと、それまで培ってきた「知識や経験」を役立てるというのが一般的ですが、上記2例の様に、参加メンバーが誰も経験したことのない「テーマ」について、色々調べ、意見交換しながら完結したというのは、とても素晴らしい事であると思いました。今後はこの二つの成果物を団体として継続して実施していただければと思います。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
「最終報告会」から約2週間後の5月21日、「振り返り会」を行いました。これは、今回このプロジェクトに参加した社会人メンバー5名、団体メンバー3名がそれぞれ下記を言語化し、共有するものです。記入いただいたものは
①内省(このプロジェクトでの気づきや学び)
②参加したメンバー個々への感謝の言葉。
個人の内省を共有した後、一人に対しみんなで「感謝」の言葉を述べる形とし、終始笑顔の絶えない会となりました。以下各メンバーの「内省」のコメントを抜粋して締めとします。
皆さん3ケ月本当にありがとうございました。また、どこかで必ずお会いしましょう!
<団体メンバー>
・アメさん:若い人達はセンスが違う。若手を育てる必要性を感じた。
・オバさん:外部の風を組織に入れる事の大切さを再認識。協働ってやっぱ楽しい。
・たーさん:人を理解して意思疎通する為には頭の中のイメージ合わせが大切。
・さいこさん:自己開示の重要性を感じた。 非営利団体について更に理解を深めたい。
・うぉーりーさん:最初はバラバラでも、最後はみんなまとまる。まとまった。
・りっきーさん: やってみたら大きな成果を上げることもある。またプロボノとして活動したい。
・やすぴーさん:外の世界をみる「越境体験」の楽しさを実感。まずやってみることが大切。
・テルさん: ソーシャルな取り組み。貢献できる活動。安心できる心の軽さ。
以上
(カズ)