ビーンズメソッドをより社会へ発信及び浸透させていくためのプロジェクト
パートナー団体 | 【パートナー団体 】 「学習支援塾ビーンズ(アップシードビーンズ株式会社)」 学習支援塾ビーンズは、不登校や無気力といった様々な課題を持つ、悩める10代が「なんだかんだで毎日楽しく生きていける」ことを目標として、様々な事業に取り組んでいます。小中高の不登校&高校中退が約30万人、不登校傾向などの課題を抱える10代が70万人、合わせると悩める10代が合計100万人います。学習支援塾ビーンズは、対生徒のコミュニケーションの独自のノウハウ体系であるビーンズメソッドを使い、個別指導や保護者サポートを実施しています。 【事業内容】 課題感を持った悩める10代を対象とした以下の事業を実施。 ①個別指導 ②保護者サポート ③青春ラボ ④グループ授業 |
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期間 | 【スケジュール】 期間:2022年5月~2022年8月 2022年 4月28日(木) :Common Room 86 2022年 5月11日(木) :Kick Off 2022年 6月23日(木) :中間報告会 2022年 8月11日(木) :最終報告会 |
【プロジェクトの進捗状況】
学習支援塾ビーンズの事業に共感した6人の社会人メンバーが集まりました!
キックオフではお互い、初対面ということもあり、緊張の雰囲気もありましたが、プロジェクトへの参加理由や本業でやっている仕事内容など、
様々な自己開示を実施していきました。デザイナーとパートナー団体を含めると8人の大所帯のプロジェクトチームでしたが、
どうにか定例ミーティングの日程を決めることもできました。
プロジェクトの前半は、定例ミーティング以外にもオンライン飲み会を実施して、そもそもビーンズメソッドとは何なのか?
CommonRoomの初回プレゼンだけでは、なかなか知ることができなかった団体の悩みなどを知り、
学習支援塾ビーンズへの理解を深めていきました。
一方で、3ヶ月間という限られた時間の中で、何らかの成果を出すためには考えてばかりはいられません。
とにかく手を動かして、仮決定でいいので目指すべき方向性を決めて、走りながら考えて、
「スピード価値」を実現していくことが大切です。
チームは、①文字が多く、視覚情報が少ないビーンズメソッドをグラフィック化する、
チーム「味噌チー」と②主に保護者と生徒向けの情報発信の強化を図る、チーム「テロワール」に分かれました。
①「味噌チー」は、イラストを描くことができるメンバーが作画を担当し、それ以外のメンバーが文章の原案を考えて、
ビーンズメソッドのイラスト化を進めています。(※漫画でいうところの、原作と作画の立ち位置の関係)
ミーティング外のSlackでも常に議論が活発に行われています。
②「テロワール」はフランス語で「土壌」を意味します。ビーンズという豆がのびのびと育ちやすい土壌(社会)を作っていくという意味が込められています。子供向けの発信に関しては、10代の子どもにが将来に希望を持ってもらうために、世の中に色んな職業があることを紹介するプロジェクトを構想しています。保護者向けの発信は、まずスモールステップとして、ビーンズのTwitterのアカウントにメンションをつけて、個人のTwitterで親向けに「子どもとの上手な上手な付き合い方」を発信しています。
このように、プロジェクトが始まった早い段階から、手を動かし、常に試行錯誤を続けながら、
スピード感を持ってプロジェクトを推進しています。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
サポートプロジェクトに集まる社会人メンバーは、普段やっている仕事も世代も異なる者同士です。価値観の多様性の受容が大事だと分かっていても、それを実戦することはとても難しいです。まさに、「言うは易く行うは難し」です。けれど、このチームビーンズは、チーム全体の心理的安全性を高めるための振る舞いやコミュニケーションを無意識に行っています。そして、考えるフェーズから実行フェーズに移行する際の、身のこなしも非常に軽やかです。
ふざける時は全力でふざけて、議論する時は本気で議論する、そんなメリハリのついたミーティングができています。
それは、思わずにファンになってしまう、パートナー団体である学習支援塾ビーンズの魅力にも起因しているのではないでしょうか?
