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「自ら行動し、社会をアップデートする!」CR89 任意団体 One Diary

プロジェクトの概要

One Diaryは、髪を失うことによって生きづらさを感じている女性や子どもに対して、これまで個人ごとに対応をしてきた日常面の困難さに着目して、主にメディアの運営により「当事者インタビューによるロールモデル提示」をすることで、女性や子どものセーフティネットになる活動を行っています。今回のサポートプロジェクトでは、団体さんの想いに共感した社会人とOne Diaryのメンバーがワンチームとなり、団体さんの想いをより一歩実現に近づけるためのプロジェクトに取ります。

パートナー団体

【パートナー団体 】
任意団体 One Diary

【事業内容】

OneDiaryは髪を失った女性と子どものために活動しています。髪を失うことは生活の質に大きく影響します。一方で、医学的には軽視され、具体的な対応が集約化されていません。OneDiaryではこれまで個人ごとに対応をしてきた日常面の困難さに着目し、生きづらさの解消を目指します。主にメディアの運営により「当事者インタビューによるロールモデル提示」をすることで、セーフティネットになる活動を行っています。

期間

【スケジュール】

期間:  2022年8月20日~ 2022年11月19日

2022年8月5日(金)  :CommonRoom 89

2022年8月20日(土) :Kick Off

2022年9月30日(金)  :中間報告会

2022年11月19日(土):最終報告会

 

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

8/20にKickoffミーティングを行いました。Kickoffミーティングでは、メンバーがお互い初対面であるため、自己紹介を行ったりソーシャルスタイル診断ツールの結果を共有することで、各メンバーが自分の強みは生かし弱みは補完し合うことで”チーム力”を高めていこう、ということに多くの時間を割きました。また、これらの自己紹介内容やソーシャルスタイル診断結果から各自が決断した”行動宣言”の内容をslack上でも共有することで、相互の距離感を早く縮めるための環境づくりを行いました。

さらには、プロジェクトを円滑の進めるために、メンバー全員で共有できる”気づき共有シート”も設けました。このシートに、毎回のミーティング後に疑問が残ったこと、メンバーへの提案、プロジェクトの進め方に対する要望などを自由に記入してもらうことで、このシートが毎回のミーティングをより深い内容となる手段として機能することを期待しています。なお、ミーティング後に短時間ではありますが”ぷち懇親会”を行い、プロジェクト以外の話をする機会も設ける予定です。

今回のメンバーは、髪を失うという経験をした人はいませんが、”ウィッグを着けていれば、見た目一般の人と変わらない”ゆえに持つ髪に悩む女性や子どもたちの生きづらさの解消に向き合いたいという熱い想いは共通しています。その共通の想いをもったメンバー同士の一体感がより深まることを期待しています!! 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

Kickoffミーティングでは、社会人メンバーがOne Diaryさんの活動をより深く知るために、「 髪を失うことによって生きづらさを感じている女性や子どもにロールモデルを提示する」という活動の現状について、団体メンバーさんから再度説明してもらいました。その後、早くも社会人メンバーと団体メンバーとの間で活発な質疑応答が行われ、One Diaryさんに対する各社会人メンバーの自分事化が始まりました。社会人メンバーに対する「自分達ができることは何か」という問いから、今後どのような取り組みが生まれてくるのか、今からワクワクしています!!

(あきさん)

2.プロジェクトの進捗(中間報告会後)

