「いろどりキャリア」は、国家資格キャリアコンサルタントの専門知識と、子育て経験を生かしたワークショップやキャリア教育を行っています。【キャリア】は、生き方という意味もあります。自分のものだけど、自分だけでは決められないこともいっぱい。母親、父親とか。普通、常識とか・・・。でもそんなの関係無し!子育ても仕事も家族も自分らしい、自分たちらしいキャリアを楽しめる社会を目指し、様々な活動をしています。
今回のサポートプロジェクトでは、いろどりキャリアと様々な経歴を持つ社会人メンバーがワンチームとなり、活動が多岐にわたる「いろどりキャリア」のミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を再定義していくプロジェクトに取り組みます。
【プロジェクトの進捗状況】
プロジェクトメンバーは、オンラインのKickoffが初顔合わせだったため、チームビルディングの話をした上で、事前に各自で実施したRPGジョブ診断をシェアしながら、団体メンバーと社会人が自己紹介をしてお互いの理解を深める時間となりました。そこでタイプや属性の異なる人が集結したことを認識し、チームとして同じ目標に向かい活動するために何が必要なのかを話合いました。その後は楽しんで活動できる一体感あるチームとなるために「会議に子ども参加OK」などこのチームとしてのグランドルールを設定したり、オンライン飲み会を企画して開催したり、Slack上でのGood&Newなどお互いを知る取り組みを積極的に行ってきました。一方で「いろどりキャリア」のことをしっかりと理解をするため、社会人メンバー同士で1on1をして意見交換しながら、週1回の定期的なミーディングでモヤモヤしたことを残さないように粘り強く方向性や活動内容に関する深堀りの質問を投げかけてきました。
今は、いろどりキャリアのミッション・ビジョン・バリュー(MVV)を再定義するため、社会人が考えてきた「いろどりキャリアMVVプレゼン大会」を開催し、チームとしてもチーム名を決め、なにか中間発表で一体感があることをしようと皆で楽しみながらアイデアを出している状況です。どんなチーム名が生まれ、どんなことをする中間発表になるのか、今から楽しみです!
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
いろどりキャリアが取り組んでいる活動への質問をしながら、「キャリア」という言葉のとらえ方の違いや「子育て世代の忙しいをもっと楽しく」というキャッチフレーズと活動との繋がりなど、メンバーがモヤモヤした部分をきちんと質問して深堀していくことで、いろどりキャリアのメンバーとしても活動を始めた当初に本来やりたいと考えていたことを思い出す機会となったとのことです。
このチームは各個人が自己開示を積極的に行い、協力しあえる関係性が早くもできています。またキャリアカウンセリングを受けたことで自らの考えや価値観、または課題を知り、それを次の自分自身の行動に活かそうとしており、メンバー全員が「このサポートプロジェクトでいろどりキャリアさんに価値を提供したい!」という前向きな姿勢で臨んでいます。
このメンバーが、どんなチームになり、その中からどんな取り組みが生まれ、各メンバーがどのような学びをこのプロジェクトから得るのか、デザイナーとしても、また一人のキャリアコンサルタントとしても、序盤からその可能性にワクワクしています!!!(キタさん)
【プロジェクトの進捗状況】
「NPO法人×二枚目の名刺という括りではなく、全員で1つのチームであり、様々な職業(ジョブ)の人が力を合わせて成し遂げるというメンバーの思いが込められたチーム名「いろどりクエスト」。
全員で統一した背景も完成し、中間報告会では「いろどりクエスト」メンバーのリアクション、コメントが溢れ楽しい一体感のあるチームになってきました。
いろどりキャリアへの深い理解ができてきたこともあり、団体の根幹となるミッション・ビジョン・バリュー(MVV)に対するメンバーからの提案も、表現の違いは多少あれども概ね同じことを語るところまで近づいてきました。
同じ目標を見つめながらディスカッションができる状態になったこのチームは、これからターゲット像(ペルソナ)の作成や、ビジョン達成のための基盤構築の計画などにトライします。なかなか外から関わるのが難しいチャレンジングな取り組みに邁進してきています。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
中間発表後の振り返りで、メンバーから出てきたのが、「議論だけでなく行動に移すことが大事」という言葉と「目標を定め、成果を出したい」という力強い意思。ますます面白くなるフェーズに入ってきました。”団体の話を聴き、きちんと理解しよう”という共通したこの姿勢が、今のチームのまとまった雰囲気に繋がっているのかもしれません。各自が一つのゴールに向けて楽しみながら走り出した感じがあり、デザイナーとしては嬉しく思いつつ、「いろどりクエスト」がどんな成果を出すのか、ワクワクしています。
2回目のキャリアカウンセリングを経てさらに各メンバーがこのプロジェクトからどのような学びを得るのか、私も目が離せません!
