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【最終報告】CR96 認定特定非営利活動法人 とりで〜未体験の舞台で、あなたの可能性を解き放て!~新たな出会いが待っています!~

プロジェクトの概要

「地域が子育てを支える」を理念に、子ども虐待の予防と保護を担う活動を行っています。これらの活動を通じて、どのような環境の子どもや家庭でも過ごしやすい地域づくりを目指しています。今回のサポートプロジェクトでは、団体さんの想いに共感した社会人ととりでのメンバーがワンチームとなり、団体さんの想いをより一歩実現に近づけるためのプロジェクトに取り組みます。

パートナー団体

認定特定非営利活動法人 とりで

  • 法人理念

地域が子育てを支える

○ビジョン

「地域が子育てを支える」を当たり前の社会に

○ミッション

子どもの貧困対策に取り組む・子ども虐待を防ぐ

○バリュー

断らない・見捨てない・繋がり続ける

事業内容
  1. 子どもの貧困対策に関する事業
  2. 児童自立生活援助事業(自立援助ホーム)
  3. 小規模住居型児童養育事業(ファミリーホーム)
  4. 退所児童等アフターケア事業
  5. 子育て支援短期利用事業・夜間養育事業(ショートステイ・トワイライトステイ)
  6. 放課後等デイサービス
  7. 地域の子育て相談
参加メンバー

社会人メンバー計6人

(戦略企画:1人 人事:1人 広報:1人 営業:2人 ITエンジニア:1人 )

スケジュール

期間:2023年7月~2023年10月
2023年7月8日(土) :CommonRoom 96
2023年7月18日(火) :Kick Off
2023年8月28日(火) :中間報告会
2023年10月21日(土) :最終報告会

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~第2回MTG)

【プロジェクトの進捗状況】

キックオフから第2回ミーティングまでは、メンバーがお互い初対面であるため、自己紹介を行ったりソーシャルスタイル診断ツールの結果を共有することで、各メンバーが自分の強みを生かし弱みは補完し合うことで”チーム力”を高めていこう、ということに多くの時間を割きました。さらに、これらの自己紹介内容やソーシャルスタイル診断結果から各自が検討した”行動宣言”の内容をコミュニケーションツールであるSlackで共有することで、相互の距離感を早く縮めるための環境づくりを行いました。

同時に、団体さんが活動している中で感じている課題に対して、“なぜ”そのような課題を感じているのかを知るため、社会人メンバーと団体さんメンバーとの間での、団体さんの活動内容や活動状況を深堀りする質疑応答を早速始めました。また、社会人メンバーからの提案により、2回目のミーティングの後に”オンライン懇親会”を行い、懇親を深めました。

今回の社会人メンバーの参加動機は、“子どもの貧困に関心ある”、“家族に子どもがいる”以外にも“視野を広げたい”、“本業とは全く違う内容にかかわりたい”など様々ですが、『未来の財産である子どもたちに対して、「地域が子育てを支える」』を目指す団体さんへの熱い想いは共通しています。その共通の想いをもったメンバー同士の一体感がより深まることを期待しています!!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

キックオフミーティングで団体さんによる自分たちの活動内容の再度の説明を受けたあと、社会人メンバーはとりでさんの活動をより深く知るために活発な質疑応答を行ってくれました。また、とりでさんのことをもっと知るために、ミーティング時以外でもSlackで自らが調べたことを共有してくれたり、質疑応答の内容をフレームワークの形でまとめてくれたりと、早速社会人メンバーの自分事化が始まっています。社会人メンバーの「自分達ができることは何か」という問いから、今後どのような取り組みが生まれてくるのか、今からワクワクしています!!

(あきさん)

2.プロジェクトの進捗(第3回MTG~中間報告会)

【プロジェクトの進捗状況】

第3回ミーティングから中間報告会までに、合計4回のミーティングを行いました。第3回ミーティング以降も、団体さんが取り組みたいと思った課題(「法人内の理念の共有」と「人事考課制度の検討」)の背景を明確にする取り組みを続けました。具体的には、団体さんの活動の詳細や、団体さん内で働く職員さんが普段感じていることを、代表者と活動現場統括者からなる団体さんメンバーとの質疑応答による深堀りを行いました。そして、深堀りを行いながら、ロジックツリーを用いて課題の原因分析を整理し、団体さんが感じている課題に対する根本の原因を明確化しました。

