ピアサポートといわれる、女性特有のがんに直面する方向けにSNSを通じてPeer Ringというコミュニティサイトを運営する際に、イベントを主催するリーダーのリテラシー向上が、よりよい運営を目指す団体にとって課題。
Peer Ring利用者がひとりでも多く生活の質の向上を目指せるネットリテラシーを向上するための、研修プログラム等を検討する活動がプロジェクト概要となります。
パートナー団体 | 一般社団法人ピアリング Peer Ring (ピアリング)は、女性特有のがんに直面する方のためのピアサポート・コミュニティ。無料会員制のSNSです。 がんと診断されてこれから治療を始める方。治療中の方。 経過観察中の方。 上記の理念を実現するための、SNS運営を行う団体です。 |
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事業内容 | ①ピア・コミュニケーションのサポート活動 ②女性がんサバイバー向け勉強会・講習会、交流会などの開催 ③がん罹患者の生活課題等についての調査・研究 |
参加メンバー | 社会人 3名、学生2名 (社会人:IT企業営業、製薬会社、マーケティングリサーチ) (学生:福祉系学部大学生2名) |
スケジュール | 全体期間:2023年5月~2023年8月 Commonルーム:2023年05月08日(月) キックオフ:2023年5月19日(金) 中間報告: 2023年07月01日(土) 最終報告会:2023年08月19日(土) |
【プロジェクトの進捗状況】
毎回、定例ミーティングのファシリテーションと書記をローテーションし、コミュニケーション醸成には充分な推進体制だ。
さらに、4つのWGを構成し、5人のメンバーは4班にそれぞれ兼任で分担し、着実にメンバー全員が体験、アクションする仕掛けが出来上がった。
課題解決のためのスコープは、団体さんから参加するコアメンバー3人が毎回新鮮な感動を呼ぶほどの納得感で進行中。
中間報告の発表が楽しみ。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
学生含む様々なバックボーンを持つメンバーが醸し出すプロジェクトは、毎回気づきや刺激があり、メンバーにいつも「変化」のきっかけを与える。
それは、ジェネレーションギャップと、ややもすればネガティブとらわれがちなことも、楽しく許容することで、越境学習へと昇華するという実感がある。
やったこと、やらなかったこと、やりたかったけど出来なかった事、常に振り返りすることで、昨日より今日、今日より明日という変化に繋がる生き方が生まれる。
【プロジェクトの進捗状況】
プロジェクトのコンセプトとゴールが明確に見えるようになり、4つのWGは、自主的にかつ有機的に動き始め、定例会の場だけでなく、毎日のようにLINEでディスカッションが繰り広げられるようになった。
また、5人が兼任になっているチームでは、シリーズに工程が進むことなく、それぞれが並行して活動する効率的なプロジェクト運営がなされてきた。
研修プログラムのサービスデザインにつなげようとする、アンケート調査の推敲においては、実に数十回ものディスカッションが織りなされ、その熱量がPeer Ringユーザーにも伝わったか、リリース初日で200回答数越えを頂く反響となった。
☆プロジェクト憲章は明確だ☆
他方、学生メンバーから出たアイデアが秀逸だ。それは、リーダーのみならず、発信を受け止める参加者のリテラシーやマインドセットがあって、両輪をまわしてこそウェルビーイングで持続可能な環境が達成するというもの。
相互理解があってこその考え方に、団体様含め、社会人メンバーにも新たな観点と気づきを与える活動となっている。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
社会人メンバーが当然のようにやってくる、繁忙期などのプロジェクト期間中に起こり得る、一枚目の名刺とのやり繰り。これに対し、学生メンバーの定期考査や、課題提出など、社会人より一層色濃くプロジェクト中の兼業が課題となる。そんな中、社会人メンバーが学生の本分を違えてしまってはならないと、寄り添い伴走する姿は、いつものサポートプロジェクトより一層に連帯感を持って取り組む姿勢になっている。
異業種交流を超えた、マルチドメインとでも言える今回のサポートプロジェクトの特徴であろう。また、団体様より、リーダー代表として、ユーザー様の中から運営メンバーとして招聘したメンバーの観点が素晴らしい。このように、団体様から常に3名、学生2名、社会人3名の布陣は、「変化」を起こすには火種には十分だ。リアル例会も予定され、ワクワクが止まらない。
いつもワクワク笑いが絶えない定例ミーティング
【プロジェクトの結果】
最終報告前の例会は、ラストスパートの如く、コロナ禍で大分自重せざるをえなかった、リアル例会を企画した。
そこで、このプロジェクトの順調さ、つながりが実感できるかのような、サポート団体さん3名、サポートプロジェクトメンバー6名全員が集うキセキ
■プロジェクトメンバーが集いプロジェクトの事だけでなくお互いの価値観を認めあう。
【2枚目の名刺が生み出した「変化」とこれから】
この日は、特別にお互いの存在をレコグニションする仕掛けとして、「感謝、ありがとう。」のメッセージをひとりひとりが全員に送り合うことをして楽しみ、ラスト一週間と、そして、今後、プロジェクト最終報告会を終えた後もつながりを持てるような、感動的な真実の瞬間を共有しあった。
さて、最終報告会では、当初のゴールイメージを再確認し、アウトプットをつぶさに報告した。
■研修に寄与する情報源、アンケート&インタビューの報告
アンケートの回答者数は、実に300人を超え、12名ものインタビューの応募者 があり、多くの協力者を得る事が達成された。これは、サポートプロジェクトメンバーの寝食を忘れる貢献ぶりと、平時から団体さんの当事者に寄り添う運営がもたらす効果といえましょう。
これらのアンケート結果から、良好な研修プログラムのデザインが生まれることは必至だ。
結果、研修プログラムの骨子。そして、会員側のリテラシーまで言及した提言、提案が示され、プロジェクトは実に活況を帯び、誰もが認める成功裏に終了した。
団体さんからのフィードバックより、二枚目の名刺とPeerRingとの関係は、きってもきり離させないというコメントがあり、サポートプロジェクトデザイナーのかわちゃんも、団体代表とは二枚目の名刺活動の外でもご縁があり、いつかはサポートするという約束のもと出逢った仲間。
出会い、仲間、ネットワーク、引き続き大事にしていきたいです。
3ケ月間、お楽しみ様でした!