「地域が子育てを支える」を理念に、子ども虐待の予防と保護を担う活動を行っています。これらの活動を通じて、どのような環境の子どもや家庭でも過ごしやすい地域づくりを目指しています。今回のサポートプロジェクトでは、団体さんの想いに共感した社会人ととりでのメンバーがワンチームとなり、団体さんの想いをより一歩実現に近づけるためのプロジェクトに取り組みます。
パートナー団体 | 認定特定非営利活動法人 とりで
地域が子育てを支える ○ビジョン 「地域が子育てを支える」を当たり前の社会に ○ミッション 子どもの貧困対策に取り組む・子ども虐待を防ぐ ○バリュー 断らない・見捨てない・繋がり続ける |
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事業内容 |
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参加メンバー | 社会人メンバー計6人 (戦略企画:1人 人事:1人 広報:1人 営業:2人 ITエンジニア:1人 ) |
スケジュール |
期間:2023年7月~2023年10月 |
【プロジェクトの進捗状況】
7/18のKickoffミーティングを含めて、これまでに2回のミーティングを行いました。これらのミーティングでは、メンバーがお互い初対面であるため、自己紹介を行ったりソーシャルスタイル診断ツールの結果を共有することで、各メンバーが自分の強みを生かし弱みは補完し合うことで”チーム力”を高めていこう、ということに多くの時間を割きました。さらに、これらの自己紹介内容やソーシャルスタイル診断結果から各自が決断した”行動宣言”の内容をコミュニケーションツールであるslackで共有することで、相互の距離感を早く縮めるための環境づくりを行いました。
同時に、団体さんが活動している中で感じている課題に対して、“なぜ”そのような課題を感じているのかを知るため、社会人メンバーと団体さんメンバーと間で、団体さんの活動内容や活動状況を深堀りする質疑応答も早速始まりました。また、社会人メンバーからの提案により、2回目のミーティングの後に”オンライン懇親会”を行い、懇親を深めました。
今回の社会人メンバーの参加動機は、“子どもの貧困に関心ある”、“家族に子どもがいる”以外にも“視野を広げたい”、“本業とは全く違う内容にかかわりたい”など様々ですが、『未来の財産である子どもたちに対して、「地域が子育てを支える」』を目指す団体さんへの熱い想いは共通しています。その共通の想いをもったメンバー同士の一体感がより深まることを期待しています!!
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
社会人メンバーがとりでさんの活動をより深く知るために、Kickoffミーティングで団体さんの活動内容を再度説明してもらい、その後質疑応答を行ってきました。とりでさんのことをもっと知るために、ミーティング時以外でもslackで自らが調べたことを共有してくれたり、質疑応答の内容をフレームワークの形でまとめてくれたりと、早速社会人メンバーの自分事化が始まっています。社会人メンバーの「自分達ができることは何か」という問いから、今後どのような取り組みが生まれてくるのか、今からワクワクしています!!
(あきさん)
【プロジェクトの進捗状況】
中間報告会までに、6回のミーティングを行いました。今回のサポートプロジェクトで団体さんが取り組みたい課題は、「法人内の理念の共有」と「人事考課制度の検討」でした。そこで、まず、団体さんがなぜ「法人内の理念の共有」と「人事考課制度の検討」を取り組みたい課題と思ったのか、その背景を明確にすることに努めました。団体さんの活動の詳細や、団体さん内で働く職員さんが普段感じていることを、代表者と活動現場統括者からなる団体さんメンバーと質疑応答することによって深堀りしました。深堀りでは、ブレーンストーミングを行った後、ロジックツリーを用いて課題の原因分析を整理することで、団体さんが感じている課題に対する根本の原因を明確化しました。
根本の原因を明確化した後は、この“根本の原因”を解決するための取り組み内容の検討を行いました。なお、団体さんから提示があった2つの課題のうち「法人内の理念の共有」は「人事考課制度の検討」の上位の位置関係にあるため、今回の3ケ月のサポートプロジェクトでは、まず「法人内の理念の共有」に絞って、そこにある“根本の原因”を解決するための施策のアイデア出しを行いました。そして、ロジックモデルを用いて、出されたアイデアを団体の“ありたい姿”と関連付けながら整理し、最終的に施策案を絞り込みました。
後半戦では、これらの施策案の詳細詰めを急ぎます。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
社会人メンバーは「自分達ができることは何か」という自らへの問いに答えるため、わからないことは団体さんとの間で積極的に質疑応答を重ねてきました。ごく一般の会社員である社会人メンバーにとっては、「地域が子育てを支える」を目指している団体さんの活動だけでなく団体さんの組織の実情までを深く知っていくことは大変でした。しかし、社会人メンバーの”団体さんの実情を何とか理解しよう”というひたむきな姿勢が、それを見事に自分事化させました。その結果、中間報告会までに、社会人ならではの視点で団体さんが抱える課題解決につながる具体的な施策案を提案することができました。
後半戦はこれらの施策案の詳細詰めを急ぎますが、その際には、今回参加の社会人メンバー6名それぞれが「自分ができることは何か」、「他のメンバーにお願いすることは何か」を良く考え、各メンバーの持ち味を最大限に活かしながら、ワンチームとなって活動が進んでいくことを期待しています!!
(あきさん)