【プロジェクトの進捗状況】
中間報告会まで、6回のミーティングを行いました。団体さんの活動をより深く知るためにメンバーと団体さんとのやりとりを繰り返しながら、髪を失った女性や子どもたちの生きづらさの現状を自分事化することから始めました。自分事化にあたっては、各メンバーが団体さんとのやりとりを通して、感じたこと、理解したこと、さらに深く知りたいことなどをオンラインのディスカションツールであるJambordの付箋機能を用いて自由に貼り付け、各メンバーの”受けとめ内容”を共有化しました。
”髪を失った女性や子どもたち”は、年齢、環境、原因などがさまざまなため、これらの”受け止め内容の共有化”を通して、最終的に今回のプロジェクトの対象とするペルソナ設定と、生きづらさという”ペイシャントジャーニー”の中のどこに焦点を当てるかを決定しました。
各メンバーの気持ちが発散された状態である”多岐にわたる各自の受け止め内容”から”課題”と”ゴール”を決定するまでには結果的に多くの時間を費やしました。しかし、”課題”と”ゴール”が見えてからは、”課題”と”ゴール”を結ぶ”手段”の洗い出しも早々に決まり、後半戦から具体的な取り組み内容を決定して着手していく予定です。

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
これまで団体さんの活動対象になじみが薄かった社会人メンバーにとっては、団体さんの”髪を失った女性や子どもたちの生きづらさ”という活動を深く知っていくことは大変でした。しかし、社会人メンバーの”団体さんの活動を何とか理解しよう”というひたむきな姿勢が、それを見事に自分事化させました。後半戦には具体的な取り組みも決まる予定です。これからは「自分ができることは何か」、「他のメンバーにお願いすることは何か」ということを考える必要もあると思います。”髪を失った女性や子どもたちの生きづらさを少しでも和らげたい”という強い想いのもと、各メンバーがそれぞれの持ち味を最大限に活かしながら、ワンチームとなって活動が進んでいくことを期待しています!!

(あきさん)

 

3.プロジェクトの進捗(最終報告)

【プロジェクトの進捗状況】

プロジェクト全体で、合計12回のミーティングを行いました。中間報告後は、これまでに決めた”課題”と”ゴール”を結ぶために洗い出した”手段”を具体的な形にすることに注力しました。なお、具体的な形にする過程では、形にしたものが団体さんの今後の活動に最大限活かせるものになるよう、社会人メンバーと団体さんの間での密なキャッチボールによって意識合わせを行いました。

今回のプロジェクトで取り組んだ”具体的な形”とは、ペルソナとして多感な年頃である思春期の女性を設定し、”髪を失った自分でどうやって生きていけばいいのか”というペイシェントジャーニーの中で最初に起こるマイナスの感情を和らげてマイナスの期間を短くしてもらうために、①病院などに設置してもらうためのパンフレット内容案の作成、②パンフレットを製作するスポンサー向けの企画書の作成、③スポンサーに企画書といっしょに提示する団体案内カタログの作成です。

具体的な形にするにあたっては、2チームに分かれて相互に情報交換しながら作業を行いました。髪を失って戸惑う思春期の女性が、このパンフレットを見ることでマイナス感情を少しでも和らいでくれればという社会人メンバーと団体さんの想いが一体となって、メンバー全員の一体感がさらに深まっていきました。伴走者である私自身も、詳細を詰める社会人メンバーとこれまでの経験からそれを一定の距離をもって見守る団体さんとのやりとりを何とも言えない安心感をもって見守ることができました。

最終報告会の発表では、社会人と団体さんを含むすべてのメンバーから”3ケ月間走り終えた”という充実感が伝わってきました!!すべてのメンバーの皆さま、本当にお疲れ様でした!!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」】

これまで団体さんの活動対象になじみが薄かった社会人メンバーが団体さんの活動を見事に自分事化させた後は、「髪を失って戸惑う女性や子どもたちのマイナスの感情を和らげたい!」という信念のもと、例えばパンフレット案作成では、今回のペルソナである思春期の女性に響いてもらうためのパンフレットも構成、文章の内容、量、配置、イラストの図案、配置、色調などを、ひとつひとつを丁寧に組み立ててくれました。社会人メンバーの中での「自分ができること」と「他のメンバーにお願いすること」の役割分担も自然に形成され、”ワンチーム”として最大限のパワーを発揮してくれました。

一体感溢れた活動を見事に体現してくれたすべてのメンバーの皆さまに感謝します!!

(あきさん)

 

 

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