シングルズキッズは設立から8年経っていて、少しずつシェアハウスの数も増えてきていますが、経営的な課題があります。シェアハウスの賃料収入が主な収入源ですが、物件の借り上げコストを下げることが難しく、収支は厳しい状況です。他のNPOとの協業案件で補助金を貰うケースもありますが、今後の事業拡大に向けて安定した収益を確保することが課題です。
収支を改善するには企業との連携を強化したり、知名度を高めることで家主から安い賃料で物件を借りられるようになるなどが必要になります。本プロジェクトを通じて収支改善の手がかりを見つけて、具体的なアクションの実行まで取り組むことを目的とします。
パートナー団体 | 「シングルズキッズ」 シングルズキッズ=ひとり親で育つこどもたちが、心穏やかに暮らせる社会をつくるため、楽しく幸せな住まい・環境、豊かで温かな多世代との繋がり・体験を提供し、子どもたちのHAPPYを増やす、ということを経営理念に掲げています。心の拠り所となる、ホッとできる止まり木のような場所としてシェアハウスを提供するとともに、ママたちが「孤育て」の悩みや不安から少しでも解消できるような環境を作ろうとしています。 |
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事業内容 | ⑴ ひとり親とこどもの生活支援 ⑵ シェアハウス、下宿の運営管理 ⑶ 飲食店の運営 |
参加メンバー | ・社会人メンバー計 7人 |
スケジュール |
期間:2023年8月~2023年11月 2023年8月1日(火) :CommonRoom 97 2023年8月8日(火) :Kick Off 2023年9月29日(金) :中間報告会 2023年11月 17日(金) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
Kick Offは2時間をかけて、自己紹介を中心に進めて相互理解が少し進んだ感覚がありました。
その後、毎週水曜に定例会を実施することを決めて、進行役を持ち回りで担当するなどのルールが決まっていきました。初めての定例会では、シングルズキッズが抱える課題の深掘りをしていきました。まずは代表の山中さんから改めて課題の説明があり、その後社会人メンバーがいろいろな切り口で質問をしていきました。顧客ターゲット層、物件を決めるときの基準、ニーズの把握方法、稼働率、収入源、PR方法、付加価値、などなど各自が質問や意見を述べ合いました。自分一人では得られなかった視点に気づかされたと、山中さんも感想を述べていました。今後の展開がとても楽しみな滑り出しです!
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
まだまだ手探りな状況ではありますが、参加者のモチベーションはとても高く、何とかしてシングルズキッズの課題解決に役に立ちたいという思いが伝わってきます。今後はチーミングのプロセスが始まっていくわけですが、積極的に関わっていこうというスタンスが伝わってきますので、同じゴールに向かって協力し合っていくチームワークが醸成されていくことは間違いないと確信させてくれる雰囲気が出ています。