コンフロントワールドは「不条理の無い世界の実現=生活と権利が保障され、誰もが自分で未来を決められる社会の実現」を目的に、日本・アフリカで活動する国際協力NGOです。「紛争・貧困などによって困難な状況にある人々の自律を後押しする」「情報と選択肢を届け、人々の社会貢献を後押しする」の2つをミッションに、学生・社会人スタッフが力を合わせ、ウガンダ共和国での水衛生支援(貯水タンク建設・トイレ建設・石鹸生産)、タンザニア連合共和国での教育支援(小学校の建設・保育施設の経営支援)、ペルー共和国の刑務所発ファッションブランドの日本販売などを行っています。設立5年目を迎え、安定した寄付金の確保と広報活動や新しい支援の形を模索してゆきます。
団体名 | 特定非営利活動法人コンフロントワールド ビジョン: 不条理の無い世界の実現=生活と権利が保障され、誰もが自分で未来を決められる社会の実現ミッション: 「紛争・貧困などによって困難な状況にある人々の自律を後押しする」
|
---|---|
事業内容 | ⑴ ウガンダ共和国での水衛生支援(貯水タンク建設・トイレ建設・石鹸生産) ⑵ タンザニア連合共和国での教育支援(小学校の建設・保育施設の経営支援) ⑶ ペルー共和国の刑務所発ファッションブランドの日本販売 |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 6人 (会社員5名(管理職:1名、営業:2名、人材コンサル1名、商品企画1名)、行政職員1名) |
スケジュール | 期間:2023年11月~2024年2月 2023年11月2日(木) :CommonRoom 100 2023年11月13日(月) :Kick Off 2023年12月21日(木) :中間報告会 2024年2月 21日(水) :最終報告会 |
▶️11月13日(月)キックオフは顔合わせを目的として、団体・社会人お互いに自己紹介を行いました。団体からは代表も含め4名、社会人メンバーは6名、合計10名の参加となりました。お互いの自己紹介に質問を重ね終始和やかな雰囲気で始まりました。頑張っている若い人を応援したいという50代のメンバーは全員、代表の荒井さんが書かれた本を読破して参加しました。
▶️11月23日(木)第2回定例ミーティングでは、課題のヒアリングを中心に、質疑応答を行いました。月額寄付者については、最も関心が高く、団体側も分析資料を用意し、社会人メンバーからも時系列分析や質問を実施しました。このほか、組織のあり方や、新しい支援の形について質問がありました。
▶️11月28日(火)第3回定例ミーティングでは、全員が3ヶ月でやりたいことを発表し、チームに分かれて3つのテーマを取り組むことになりました。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
▶️ファシリテーションは団体と社会人メンバー交互に行うことにしました。これは、チームが、支援する側ー支援される側という関係性から脱却して、全員が課題を自分ごととして捉えることを促すために行っています。
▶️参加メンバーは、「不条理の無い世界を実現する」というテーマに挑戦する団体の姿勢に刺激を受け、団体側は、沢山の社会人が関心を持ってくれたことで、自団体の魅力に改めて気づいたようでした。
▶️3ヶ月という制約がある中でも、やりたいことを貫こうとしています。(ルーシー)
【プロジェクトの進捗状況】
▶️2023年12月4日(月) テーマごとにチームに分かれて議論し、今後の取り組みについて意見を交わしました。
▶️2023年12月12日(火)各グループで具体的なアクションが始まります。
資金調達グループ:今後の具体的なアクションプラン提示
新しい支援グループ:現地へヒアリング、他団体へヒアリング
組織開発グループ:インタビュー日程調整、アンケートの実施
▶️2023年12月21日(木) :中間報告会 これまでの取り組みを発表しました。
▶️2024年1月8日(月)各グループで引き続き具体的施策のすり合わせを行いました。
資金調達グループ:チラシ案決定、入稿へ 設置場所を探す
新しい支援グループ:支援策について現地との調整案をまとめる
組織開発グループ:ワークショップのアジェンダを詰める
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
・やったことがなくても、人任せにせず、自ら案を出す姿勢が見受けられます。
