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「”ともに生きる“が当たり前になる世の中へ」 NPO法人 となりのかいご プロジェクト

プロジェクトの概要

仕事を辞めて時間を作り、制度や介護の仕方を勉強しながら、直接身の回りの世話をしなければいけない。

介護はそんなイメージを持たれています。しかし、本当に大切なことは、どんなに長く続いても疲弊しない距離感を冷静に見定めてとなり近所や介護のプロの力をかりながら自然で無理のない関わり方を見つけることです。

今回のサポートプロジェクトでは、団体さんの想いに共感した社会人ととなりのかいごのメンバーがワンチームとなり、団体さんの想いをより一歩実現に近づけるためのプロジェクトに取りくみます。

パートナー団体

【パートナー団体 】

NPO法人 となりのかいご」

【事業内容】

家族がやるべき介護への関わり方は 新しい知識を身につけて 立ち向かうものではありません。 大切なことは、どんなに長く続いても疲弊しない距離感を冷静に見定めて となり近所や介護のプロの力をかりながら 自然で無理のない関わり方を見つけることです。 “となりのかいご” は 50万通りの家族孝行を一緒に考え 「誰もが最期まで家族と自然に過ごせる社会」 の実現に取り組んでいます。

期間

【スケジュール】

期間:2022年2月8日~ 2022年4月30日

2022年2月1日(火)         :CommonRoom 83

2022年2月8日(火)         :Kick Off

2022年3月20日(日)       :中間報告会

2022年4月30日(土)       :最終報告会

 

1.プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

これまでKickoffを含めて2回のミーティングを行いました。この2回のミーティングでは、メンバーがお互い初対面であるため、自己紹介を行ったり、性格診断ツールの使用を通して自分の強みだけでなく弱みも共有することで、”お互いが助け合う”というチーミングに重点をおきました。また、これらの自己紹介や性格診断結果の内容をslack上でも共有することで、少しずつですが相互の距離感が縮まってきたと感じています。

さらには、プロジェクトを円滑の進めるために、メンバー全員で共有できる”気づき共有シート”も設けました。このシートに、毎回のミーティング後に疑問が残ったこと、メンバーへの提案、プロジェクトの進め方に対する要望などを自由に記入してもらうことで、このシートが毎回のミーティングをより深い内容となる手段として機能することを期待しています。なお、ミーティング後に短時間ではありますが”ぷち懇親会”を行い、プロジェクト以外の話をする機会も設ける予定です。

今回のメンバーは、自身や身近な人が介護関係の仕事をしている方がいる一方で、介護とは全く縁がない仕事をしている方もいますが、団体さんの活動に共感し”介護の世界を変えたい”という熱い想いはすべてのメンバーに共通しています。その共通の想いをもったメンバー同士の一体感がより深まることを期待しています!!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

となりのかいごさんが目指す「 誰もが最期まで家族と自然に過ごせる社会の実現」のための活動の現状について、社会人メンバーと団体メンバーとの間で質疑応答しながら、社会人メンバーがとなりのかいごさんの活動をより深く知ることで、各社会人メンバーそれぞれがそれを自分事化していっているところです。始めは手探り状態だった社会人メンバーも、となりのかいごさんの活動のValueが見えてきつつあります。そして、各社会人メンバーが「自分達ができることは何か」を考えることも始まろうとしています。活動の糸口を見つけつつあるこれらメンバーがひとつのチームにまとまり、これからどのような具体的な取り組みが生まれてくるのか、今からワクワクしています!!

(あきさん)

2.プロジェクトの進捗(中間報告会後)

【プロジェクトの進捗状況】

これまで、8回のミーティングを行いました。団体さんの活動対象である”介護のあり方”については、まずはピクチャーシンキングという手法を用いて、メンバーの”介護”に対する現在の意識を整理するところから始めました。その上で、”介護のあり方”の本質となる”家族とは?”という問いを深掘りすることで、介護に対する問題の本質を明確化しました。”家族”という本質から議論したため、今回のプロジェクトの”課題”と”ゴール”を設定するまでに多くの時間を費やしました。しかし、”課題”と”ゴール”が見え始めてからは、”課題”と”ゴール”を結ぶ”手段”の洗い出しと今回の取り組み内容の選択も早々に決まり、具体的な取り組みに着手したところです。

社会人メンバーが、”家族”という介護の本質についての議論を重ねていくに連れて、”介護の世界を変えたい”という共通の想いも一層大きくなり、団体さんメンバーも含めたメンバー全員の一体感が一気に深まりました。今回の活動から、これからどのような驚きの成果が飛び出してくるか、とても楽しみです!!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

これまで団体さんの活動対象になじみが薄かった社会人メンバーにとっては、団体さんの”介護あり方”についての活動を深く知ることは大変でした。しかし、社会人メンバーの”団体さんの活動を何とか理解しよう”というひたむきな姿勢が、それを見事に自分事化させました。具体的な取り組みも始まり、これからは「自分ができることは何か」、「他のメンバーにお願いすることは何か」ということを考える必要もあると思います。”介護の世界を変えたい”という強い想いのもと、各メンバーがそれぞれの持ち味を最大限に活かしながら、ワンチームとなって活動が進んでいくことを期待しています!!

(あきさん)

3.プロジェクトの進捗(最終報告)

【プロジェクトの進捗状況】

プロジェクト全体で、合計12回のミーティングを行いました。中間報告までに、社会人メンバーが団体さんといっしょになって、”家族”という介護の本質について、時間を惜しまず議論を重ねてくれました。

この議論を通して、家族が家族内の介護をするようになってからアタフタしてしまう従来の介護から、これから家族の介護をするかもしれない若い世代に対して、”介護の本質=家族の本質”を少しでも自分事として考えてもらえるためのきっかけとなる素材を作るべく、”自分がこれまで暮らしてきた場所を離れたくない認知症の母親”と”母親のことが心配なために自分と同居しよう進める息子”とのちぐはぐなロールプレイを作成しました。

ロールプレイを完成させよういう社会人メンバーと団体さんの想いが一体となって、メンバー全員の一体感がさらに深まりました。伴走者である私自身も、ロールプレイの詳細を詰める社会人メンバーとこれまでの経験からそれを一定の距離をもって見守る団体さんとのやりとりを何とも言えない安心感をもって見守ることができました。なお、このロールプレイは、第三者による検証までの全過程を行うことを目標にしていましたが、残された時間を有効に使うことにより、その目標も見事達成することができました。

最終報告会の発表では、社会人と団体さんを含むすべてのメンバーから”3ケ月間走り終えた”という充実感が伝わってきました!!すべてのメンバーの皆さま、本当にお疲れ様でした!!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」】

これまで団体さんの活動対象になじみが薄かった社会人メンバーが団体さんの活動を見事に自分事化させた後は、「自分たちが介護の世界を変える!」という信念のもと、「これから家族の介護をするかもしれない若い世代のココロによりダイレクトに響かせる」よう、ロールプレイの内容も、家族の背景、家族の構成、ロールプレイの会話のポイント、ロールプレイで最大限の効果を出すための進行の工夫など、ひとつひとつを活動の中で、丁寧に組み立ててくれました。

社会人メンバーの中での「自分ができること」と「他のメンバーにお願いすること」の役割分担も自然に形成され、”ワンチーム”として最大限のパワーを発揮してくれました。一体感溢れた活動を見事に体現してくれたすべてのメンバーの皆さまに感謝します!!

(あきさん)

 

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