プロジェクトの紹介

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「すべての子どもが自分の未来を描ける社会」をめざすために、
もものパワーアッププロジェクト

プロジェクトの概要

ももが今後事業拡大を進める中で、関わる人はどんどん増えてきている。創業者お二人の中にあるコアバリューを具現化し、スタッフを含め誰もが個々の力を発揮し、自分らしく地域社会の中でいきていくことに寄与する「もも」へ

パートナー団体

【パートナー団体 】

一般社団法人もも

【事業内容】

⑴教育支援

 ⑵居場所支援

 ⑶暮らし支援

 (4)個別相談 

期間

【スケジュール】

期間:2022年5月~2022年8月

2022年 4月28日(木)  :Common Room 86

2022年 5月11日(水) :Kick Off

2022年 6月23日(木) :中間報告会

2022年 8月11日(木) :最終報告会

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

今回のサポートプロジェクトの舞台は高松です!社会人メンバーは年齢層や地域もバラバラのメンバー7人ですが、「ももの力になりたい!」とアツい思いは同じです!Kick Offではお互いの自己紹介や経験談に加え、もものたかひろさん、えりこさんにCRでは話しきれなかった団体紹介を熱く語っていただきました。その思いに応えるかのように、メンバーも活発な質疑応答を行いました。

 

 チーム名は「カシオペイア」と決まりました。

 カシオペイアは、小説「モモ」に出てくる、モモを時間の国へ案内する亀が由来です。「モモ」の副題は、「時間どろぼうとぬすまれた時間を人間にかえしてくれた女の子のふしぎな物語」です。子どもが自分らしく過ごせる時間がないことは、その子どもの居場所がなくなることにつながるため「まなびや もも」にぴったりのネーミングになっています。

もものビジョンである「生まれ育つ環境に左右されず自分の未来に希望が持てる社会」に導けるように、メンバー一同日々議論を重ねています!

 

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

 リーダーは決めず、毎回ファシリテーターを変えて議論を進めています。週一回のMTGは、ももの学習塾終了後の21時から開始と遅めです。開始時間が遅いゆえに、あまり遅くまで延長できないため、毎回のファシリテーターが工夫を凝らして、進めています。最初は遠慮がちだったメンバーも、時が経つにつれて表情も和らぎ、議論も毎週活発化しています。

 子どもたちの「居場所」は高松にあります。子どもたちが過ごしやすい「居場所」とはどのような場所なのか、どういう思いでお二人に子どもたちに接しているのか、その秘密を探りに有志で現地に訪問することを計画しています。机上の空論にならないように、舞台は現場であることを心に留めて、実りのある訪問にしたいと思っています!

 訪問前後で議論がどのように変わるのか、今から楽しみです!(もちろん高松に訪問することも楽しみです…!)

    

2.プロジェクトの進捗(中間報告会後)

【プロジェクトの進捗状況】

中間報告までに、コアバリューの原案は完成しましたが、”もも”らしさがでているのか、そもそも”もも”らしさとは何なのか、そのヒントを得るために実際に高松を訪れました!毎週オンラインミーティングを実施していますが、もものお二人やプロジェクトメンバーとリアルで対面するのは初めて。最初は少し緊張しましたが、ももの温かい雰囲気もあってすぐに打ち解けました!

 1日目は、子ども食堂のお手伝いやボランティアの方へのインタビュー、2日目は、ももで不定期に開催されているさまざまなな職業や生き方に出会い対話する交流イベント、”ももカレッジ”に参加しました。今回訪問した社会人メンバーは職業も住んでいる場所もバラバラのメンバーで、ご自身の経験やお仕事お話をバラエティ豊かにお話しました。子どもたちからも、質問や自分自身の悩みや夢についても相談いただき、交流ができました。その後のBBQでも大いに盛り上がり、「大家族みたいだね〜」と子どもたちのうれしい感想もありました。

 2日間の滞在でしたが、私たちもとても楽しく居心地が良い空間でした。ももがめざす「居場所づくり」とは何なのか、作るべきコアバリューは何かのヒントをたくさん収穫できました。今後のプロジェクトに活かしていきます!

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

 今回の訪問で得た気づきを、参加することができなかったメンバーにも共有し、コアバリューのアップデートに励んでいます。また、今回の訪問で知り合ったもものスタッフの方と一緒に、ワークショップを2回開催予定です。子どもたちの居場所はリアルの場であり、スタッフのみなさんに支えられています。オンライン開催にはなりますが、どのようなワークショップを行えば我々もスタッフの方も成長できるのか、その内容について社会人メンバーは日々検討しています!高松訪問前後で明らかに社会人メンバーの顔つきが変わりました。(訪問した人、訪問できなかった人かかわらず全員です!) 今から最終報告が楽しみです!

 

 

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3.プロジェクトの進捗(最終報告)

最終報告に向けて、自分たちが団体のお二人と協働しながら作ったコアバリューが、スタッフのみなさんに共感いただけるか、2回のワークショップを通じて検証することとしました。

 一回目のワークショップでは、コアバリューの草案を基に作った7つのテーマについてスタッフのみなさんと少人数のグループに分かれて議論を行いました。この目的は、ボランティア同士の自己開示と気づきの促しを行い、コアバリューのヒントを獲得することです。このワークショップは参加者同士で忌憚のない意見を交わされましたが、この時点で用意していたバリューでは、抜け漏れがあることに気づきました。

<<第1回WS気づき>> <<第2回WS気づき>>

・学生ボランティア/社会人スタッフ/代表の3者で視座が異なっている

・ボランティアやスタッフ同士での情報共有が悩み相談を行う場が不足している

・ワークショップを通して「もも」に通う子どもをさまざまな角度から知ることができた

・「もも」に通う子どもに対するサポートを考える際に、コアバリューと呼応させて考えることができた

そこで、第1回の気づきをもとに、再度議論。2回目のワークショップに向けてアップデートを実施しました。2回目のワークショップでは、事例検討法「PCAGIP」で、もものメンバーから持ち込まれた事例を検討し、実際の事例をもものスタッフと共に検討しながら、コアバリューが有用かを測りました。新たなコアバリューが事例検討するにあたって、有用であることが確かめられただけでなく、ワークショップそのものがスタッフのみなさんから好評で、コアバリューを用いての事例検討は今後も続けていくことができそうでした。

 また、もう一つの課題であった、「業務の効率化」についても各業務の棚卸しから始まり、代表のお二人が注力したいこと、他の人に任せられない/任せられること等に分類し、新体制に向けた業務割り振りの再編を実施しました。成果物として、業務に対応した時間を表示するように分担表を作成しました。

 今回のサポートプロジェクトでは、「コアバリューの作成」と「業務の分担表」がアウトプットです。どちらも長く使っていただけるものだと思っています。団体のおふたりからも「かけがえのないコアバリューができた」「今回議論したことは今回大きな財産になる」とコメントをいただきました。今回のプロジェクトは3ヶ月でしたが、「もも」と「カシオペイア」のご縁が、これからも続いていくことを願っています。

また、参加メンバーによるサポートプロジェクト体験記が掲載される予定です。ご期待ください!!

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