プロジェクトの紹介

TOP > プロジェクトの紹介 > 【最終報告】CR97 認定特定非営利活動法人AfriMedico  〜自分の枠を飛び越えてみよう! 笑顔があふれる社会を目指して~

【最終報告】CR97 認定特定非営利活動法人AfriMedico  〜自分の枠を飛び越えてみよう! 笑顔があふれる社会を目指して~

プロジェクトの概要

認定特定非営利活動法人AfriMedicoのプロジェクト概要です。

パートナー団体

「認定特定非営利活動法人AfriMedico」

認定特定非営利活動法人AfriMedicoは、アフリカと日本を健康と笑顔を届けて繋ぐということをミッションに掲げている認定NPO法人です。

日本発祥の伝統的な医療モデルの1つである”置き薬“を現代版に置き換えてアフリカに広めるべく活動しています。とくに都市から離れた農村部の各家庭に対して、置き薬を紹介し、より良い医療がより多くの家庭に届くことを目的に活動をしています。

また置き薬の紹介だけでなく、より多くの患者さんに病気のことをきちんと知ってもらうため、アフリカ現地でイベントやセミナー、患者さん向けの医療教育冊子等の提供を通じて薬の正しい使い方や病気の予防、治療の方法をより多くの方に知って頂けるよう活動しています。

事業内容

 ⑴置き薬事業

 日本発祥の伝統的な”置き薬“をアフリカ、とくに都市から離れた農村部の各家庭に対して紹介し設置を行っています。

 ⑵医療教育事業

アフリカ現地でイベントやセミナー、患者さん向けの医療教育冊子等の提供を通じて薬の正しい使い方や病気の予防、治療の方法をより多くの方に知ってもらえる機会を提供しています。

 ⑶研究事業

アフリカの一般家庭ではどのような医薬品が必要とされているのか、医療アクセスが行き届かない家庭に置き薬がどう有用なのか研究活動を推進しています。医療アクセスとセルフメディケーションの促進に向けて、タンザニアのムヒンビリ国立大学と提携し共同研究を進めています。

(4)広報事業

日本の皆さんにアフリカの医療環境や、どのような病気が多く、どのような薬剤が求められているのかなど、AfriMedicoの現地の活動で得た知見やアフリカの現況をより多くの方々へお伝えするセミナーや勉強会等のイベントを開催しています。

(5)新規事業

アフリカと日本をつなぐというミッションに基づき、アフリカの文化や価値を、未来を担う日本の子ども達に知ってもらう新しい事業へ取り組んでいます。

参加メンバー

・社会人メンバー計  7人

スケジュール

期間:2023年8月~2023年11月

2023年8月1日(火)  :CommonRoom 97

2023年8月8日(火) :Kick Off

2023年9月29日(金) :中間報告会

2023年11月 17日(金) :最終報告会

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

 これまでに、KickOffと2回目のMTGを行いました。KickOffでは、社会人メンバーと団体から参加の3名の自己紹介を中心に進めました。参加した経緯や現在の心境を共有しました。共通の趣味や興味・関心を知る機会になり、お互いのことを理解することが出来ました。

1回目~2回目にかけて、AfriMedicoの活動や課題への理解を深めるために対話を行いました。アフリカでの置き薬の設置から補充までの仕組みは、初めて聞く内容が多く、アフリカ事情について学ぶことの多い時間となりました。

AfriMedicoの課題である、資金調達や広報活動についての活発な質疑応答、意見交換などがあり、団体への理解が深まりました。

このプロジェクトで、どのような課題に取り組んでいくのか、これからの活動が楽しみです。

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

社会人のみなさんも、AfriMedicoのみなさんも、楽しくワクワクするプロジェクトにしたいとの想いが共有されており、最初から和やかな雰囲気でスタートが出来ています。まだ始まったばかりなので、お互いの様子を見ながら発言している雰囲気はありますが、団体への質問時には自分の意見も添えて質問するなど、自ら関わりたい、何かをみつけたいとの想いが伝わってきました。

メンバーの中で役割分担もしながら順調なスタートを切ることが出来たので、これからの活動で、さらに身の丈を超えられる経験につながっていくと感じています。

2.プロジェクトの進捗(中間報告会後)

【プロジェクトの進捗状況】

中間報告会までに7回のMTGを実施。社会人メンバーだからこそ出来ることは何か?AfriMedicoの皆さんと一緒に取り組んでみたいことは何か?

