BAJの活動を幅広く認知してもらい、長期的なサポーターの獲得を目指す、というのが概要です。以下、現時点で決まっている内容です。
BAJはベトナムにおける農家支援のためのスタディツアーなどを開催していましたが、コロナ禍において活動が大きく制限されてしまいました。サポートプロジェクトで期待していたことはオンラインで出来る活動の提案だったのですが、社会人メンバーからは団体の活動があまり認識されていないという課題が示され、その解決策をサポートプロジェクトで考えていくこととなりました。
いまは2つのプロジェクトを始めようとしています。1つめは、古着リサイクル活動「フルクル」の協力企業開拓です。「フルクル」はBAJの活動資金集めのために実施していましたが、SDGsへの関心が高まっているのでもっと広めることが出来るとメンバーは考えました。例えば、引っ越し会社のSDGs活動として協力してもらうという案が出ています。
もう1つは教育機関にBAJの活動を認知してもらうというプロジェクトです。SDGs教育の一環として、あるいは探求型教育の一環としてNPO法人に対して問い合わせをする教育機関が増えています。そこで、こちらからBAJの活動を教育機関に売り込み、授業に取り入れてくれるところを開拓していきます。
パートナー団体 | 【パートナー団体 】 「 NPO法人 ブリッジエーシアジャパン 」 ブリッジエーシアジャパンはアジアの困難を抱える人たちに寄りそう団体です。 貧困、難民、紛争など、アジア地域には難問が山積しています。私たちブリッジエーシアジャパン(BAJ)はこうした課題に対し、地域の住民と一緒に考え行動することで解決の道を探ります。 1993年に発足したBAJは、ベトナムとミャンマーで国際協力活動を進めてまいりました。宗教や言語の違いを越え、職業訓練、環境保全、インフラ整備などの事業を通して民族の融和を目指し、相互理解の架け橋となることを目指しています。
【事業内容】 ⑴ ミャンマーにおける地域インフラ整備活動、職業訓練支援、機械修理などの技術研修 ⑵ベトナムにおける農業支援 ⑶古着リサイクルプログラム「フルクル」 |
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期間 | 【スケジュール】 期間: 2021年 10月~2021年 1月 2021年10月 3日(日) :CommonRoom 81 2021年10月9日(土) :Kick Off 2021年11月20日(土) :中間報告会 2022年 1月 8日(土) :最終報告会
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【プロジェクトの進捗状況】
Kick Offは2時間を予定していましたが、メンバーの都合もあり1時間の短縮バージョンで実施しましたが、自己紹介を中心に進めて相互理解が少し進んだ感覚がありました。
その後、毎週木曜に定例会を実施することを決めて、進行役を持ち回りで担当するなどのルールが決まっていきました。初めての定例会では、「好きなお菓子」というテーマでアイスブレークを始めたのですが、その後もアイスブレークが定着して毎回和やかなムードでミーティングが進むようになりました。
SlackやGoogle Driveを使って定例ミーティングまでに自分の意見を出し合うというスタイルも定着して、プロジェクトは順調に進行しています。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
初めは様子見の感じがありましたが、2回目以降は積極的な発言が目立ちました。オンラインならではの発言のタイミングの難しさはありますが、Jamboardを使って各自が意見を出しやすくしたり、意見を整理しやすくする工夫をすることで、議論に取り残される人は出ていない状況です。
先に発言する人、他の人の発言を聞いてから自分の意見を言う人、などスタイルはそれぞれですが、このチームはそのバランスが取れています。自分の発言が長かったかな、と思った場合は他の人に意見を聴くということも出来ていて、チームワークは醸成されつつあります。
これからタスクが具体的になってきて、分科会なども始まってきます。そうなると、メンバー間のコミュニケーションも増えますので、お互いのことをもっと知ることが出来て、さらにチームワークが良くなっていくと期待しています。
【プロジェクトの進捗状況】
BAJの抱える課題の特定をするところからプロジェクトは始まりました。社会人メンバーからBAJに普段の活動やサポートプロジェクトに期待することを質問して、
BAJについての理解を深めていきました。
そこから見えてきた課題はいくつかありましたが、今回のプロジェクトは期間限定なので取り組むものを絞り込む必要があります。
実行の難易度や、いまのBAJにとっての優先度などを議論して、以下の2つの課題解決に取り組むことが決まりました。
課題1:フルクル(古着回収事業)への注力不足
課題2:活動を伝える機会が少ないので、団体としての広報力アップが必要
それぞれの課題はメンバー全員で取り組みますが、コアメンバーとして中心的に活動するメンバーをアサインしました。
ここからは具体的なアクションのフェーズに進んでいきます。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
オンラインミーティングに参加するときは全員マイクをONにする、Slackのコメントを読んだら必ずコメントを書く、
などチームワークを高めるためのルールを自発的に作成しています。
Jamboardを使った意見交換もスムーズになってきて、各自が積極的に関わる姿勢を持ち続けています。
ここからは、議論してきたことをアクションに落とし込んで実行するフェーズとなります。
最終報告の時点でこのプロジェクトがどうなっていたらBAJにとってもメンバーにとってもいいのか、ということをイメージして、
その実現に向かって進んでいくことになります。
中間発表後は、課題の特定に少し時間がかかったものの、大きなブレはなく以下の2点を柱にしていくことが決まりました。
①フルクルの引っ越し企業への提案資料作成と実際の営業活動
②マンスリーサポーター制度を魅力のある特典を付けて改定していく
また、中間発表時に課題として挙げていた「発信力不足」の対策として、休眠状態だったBAJさんのツイッターを再開することを新石さんに約束していただきました。
①はかずまさん、②はのだちゃんがリーダー的な位置づけとなりつつ、全員が両方のプロジェクトをサポートする形が自然とできて、いいチームワークで成果物を仕上げることが出来ました。最終的な成果物としては、以下のものを完成させました。
①フルクル
・営業資料
・引っ越し業者リスト
・1件、アポが取れた!
②マンスリーサポーター得点
・配信に使えるフライヤー作成
・BAJ内部で共有するための企画資料
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
最終報告終了後、チーム内で振り返りを実施しました。良かった点としては次のようなことが挙がってきました。
・バックグラウンドの異なるメンバーと議論することで、視野が広がった。
・NPO/NGOの活動について学ぶことができた。
・Slack、Googleドライブ、Jamboardなどツールの使い方を学んだ。
最後は、他のメンバー全員から1人ずつに対してフィードバックをしてもらい、感想を言い合いました。推進役とブレーキ役、盛り上げ役とサポート役、など社会人メンバー4名の役割が自然と定まり、見事なチームワークだったと皆さんが同じ感想を持っていたのが印象的でした。参加者の1人はサポートプロジェクトに刺激を受けて、転職活動を始めて見事内定をもらうという出来事もあり、皆さんの今後につながる何かを得ていただいたものと感じています。