・知らない、出来ない、時間がない、ありとあらゆる制約の中で、自分たちができることを定め、覚悟を決めようとしています。
・中間報告終了後は、自分たちの進捗や出来栄えに満足して、みんなで喜びを分かち合った瞬間がありました。
1月15日〜2月12日 毎週の定例ミーティングで、チームごとに施策の実施が進みます。
▶️1月25日 組織開発の施策として「未来会議」を実施
・調査で浮き彫りになったのが、お互いを理解する上での対話が不足しており、温度差や距離感が生じていることだった。
・そこで、改めてお互いの個性や価値観を理解する対話を促進し、団体の未来を語り合う「未来会議」を実施した。
・「未来会議」では、メンバーの意外なキャラクターが垣間見えた他、今後どんな組織にしてゆきたいかについて、明るく前向きな発言があった。
▶️1月26日 寄付者を増やす施策の一つとして作成したチラシ600枚を都内の住宅地に配布
・コンフロントワールドのHPに人を誘導するためにチラシを作成。チラシには、アフリカの子供の写真とともに、HPのQRコードを掲載した。配布は、メンバー1人と団体代表の2人で行った。
・チラシ300枚をNPO活動施設や国連大学など計4箇所に設置した。
・その後、チラシから直接HPを訪れた人は確認できなかったが、検索によるHP訪問者数がわずかに増えていることが確認された
▶️2月7日 新しい支援の企画をコンフロントワールドに向けて提案
・コンフロントワールドが支援しているタンザニアの学校にヒアリングを行い、必要な支援のニーズを伺った。
・アフリカ支援を行なっている他NPOにヒアリングを実施し、アイデアをいただいた。
・コンフロントワールドとしての新しい支援企画として成立させるためには、なぜコンフロントワールドがそれをやるのか、誰がどんなメリットを得るのか、どうやるのか、を具体的に詰めることが必要で、苦労した。団体の代表からもアドバイスをいただいた。
・企画書をまとめ、プレゼンを実施し、団体メンバーの合意を取り付け、実施への道筋をつけた。
【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】
(20代女性)会社員生活の中で、もっと直接的に誰かの力になりたいという思いでプロジェクトに参加しました。紆余曲折はあったものの、メンバーに支えられながら、自らの思いを新しい支援策として形にすることができました。今後は、自らがコンフロントワールドのメンバーとして、企画した支援を実行してゆくことが楽しみです。
(30代男性)並行してビジネススクールに通いっていたので、そこで学んだことを実践する場としてプロジェクトに参加しました。自分なりに、事実から仮説を立て、実行し、検証するという手順でプロジェクトを遂行できたものの、ひとつ一つのプロセスは奥深く、まだまだやれることはあると思いました。寄付者を増やす施策については、自分1人で取り組んでいましたが、チームで取り組んで、考える幅や深さを広げるということも経験してみたいです。
(50代男性)セカンドキャリアの一つとして、今までと違う世界を見るためにプロジェクトに参加しました。進め方に苦労したこともありましたが、このメンバーでよかったなと思える出会いがありました。自身の中に目に見える変化は、まだ自覚はありませんが、若い人達との協同作業は刺激的で面白かったですし、もしかしたらこの先何かで影響するのかもしれません。
(団体より)ここまで主体的にアイデアを出したり、動いてもらったことが、コンフロントワールドのメンバーも刺激になり、多くのことを学ぶことが出来ました!
寄付のプロジェクトに関しては、チラシの作成、印刷や配布・設置、他団体の調査や施策の提言までスピーディーに実施いただき、本当に助かりました。
新しい支援は、ビジョンとミッションの繋がりも考えてもらい、コンフロントワールドらしい、コンフロントワールドにしか出来ないアイデアになったと思います。
組織開発については、以前から課題認識はあったものの、着手できていなかったことをやり遂げていただき、感謝しています。明らかにメンバー同士の会話も変わっていて、良い影響が広がっています。
二枚目の名刺のスタッフの方には、皆のポテンシャルが引き出せるように配慮いただいてとても感謝しています。
皆様のおかげで、コンフロントワールドが生まれ変わろうとしていることが嬉しいです。プロジェクトは終了してしまいますが、皆様とのご縁が続くことを願っています。いつでもイベントなどに遊びに来てください。