伴走者であるデザイナーのはまむーとしては、とてもやりやすく、パートナー団体にも、社会人メンバーに恵まれたなと思っています。
あと、オンラインもいいですがリアルで会うと、一気に心の距離が縮まる気がしますね。実際に会ってみると、
身長が意外に大きかったり、小さかったりします笑。
さてさて、関係性の質が最終的に成果の質に繋がります。このプロジェクトの行く末が楽しみで仕方がありません!!
【プロジェクトの進捗状況】
プロジェクトは、引き続き、①ビーンズメソッドのグラフィック化をする「味噌チー」と②ビーンズの情報発信の強化に努める「テロワール」に別れて進めています。
「味噌チー」はビーンズメソッドの内容の要約とイラスト化を分業して、週でノルマを設定して、作成を進めています。そして、要約とイラスト化された成果物を「テロワール」を中心にビーンズのTwitterで発信をしています。
▼学習支援塾ビーンズのTwitterについてはこちら
https://twitter.com/BEANs_PR?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor
このように、チーム間完全な分業をするのではなく、適宜協力をしながらプロジェクトを進めています。
「テロワール」は、保護者と生徒をターゲットにすることは決めましたが、具体的に誰に何を発信するかは模索中です。大枠としては、保護者向けの発信としては、教育に不安を持っている人をターゲットとして、子供向けに関しては、構想として、10代の子どもに対して将来に希望を持ってもらうために
世の中に色んな職業があることを紹介することを目指しています。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
序盤から、「走りながら考える」ことを基本スタンスとして、手を動かしながら模索してきました。当初から高いチームワークを発揮していましたがプロジェクトが進むにつれて、自発的チーミングをしていく動きが生まれていきました。社会人メンバー同士のコミュニケーションも活発で、中間報告会も非常に和気藹々としていました。さて、プロジェクトの節目である最終報告会まであと、1ヶ月と少しですがこのチームが社会にどんな価値を届けるのか?見届けていきたいと思います。
【最終報告会無事終了!】
5月11日にスタートしたサポートプロジェクトもあっという間の3ケ月。去る8月11日に最終報告会を実施しました。中間報告会終了後、メンバーは今後のスケジュールを再確認し、役割を明確に、熱き想いを抱きながら、粛々とやるべきことに集中しました。
毎週のミーティング冒頭のチェックインも安定的に和やかに行われ、チームとしての「輪」はそのままに計画通りにプロジェクトを終了することができました。
今回のプロジェクトテーマは、やや難しい「メソッド」を、わかりやすく、多くの人に伝える為、そのコンテンツを作成し、発信し接点を増やすこと。毎回のミーティングで「ひとこと」「ひとこと」伝わる「言葉」を探し、それを「イラスト」と連動させて発信していく。とても地道な作業ですが、辛抱強く実施してくれていまいした。
結果、プロジェクト期間中に、できあがったコンテンツを週1回計6回twitterで発信したことでプロフィール検索が約2倍に増えたと成果も出せ、「イラストがとてもわかりやすい」との声が親御さんから届いたそうです。着実に広がっていることを実感させてくれます。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
下は、ビーンズチーム、最終報告会資料の最後のページです。「最後に・・ではなく、これから」・・・とても印象的でした。社会人がこのプロジェクトに関わった後、一人ひとりがどのような行動をとるのか。それは正にひとりひとりの価値観によるものであると思います。が、このプロジェクトを通じて、ひとりでも多くの方が、「今後も社会課題に向き合いたい」と思ってくれ、行動にうつしてくれたら弊団体としてこれ以上の喜びはありません。実際、プロジェクト終了後の9月中旬には、某企業様向け(子育て中の社員の方向け)にビーンズとして初めてのセミナーを開催することが決定しています。
今回参加いただいた社会人の皆さん、そしてビーンズのみなさま、お疲れ様でした。そして、いつかまたお会いできること楽しみにしています(カズ)