根本の原因を明確化した後は、この“根本の原因”を解決するための取り組み内容の検討を行いました。なお、団体さんから提示があった2つの課題のうち「法人内の理念の共有」は「人事考課制度の検討」の上位の位置関係にあるため、今回の3ケ月のサポートプロジェクトでは、まず「法人内の理念の共有」に絞って、そこにある“根本の原因”を解決するための施策のアイデア出しを行いました。そして、ロジックモデルを用いて、出されたアイデアを団体の“ありたい姿”と関連付けながら整理し、最終的に施策案を絞り込みました。

後半戦では、これらの施策案の詳細詰めを急ぎます。

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

社会人メンバーは「自分達ができることは何か」という自らへの問いに答えるため、団体さんとの間で積極的に質疑応答を重ね、わからないことをひとつひとつクリアにしていってくれました。ごく一般の会社員である社会人メンバーにとっては、「地域が子育てを支えるを目指している団体さんの活動だけでなく団体さんの組織の実情までを深く知っていくことは大変でした。しかし、社会人メンバーの”団体さんの実情を何とか理解しよう”というひたむきな姿勢によって、団体さんの課題を見事自分事化させてくれました。その結果、中間報告会までに、社会人ならではの視点で団体さんが抱える課題解決につながる具体的な施策案を提案してくれました。

後半戦はこれらの施策案の詳細詰めを急ぎますが、その際には、今回参加の社会人メンバー6名それぞれが「自分ができることは何か」、「他のメンバーにお願いすることは何か」を良く考え、各メンバーが自分の持ち味を最大限に活かしながら、ワンチームとなって活動を進めてくれることを期待しています!!

(あきさん)

 

3.プロジェクトの進捗(中間報告会後~最終報告会)

【プロジェクトの結果】
中間報告会後から最終報告会までに、合計8回のミーティングを行いました。中間報告会後、団体さんの「法人内の理念の共有」の課題解決のために絞り込んでいた施策案の詳細詰めにさっそく取りかかりました。
しかし、施策案の詳細詰めの過程で、団体さん内で日々の業務を実施する職員さんが感じていることと代表者や活動現場統括者などの組織経営層が感じていることに大きな隔たりがあることが浮き彫りになってきました。そこで、これまで検討していた施策の詳細詰めは一旦停止とし、より多くの職員さんの声を反映させて再度課題を抽出し直し、それを解決するために施策案の見直しを行いました。また、施策案については、「職員さんが職員さん自身の手で進めた」という実感をもってもらうために、職員さんたち自身に選んでもらいました。そして、「職員さんの声が反映され、職員さん自身の手で進めてくれた」結果として、最終的に①団体さんの課題の整理と②「コミュニーケーションスキルを学ぶ」、「入社時研修、スキルマップ」、「理念に対する考え方のワークショップ」などの具体的な施策の成果物を残すことができました。
“職員さんのために組織のためにより良いものをつくる”ことに妥協せず、プロジェクトの後半戦で大きな方針転換を行うことになりましたが、そのことが社会人メンバーと団体さん全員の一体感をさらに深めることにつながりました。伴走者である私自身も、今回の後半戦での大きな方針転換にもかかわらず変わらず前を向き続けくれた社会人メンバーと団体さんとのやりとりに何とも言えない安心感をもって見守ることができました。最終報告会の発表では、社会人と団体さんを含むすべてのメンバーから”3ケ月間走り終えた”という充実感が伝わってきました!!すべてのメンバーの皆さま、本当にお疲れ様でした!!

【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】

これまで団体さんの活動対象になじみが薄かった社会人メンバーが団体さんの課題を見事に自分事化させた後は、“団体の職員さんのために組織のためにより良いものをつくる”という信念のもと、“第三者である社会人”という立場をフルに活かして、職員さんの声に耳を傾け、何度も試行錯誤を繰り返しながら、団体さんの課題の整理といくつかの具体的施策の成果物を残してくれました。

試行錯誤を繰り返す過程で、社会人メンバーの中での「自分ができること」と「他のメンバーにお願いすること」の役割分担も自然に形成され、”ワンチーム”として最大限のパワーを発揮してくれました。

一体感溢れた活動を見事に体現してくれたすべてのメンバーの皆さまに感謝します!!

(あきさん)

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