「次の大人たちを支援する」
Otonatachiは高校生・大学生を支援する非営利団体です。
『1on1 college』では、学生たちが月1回・1時間、社会人メンターとのオンラインでの1on1ミーティングを無償で利用し、進路や日々の過ごし方、人間関係、部活やプロジェクト等での自身の課題発見・解決を継続的に試みています。
世界中の若者が自由な現代社会を謳歌する日まで、私たちも挑戦し続けます。
パートナー団体 | オトナタチ一般社団法人 「自由と多様性」を価値とし、ひとりひとりが自由を謳歌し、独自の価値観が共存する社会を目指しています。そのために高校生・大学生のすべての内発的動機を尊重し、実現を支援することをミッションとします。そのために、大人たちが次の大人たち(高校生・大学生)を支援する『1on1 college』という新しい仕組みをつくり、実施している非営利団体です。 |
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事業内容 | オトナタチ一般社団法人は1on1 collegeという高校生・大学生を支援する新しい仕組みをつくりました。2018年に始まった1on1 collegeは、高校生・大学生が自分自身をデザインするためのオンラインツールです。私たちは対話を用いて、学生自身による自己実現を支援すると同時に、当事者を深く理解することで、学生の自己実現を阻む社会的・構造的な要因を解明し、解決を試みます。 <プログラム> 月1回・1時間 / オンライン / 無料 / 社会人メンターとの1対1でのミーティング 高校生・大学生対象(高専・修士・浪人・休学含む) |
参加メンバー | ・社会人メンバー 計8名 (管理部門 4名、営業・マーケティング 3名、事務職 1名 ) |
スケジュール | 期間:2023年3月~6月 2023年3月4日(土) Common Room 92 2023年3月14日(火) Kick Off 2023年4月27日(木) 中間報告会 2023年6月15日(木) 最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
このサポートプロジェクトは、団体から1名、社会人8名の構成で実施しています。団体代表のりょうすけさんは高・大学生との1on1カレッジを推進していて、熱い想いがビシビシと伝わってきます。社会人メンバー8人はそんなOtonatachiの事業に共感して集まってきた者ばかり。年齢、性別、仕事内容、その他背景は異なりますが、こちらも熱く素敵なメンバー揃いです。
メンバーは、オンラインのキックオフで初顔合わせであるため、キックオフの前から、スラックで自己紹介をしたり、ネットで16 Personalities検査をして結果をシェアし合うなど、互いに理解しあうように努めました。
<メンバーの16Personalities>
キックオフでは、チーミングの大切さについて話し、背景やタイプの異なる人が集まってチームになり同じ目標に向かって活動するのだという意識付けを行いました。また団体と社会人のメンバーが互いに自己紹介し、自分がなぜこの団体のプロジェクトに参加希望したかについて話しあい、お互いの理解を深める時間としました。しかし初対面であり人数も多いことから、この時点では社会人メンバーに固さが残っておりました。
この後、団体代表と社会人メンバーとの1on1をしたり、ブレイクアウトセッションを行って少人数で話し合ったり、定例ミーティングのあと残れる人だけで雑談タイムを設ける、集まれるメンバーだけでリアル懇親会を行うなど、様々な形でコミュニケーションの量を増やしてきました。それに伴い、少しずつ打ち解け、相互理解も進んできたように感じます。
プロジェクトでは、それぞれのやりたいテーマごとにいくつかの小チームに分かれて、関心の同じ者同士で話しあいが持たれるようになりました。最近は定例ミーティングの間もどこかの小チームがミーティングをしている状況です。チームごとにそれぞれのゴールイメージに向って、具体的な企画が始まりかけています。
Otonatachiチームは、3か月で収束するテーマで小さくまとめることを目指すのではなく、もっと先のOtonatachiの未来を、遠くを見据えつつ、走っていきます。そこから何が生まれてくるのか、楽しみです。
<遠くを見つめるメンバー>
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
年齢も所属も背景も異なる社会人メンバーが8名、加えて団体さんとデザイナーで合計10人が集まれば、最初は遠慮をしたり様子見をするのも、社会人ならではの処世術かもしれません。しかしOtonatachiの掲げる価値観は「自由と多様性」。行動指針は「内発的動機に基づいて、自発的に生きる」。それなのにOtonatachiに共感して集まったメンバーがその価値観を体現していない状況で良いのかーーそれがチームが変化するきっかけでした。
まずメンバーはグランドルールを作りました。
①表示名を呼称名に変える。遠慮なく呼び合おう!
②言葉遣いを気にせず、しゃべりやすい言い方にしよう!
③意見と質はマシマシで!様子見は抜きで!敬語はやめよう!
次に始めたのは少人数での話合いです。発起人が興味のあるテーマで呼びかけました。「この指とまれ」方式です。関心のあるテーマごとに小チームを作って活動を始めました。チームごとに企画も持ち上がっているようです。さあ、これからどう展開するか楽しみです。
チームが活性化するにはどうしたら良いか、社会人メンバーが自ら考え、リーダーシップを発揮する、そんな流れができてきています。社会人メンバー一人ひとりが楽しそうに動いていて、見ているだけでも幸せな気持ちになります。
団体代表のりょうすけさんがオープンマインドで、プロジェクトに熱く関わって下さるのも、このプロジェクトが活性化する要因です。社会人メンバーは、だからこそOtonatachiの魅力を世界中に伝えたいと強く思うのです。 Otonatachiとこの社会人8人が出会ったのは「運命」だと思うほど、素敵なプロジェクトになりそうです。
このプロジェクトが終わる時、このチームがどんなチームになり、どんなふうに取り組みが発展しているのか、社会人メンバーはどんな学びをこのプロジェクトから得ていってくれるのかーーこれからが楽しみ過ぎて、ワクワクが止まりません!(デザイナー:みき♪)
<キックオフミーティング>
【プロジェクトの進捗状況】
Otonatachiメンバーたちは中間発表会を経て、取り組む課題が明確化し、5月の爽やかな陽気とともに新たなスタートを切りました。メンバーそれぞれの想いを原点に、団体の課題をWhy,What,Howと、丁寧に議論を積み重ねてきたことが結実。週に1度の定例ミーティングの合間も、ゴールデンウイークも、対面やオンラインで熱心にディスカッションを行い、4つのチームに分かれて、前のめりな取り組みが展開されています。
<4チームの取り組み> ① 1on1を受けている学生向け支援
② メンター向け支援
③ 1on1college卒業生向け企画
④ 世の大人たちへのOtonatachiの魅力発信、認知拡大
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
中間報告会が終わると、プロジェクトは折り返し地点です。ここで社会人メンバーの希望者にキャリアカウンセリングの機会を設定しました。折り返し地点で自らを振り返ることは、きっと個々人の成長に意味があると考えたからです。ちょうどタイミングもよかったのでしょう。社会人メンバーには、それぞれの変容がありました。
社会人メンバーはOtonatachiの価値観に強く共感して集まった者ばかりです。Otonatachiの価値観である「自由と多様性」でチームの「出力最大化」しようと取り組んできました。しばらくは様子見をしていた者も、ここに来て一気に熱量があがり、吹っ切れたように前のめりに動き出しています。残り時間が少ないと気付いた者がリーダーシップを取ってタスク整理や進捗管理をしたり、関係者にインタビューする機会を設定したり、メンバーがそれぞれの良さを出し合って協力しあい、声をかけあう姿がこれまで以上に活発に見られるようになりました。
Otonatachiプロジェクトはこれからも進化&深化します。自由と多様性を謳歌しつつ前進する頼もしい仲間たち!これからがますます楽しみです!
以上
文責:みき♪(デザイナー)