年代やバックグラウンドが異なる社会人メンバー6人が集まりました。取り組み内容はまだまだ議論中ですが、ステキな取り組み内容になる雰囲気がチームに醸し出されています。
パートナー団体 | 【パートナー団体 】 「NPO法人 ハナラボ」 誰もが社会変革の担い手となるために、「女子学生のリーダーシップと創造力を育み 未来の社会変革の担い手を輩出する」団体です。 私たちが実現したいのは、女性が自らの意思で自由に選択・挑戦でき、社会をつくる主体として、本来持つ力を発揮できる社会。性別などにとらわれず市民全員がクリエイティブな活動をできる文化を創ります。ハナラボは、学生だけでなくそこに関わるみんなが共に学び、成長するプラットフォームです。 【事業内容】 メディア事業 女子学生の視野と可能性を拡げるために
社会課題解決事業 女子学生のリーダーシップと創造力を育むために
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期間 | 【スケジュール】 期間:2022年8月~2022年11月 2022年8月5日(金) :Common Room 89 2022年8月16日(火) :Kick Off 2022年9月30日(金) :中間報告会 2022年11月 19日(土) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
8月16日のキックオフミーティング開催から数週間、取り組み課題設定に向けて議論が順調に進んでいます。
ハナラボの取り組み課題に対する社会人メンバーからの質問タイムでは、自身の価値観や経験にも照らし合わせながら多くの質問がでてきました。
ハナラボから課題を”聞く”でなくて、それを自分の中で腹落ちしようとする積極的な姿勢が伝わってきます。
ところで、この写真の手の平の位置ですが、何を表しているかわかりますか?
これは、第1回の打ち合わせでハナラボさんの課題を知り始めたあとに、「課題に対する、あなたのモヤモヤ度合いはどのレベルですか?」 と問いかけた時の反応です。
質問タイムを経て、社会人メンバーがとても「モヤモヤ」しているのがわかります。
プロジェクト開始時の「モヤモヤ」が、自分の価値観に目を向けて内省するドライバーになります。そのモヤモヤが解消されて取り組む課題が決まった時には、プロジェクトの推進力が大きくなります。
このチームが、どのような取り組み課題を決めて、前に推し進めていくのか?
今からとても楽しみです。
(画面一番上が、モヤモヤMax、一番下がモヤモヤなし)
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
先ほどと似たような写真ですが、何を表しているかわかりますか?
これは、このプロジェクトチームで心置きなく話せる度合い(=心理的安全性)のレベルを聞いた時の答えです。既にチームの中に、「心置きなく話せる雰囲気」が出来上がっていることがわかりました。
実は、この問いは第2回打ち合わせの後に聞きました。ハナラボプロジェクトでのチーミングの早さに、正直おどろきました。「人見知りだけど、なぜかこのチームだと話しやすい」、「きっと良い人が集まっている」、などの声もあがっています。素直に気持ちを表に出すことでさらに雰囲気がよくなるポジティブサイクルが回っています。
「学習する組織」では、心理的安全性高いほど学びのスピードが早く、高い成果がでると言われます。社会人メンバーの学びと自己変化にも注目です。
(心置きなく話せる度合いについて。プロジェクト序盤から既に居心地がよさそうで、デザイナーとして嬉しい驚きです)
【プロジェクトの進捗状況】
キックオフミーティングから数週間の間、プロジェクトはとてもスムーズに進みました。
まず、プロジェクト初期から「話しやすい」、「何でも話せる」、「心理的に安全だ」とメンバー自身が認識する、いい雰囲気が作られました。 その中で、ハナラボのこと、ハナラボの取り組む課題への理解が深まっていきました。 それに続き、自分たちが取り組みたい施策もとてもスムーズに議論の土台に載せることができました。
しかしながら、ここから「チームのやりたい」に変換するまでに、数週間足踏みするシーンがみられました。 とても丁寧に意見を認め合いそれぞれの施策の良さを理解するからこそ、そこから意見を収束させるのに、多くの時間を費やしました。
なかなか意見が収束しないモヤモヤした時間を過ごし、最終的に、「これをやりたい」という強い意志が伴った施策に、他のメンバーが賛同する決まり方でした。 丁寧に意見に耳を傾けるプロセスからチームが一つの壁を乗り越えた、とても印象的な瞬間でした。
このチームが取り組む施策はこの2つです。 この2つの施策を実施することで、「一歩踏み込めないチアがより主体的に動くことで、ハナラボの活動をより多く実現する」ことに取り組みます!
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
「モヤモヤ」な状態は、自分の価値観に向き合う絶好の機会になります。
このチームの議論の中盤では、やりたいことより、正解を探すような議論になっていたように感じました。 社会課題は、その性質上「正解」というものがあまり存在しない取り組みです。 このチームは正解探しから、試行錯誤へと思考を切り替える貴重な経験ができました。 「聞きあう」、「認め合う」と「心理的安全な場」というのは一致するものでないのですが、この違いにも気づき始めたのではないかと思います。このプロセスを通して、自身のことに向き合う時間を多く取れました。
プロジェクト前半を振り返って、改めて「やりたいことを楽しむ!」ことをチームメンバーで再認識できました。
この変化を通したからこそ、これから活動量がますます高くなるはずです。プロジェクト終了時点でこのチームが達成する成果が今から楽しみです。
8月に始まった サポートプロジェクトが、11月19日に最終報告会を迎えました。
女子大生を応援する社会人女性「チア」を活性化する施策を実施したハナラボチーム。
その取り組み内容はこちら
企画案1についてはアンケートを実施し、グッズのニーズがあることと、購入する場合の要件を特定できました。 そのあとワークショップ形式でグッズを作成しようと試みたのですが、参加者の日程があわなくて実施できず、残念ながら企画の提案を作ったところで終了しました。
企画案2については数名のチアの方にインタビューを実施し、他のチアの1on1から学びたい、チア同士で情報交換できるようなものがあればよい、などの声を収集しました。こちらもワークショップを実施する計画でしたが参加者と日程が合わず、動画撮影しアーカイブ配信を行いました。
残念ながら時間切れでワークショップを十分に実施できずにプロジェクトが終了しました。 紆余曲折を経ながら、何をやるべきかではなく、「やりたいことを楽しむ!」ということを大切にした3カ月。 社会人メンバーは、イロイロなことを感じ取って多くの学びを得ることができたのではないかと思います。
NPO法人 二枚目の名刺は、社会人にとって「2枚目の名刺をもつきっかけ」となることを願って、このサポートプロジェクトを実施しています。 このサポートプロジェクトがどのような変化を与えたのか、社会人メンバーからのコメントを紹介します。
・決断する勇気、チーム内の合意形成を取るために人の意見を慮ることが、本当にチームのためになるのか、お互いのためになるのか?を凄く考えさせられました。敢えて、言いにくい事を言う、そんな勇気も時には必要と学びました
・周りを気にするあまり、自分の意見をいえない傾向が強いが、さいごは「やりたい」という意思が大切
・「成果」を出すことに注力しすぎて、「柔軟な発想」や「発意」を見失っていたと思います。また、本業以外のコミュニティを持つことは、心の余裕にもつながるので、今後も積極的に人脈を作りたいです!
・自分の強みを理解するための初めのステップを踏めたこと、また様々な社会人の方と対等にお話ができる機会が得れてとても良い経験をさせていただいたと思います
このサポートプロジェクトも、二枚目の名刺をもつ “きっかけ“となれたのではないかと思います。デザイナーとしてやりがいを感じるとともに、今後のみなさんの活躍に期待が膨らみます。