(キタさん)
【プロジェクトの進捗状況】
中間発表で他のチームから刺激を受けて、その後ミーティングでいろどりクエストのメンバ全員の視点がプロジェクトの成果づくりにシフト!明らかに「火が付いた」瞬間でした。
その後、いろどりクエストメンバーたちは「ビジョン・ミッション・バリュー」づくりに取り組みながら、同時にターゲット像(ペルソナ)づくりのため関係者インタビューや街頭インタビューにも着手。どうすればこの目的を達成できるだろうかとそれぞれが悩み、葛藤を抱え、その都度メンバー同士で対話を重ねながら、全員で一緒になってドンドン前に進む姿勢に「いろどりキャリア」のメンバーも勇気付けられていたように感じました。
期間中、体調不良や様々な理由で途中参加できないメンバーのミッションをお互いでフォローし合いながら、それでも更にSWOT分析をして主となるアプローチ施策やSNS活用法を考えたり、100個以上の今後の取組みアイデアを考案。
サポートプロジェクトデザイナーとして内心、難易度が高くかつ目標が高い課題に取り組んでいるため、期間内の目標達成は難しいかと思っていましたが、自主的に大晦日までオンラインミーティングをして、宣言以上の成果を生み出した「いろどりクエスト」の各メンバーの熱意やパワーに正直、脱帽です。
その勢いのまま、最終報告会も自主的にオープニングソングを準備し、応援メッセージが飛び交う「いろどりクエスト」が思いっきり越境活動を楽しんでいるチームであることは、誰が見ても明らかだったと思います。
早速、団体ホームーページ(http://irodori-career.jp/about/)に「ビジョン・ミッション・バリュー」が掲載され、本当に実現したいこと、また支援したいターゲットがよりクリアになったことで、この分野におけるいろどりキャリアさんの今後の活動がより楽しみになってきました。今後も団体を支援するメンバー「いろどりクエスト」として応援しづづけていきます。
【サポートプロジェクトを通してメンバーや団体に起こった変化】
このプロジェクトに対する社会人メンバーの声を紹介します。
「想いに共感した仲間と一緒に活動することで、自分にできること、貢献できるポータブルスキルがあることを知り、それが自信につながり、将来の選択肢が広がった」
「一からチームづくりをする経験ができ自分に自信がついた、キャリアカウンセリングで自分の趣向や特性を再認識することができた」
「今まで経験してこなかった物事への取り組み方やコミュニケーション方法を知ることができた」
「強みを活かして、物事を進めていく経験ができ、外にでるのが面白いと感じるようになり、自分の成長も感じることができた。また自分のモヤモヤを言語化することで次のステップに繋げることができた」
「違う背景をもった人との出会いでオンラインでの働き方や自分の強みを知った」
「助け合うチームづくりの経験ができ、さらに不安定で自由な環境に身を置くことで、自分の考え方の癖や価値観を改めて知った」
全員がこのプロジェクトで自分自身の変化や成長を感じたようです。このことから社会人メンバーそれぞれが自らが経験したことがない領域に背伸びをしてチャレンジをし続け、それぞれが課題と自分自身に向き合い続けた期間となったことがわかり、デザイナーとしてもとても嬉しく感じています。
また、いろどりキャリアの方々からは
「こんな最高のチームにサポートしてもらったことに感謝しかないです。いろどりキャリアが本当にやりたいことがなんなのか、なにをしないといけないのかを気づかせて頂き、また周囲を頼ることを学ばせて頂いたプロジェクトでした。これからはみなさんから頂いたものを一つずつ実現していくいろどりキャリアにしていこうと思っています。」
「本当にいいチームに恵まれて感謝しています。皆さんが作ってくれた成果をどう育てていくか、これからがいろどりキャリアの新しいスタート!」
との嬉しい声を頂きました。
最終報告会では新しいキャリアに踏み出すキッカケになったとの声や、今後もこの活動を続けるとの声が多く見られ、感謝の言葉が飛び交う温かい場となりました。その声にデザイナーとして嬉しさを感じつつ、「やってみよう!!」と新しいことに挑戦できる場の大事さと団体の熱量が社会人の意識を高めるだけでなく、社会人の熱量が団体を盛り上げる相乗効果があることを実感できたプロジェクトでした。今後、新しいスタートを切るいろどりキャリアさんやこのメンバーが生み出していくだろう社会の変化が今からとても楽しみです!
デザイナーとしてトライしたかった「越境学習×キャリアカウンセリング」の可能性についても感じることができ、一個人としても学びが多く、充実した楽しいプロジェクトでした。最高の楽しい時間をありがとう。(キタさん)