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【最終報告会】CR99 NPO法人ちぇぶら 更年期を心身と向き合うチャンスにして、より健康に豊かに過ごすための機会を作り続ける

プロジェクトの概要

NPO法人ちぇぶらは、更年期の知識と対策ケアを提供しています。更年期についての理解は依然として不足しており、そのための情報やサポートを必要とする人々が多くいます。ちぇぶらのミッションは、更年期を心身と向き合うチャンスにして、より健康に豊かに過ごすための機会を作り続けること。

そのための課題は、「PR力」ととらえています。更年期サポートをより多くの方に届けるため、サービスのPR力を強化し、また活動に賛同くださる会員を増やし、”更年期を健康で豊かな人生へのステップ” と捉えるムーブメントをつくる、そんなちぇぶらの志を支援します。

パートナー団体

NPO法人ちぇぶら

NPO法人ちぇぶらは、すべての人が『その人らしい充実した日々を過ごすことができる社会』を目指して、「更年期サポート」をはじめとした健康に関する社会問題の解決に取り組みます。 

事業内容

1.教室事業:健康・更年期に関する講座の開催

2.養成事業:伝え手となる講師の養成

3.啓発事業:イベントや執筆など、更年期を広く伝える活動

参加メンバー

・社会人メンバー計  8人

(職種:商品企画1人 コンサルタント1人、公務員1人、財団法人運営管理1人、事務職1人、食品開発1人、人事1人、大学生1人)

スケジュール

期間:2023年10月~2024年1月

2023年10月03日(水)  :CommonRoom 00

2023年10月11日(水) :Kick Off

2023年11月30日(木) :中間報告会

2024年01月 17日(水) :最終報告会

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

CR99でのNPO法人ちぇぶら代表きょんちゃん(永田京子さん)の団体説明をきっかけに、様々な年齢や背景をもつ社会人メンバーが参集しました。

NPO法人ちぇぶらが意欲的に取り組む「更年期」は、加齢に伴うホルモンバランス変化による男女を問わない健康課題なのですが、女性特有の課題とのイメージをもっている方が一般的には多い状況です。したがい、本プロジェクトチームも女性ばかりのメンバー構成になっても不思議ではなかったのですが、なんと20代~60代の年齢層にまたがる異業種の男性4人、女性4人が集う多様性あふれるチームが結成されました。

初回ミーティングのファシリテーターは本業コンサル。「課題解決フレームワーク」を適用しようとの提案に、異業種メンバーは興味深々だったり不安に思ったりしながらも「やってみよう!」と前向きに取り組んでいます。Weeklyの定期ミーティングの合間にも、小グループに分かれて、団体さんや他メンバーとの対話を重ねる動きもでてきました。各々がデスクトップリサーチで俯瞰的な団体活動への理解を深めながら、経営課題の本質の見極めと優先付けに向けて順調に進めている様子です。

 

(Web Meetingの様子)ちぇぶらのポーズでパチリ。「ちぇぶら」の名前の由来は、更年期を英語で言う「the change of life」 。Changeの頭文字「C」ポーズからの「Double C」ポーズをするメンバーが増殖中。

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

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新しい出会いと挑戦に期待に胸を膨らませて自己紹介をしあったキックオフミーティングから、プロジェクトミーティングも3回目を終えました。プロジェクト開始から、いつものWork & Life Balance変化がおこり、日々のTIme Managementの調整に悩んだり、自分の「当たり前」じゃないメンバーとの「当たり前じゃない」プロジェクトの進み方に直面し、最初の「モヤモヤ期」に突入した感があります。異業種のメンバーが集うと、会社から与えられた環境とは異なり、「こうやったら便利なのになんでしないんだろう」「なんとなくわかるけど、会社ごとにやり方や使う言語が違うから本当に自分はわかってるのかな」「こんなこと聞いたらはずかしいかも」「時間も推しているし質問するにもなぁ…」みたいな気持ちも見え隠れします。