このプロジェクトに集まった一人一人がお互いの意見を尊重し議論を重ね、資金調達の改善に取り組むことになりました。

資金調達について意見を交わす中で、社会人メンバーの一人一人が得意とすることや、やりたいことが少しづつ異なっていることが見えてきました。

それぞれのやりたいことを実現するため、チームを二つに分けて取り組むことに。

「個人へのアプローチ」と「企業窓口へアプローチし企業内個人から寄付を募る」、この2つをターゲットとして、それぞれに取り組みを開始。

週1回の定例MTG以外にも、slackを活用したコミュニケーションや個人ワークなどにより、資金調達の具体的な取り組み内容が少しづつ決まり、アプローチするためのツールの試作品案もみえてきました。

さらにプロジェクトを楽しむために、この取り組みを「TSUNAGU ACTION

 -繋ぐアクションPJ-」と名づけています。その名前の通り、アクションを意識した行動量の多いプロジェクトチームに育ってきました。

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

サポートプロジェクトの開始当初はお互いに様子を見ている感じがありましたが、3回目頃から活発に意見が出るようになりました。

プロジェクトの中では、社会人メンバーの個を大切にした取り組みを進めています。自分らしく取り組むことがチームの役に立っていることが実感でき、また、お互いを認めあうことが出来るチームなので、更に自分が出来ることは何かを考えて取り組める、そんな好循環が生まれるようになりました。

AfriMedicoから参加されているまっちーさん、しょうさん、だいきくんの熱意を受け取り、社会人メンバーは3人のファンとなり、もっと団体の事を多くの人に知ってもらいたいと取り組むようになってきました。

心理的安全が保たれているチームになってきたので、自分の意見を積極的に発言し、アイディアを形にするためのアクションする量も増えています。最終報告までの1ヶ月間でより多くのアイディアが形になっていくことが期待されます。

 

3.プロジェクトの進捗(最終報告)

【プロジェクトの結果】

安定収入を得るため事を目的とし継続的な寄付者や企業を増やすために、2チームに分かれて施策を企画しました。チームが大事にしていた「アクションする」ことを実践し、デジタルコンテンツの作成、ショップとの橋渡しなど、多くの成果物をAfriMedicoさんに引き継ぐことが出来ました。

個人へのアプローチとしての取り組みには3人のメンバーが集まり、具体の取り組みについては個人商店のように、自身がやりたいと思ったことに取り組みました。

①潜在的な個人寄付者やプロボノ候補者と団体間で、双方向コミュニケーションの場を作る目的で公式LINEアカウントの作成

②AfriMedicoさんを友人・知人に紹介し、知ってもらうためのコンテンツとして、名刺サイズのカードを作成

③団体活動の認知向上や“感動の物語”を多くの人に知ってもらうため動画コンテンツを作成

それぞれの活動内容を、定例MTGやslackで情報交換しながら、内容をブラッシュアップさせ、

トライアルを実施。トライアルにて実際の寄付に繋がるなど、アクションしたからこその成果を出すことが出来ました。

企業へのアプローチとしての取り組みにも3人のメンバーが集まりました。

実際に企業へアプローチするために、候補となる企業の一覧作成や、アフリカにゆかりのあるショップの一覧を作成し、更にアクションにつなげるために、提案資料の作成、メールのひな型作成などに取り組みました。

提案資料の内容は、団体活動内容・ミッションビジョン、支援の必要性、支援内容(寄付助成金・広報活動・コラボ企画)を記載し、ターゲット企業によって、カスタマイズを可能としたコンテンツに仕上げました。

また、これらの企業向け提案コンテンツと、個人のアプローチチームで作成したカードなどを活用し、アフリカにゆかりのある店舗への訪問も実施。訪問したうちの1店舗が前向きに協力していただけることになり、AfriMedicoさんと店舗の橋渡しを実施することが出来ました。

【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】

社会人メンバーの一人一人が自分のやりたい事を個人商店のように取り組むことで、自身の取り組みへの責任感と、やり遂げた後の達成感をより強く感じることが出来ました。

自発的、自律的に取り組む姿がお互いの刺激になり、定例MTGでの前向きなフィードバックや賞賛の言葉が、より良い相乗効果を生み出していたように感じます。

アクションすることを大事な軸にしていたので、失敗も経験として前向きに受け止め、アクションしたことを賞賛できる雰囲気が出来上がっていたので、思うように進まない困難な場面も、ワクワクした気持ちで乗り切ることが出来ました。

アクションすることの大切さを学び実践できた社会人メンバーが、それぞれの活動の場に戻っても、同じように、より多くのアクションをすることで、社会の変化に繋がっていくと期待が持てるSPJとなりました。

プロジェクト一覧へ