そんな中、「Google Calendarで定例会議の設定をしましょうか?ZOOMリンクもいれますよ!」「IT環境やスキルの違いでIT弱者になると負荷が大きいしチームの生産性にも影響があるよね。みんなが何に困ってるかアンケートとって対応考えますね!」と、自分の強みを自覚して自発的な申し出をしてくれるメンバーが続々と現れて頼もしく、嬉しく思っています。定例ミーティングの合間の小グループミーティング等で徐々にメンバー感の交流も深まってきています。デザイナーからみてこのチームのポテンシャルはかなり高く、彼らのモヤモヤ期の乗り越え方、その後の飛躍がいまから楽しみでなりません。

2.プロジェクトの進捗(中間報告会後)

【プロジェクトの進捗状況】

Weeklyの定例ミーティングの間に、小グループにわかれてのTeam Meetingを積極的にこなすこのチーム、モヤモヤ期って何?って感じでTeam Buidingがすすんでおり驚いてます。ちぇぶらさんから初期提示されている課題を横目に、ちぇぶら課題の特定と優先順位付けにあたり、団体さんからしっかりとヒアリングしたうえで課題を抽出し、さらにメンバー個人個人のWill(やってみたいこと)/Can(得意なこと)を確認したうえで、このチームが取り組むことを決定していきました。この過程は遠回りなようでいて、団体理解を深め、初対面から始まったチームメンバーの個性の理解、そして自分が何をやりたいか/できるかの棚卸しを組み合わせるのに必要な時間だったのかもしれません。

中間報告会は、こどもの居場所づくりに取り組む一般社団法人「まなびやもも」チームと合同開催でしたが、質疑応答に加えてチャット欄での情報共有や交流が活発に行われ、お互いの活動からの学びを感じる一体感のある会となりました。ちぇぶらチームは、主として広報活動等の対外発信の強化をする「外向きチーム」と、業務改善や講座の整理等のを行う「内向きチーム」にわかれて活動をすすめていくことを宣言しました。

中間報告後も交流や学びあいは続いており、ももさんチームから「ちぇぶらさんの広報活動で特に音声配信ツールを教えて」「Will/Canの洗い出しWorkshopが気になる!」「ちぇぶらさんに役立ちそうな情報があるから共有させて」という申し出があったり、ちぇぶらチームからも「ももさんが取り組まれている”隠れた業務”の洗い出し方をぜひ伝授してもらいたい」など垣根を超えた協働が実現しています。

ちぇぶらのきょんちゃん、かよちゃんは、多忙な中でも社会人メンバーとのミーティングや質問対応について時間をやりくりしてくれており、いつも前向きでポジティブな人柄もあって社会人メンバーのやる気の源となっています。(感謝!)

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

中間報告会の発表で「チームメンバーの想い」が共有されました。不安から一歩踏み出して楽しんでいけるフェーズへの変化が起こっている予感がします。

  • 当初メンバーみんながとてもリーダーシップがあり圧倒されてしまったが、自分の中のバイアスを取り払い自分らしく貢献することが大事だとみんなから学んでいます!
  • ちぇぶらの方の想い、メンバーの想いを聞くことで、それが自分のWill・Canと少しずつ重なっていくのが楽しいです。
  • バックボーンが違う人が混在するプロジェクトを進める不安が最初は大きかったけど、今はそれすら楽しめる要因の一つなんだなぁ~と思っています。

また、「チャレンジしたいこと!」にこんな記載がありました。

  • 何年か経ったときに、「ちぇぶらのターニングポイントは何でしたか?」と聞かれたときにこのプロジェクトです!!と言われるようにしたい。
  • 施策をゴリゴリ作るよりは、できればプロトタイプ(営業試す)を作って試し、ふりかえりまでやりたい
  • 活動が終わってサポートメンバーが離れても、ちぇぶら自身が提案を継続して実施して行けるようにする。

最終報告会に向けて、ちぇぶらさんにどんな貢献のプレゼントができるか、伴走するデザイナーの楽しみは続きます。

(デザイナー:ゆきえさん)

3.プロジェクトの進捗(最終報告)

【プロジェクトの結果】

中間報告後、3チームに分かれてエネルギッシュな活動が開始され、多くの成果物を達成、ちぇぶらにお渡しすることができました。以下、2024年1月17日の最終報告会の内容を簡単に報告します。

1.内向けチーム①(はーちゃん、ゆうたさん、ともこさん、かよさん)

このチームは、ちぇぶらがこれまで顧客ニーズに応じて開催してきた様々な講座を体系的に整理する取り組みを、ちぇぶらで事務業務を一手に担うかよさんと二人三脚で行いました。ちぇぶらが提供する更年期ケア講座について、講座の狙い、ターゲット、特徴、概要を洗い出したうえで、ちぇぶらがめざすトータルケアのコンセプト(独自メソッドで知識をつけながら体をケアし続ける)を主軸に講座の体系図をつくりあげました。関連して、講座のPR資料も作成して提供することができました。

2.内向けチーム②(かっちゃん、おかもえ、かよさん)

このチームは、主としてちぇぶらの業務内容のマニュアル化、業務効率化のためのツール作成を実行しました。

結果として、業務リストの棚卸しを皮切りに、ヒアリングシート、タスク管理シート、進捗管理シート、各シート活用ガイドラインを作成、すぐに使い始められるフォーマットで納品することができました。ちぇぶらでは事務局業務を限られた人員で属人的にこなさざるを得ない状況が続いていましたが、社会人メンバーと事務局が対話しながら業務内容を言語化、整理、フォーマット化し、業務が分担しやすい状況を整えました。

3.外向けチーム(りょうさん、なかきょん、さっくん、きょんちゃん)

このチームは、ちぇぶらの活動の社会的インパクトを高めていくために講座の受講者を増やすことを取り組み課題とし、特に自治体、企業の案件を獲得するためのポイントをデスクトップリサーチ及びアンケート調査結果から評価分析しました。さらに、実践的に企業で研修企画をする担当者を対象にちぇぶらの講座の無料体験会を実施し20名を超える参加者と活発なQ&Aが行われました。また、無料体験会のアンケート結果から案件獲得のための顧客ニーズの洞察を行いました。

最終報告会の発表後の振り返りセッション「ギフト」では、チームメンバー1人ひとりに対してみんなから個々人の持ち味や強味に関するフィードバックや感謝の気持ちを贈りあうセッションを行いました。

【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】

最終報告会から3週間後となる2024年2月5日に、社会人メンバーかっちゃんの呼びかけで団体さん向けに成果物の詳細について改めて説明をしつつ納品をする”大納品会”を実施しました。

報告会では時間制限で語れなかったバックグランドや苦労話、細やかな配慮や隠れた成果物についても言及があり、有意義な時間となりました。ちぇぶらのきょんちゃん、かよさんからは、これらの成果物を活用して活動をシフトアップするやる気に満ち溢れています!!と喜んでいただけました。

チームでの最後の集合写真に加えてもう一枚、最終報告会の振り返り「ギフト」内容を社会人メンバーのかっちゃんが他己紹介的に(サザエさん一家風)まとめてくれて盛り上がりました。大学生から60代まで、多様性に満ちた社会人メンバーでしたが、多世代同居型のあたたかい家族像に落ち着くとは予想していませんでした。

基本的に穏やかで配慮や分別のある良識のある社会人メンバーの皆さんが、プロジェクト中にどんどん進化していき、アサーティブに発言、行動して、最後はプロジェクトをフルに楽しんじゃっている感じが大変よかったです。この活動や出会いが次の挑戦に向けてのエネルギーになってくれることを願っています。プロジェクトは終了しますが、この活動を通してちぇぶらのコアファンになった私たちはちぇぶらの活動を今後も陰に日向に応援していきましょう!!

 

ちぇぶらのきょんちゃん、かよさん、このような機会をありがとうございました!

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