サンカクシャの成長と共に、連携すべきステークホルダーや、現場での課題が多様化している。本プロジェクトでは、①団体の方向性(ミッション・ビジョン・バリュー)の整理・言語化と、②現場の課題の整理・解決 に取組む。
パートナー団体 | 「NPO法人 サンカクシャ」 【事業内容】 サンカクシャは、学校や社会に馴染めない15〜25歳ぐらいの若者が孤立せず、自立にむかえるよう、社会サンカクを応援する団体です。 若者が素を出すことができ、安心できる人と出会える若者の居場所「サンカクハウス」の運営と、若者が楽しく多様な大人と交流できる企業と連携した「ブカツ」や、多様な社会体験を重ねるための「バイト」の機会の提供など、「社会サンカク」を応援する機会を作り出すことを通じて、若者の自立をサポートしています。 |
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期間 | 【スケジュール】 期間: 2021年4月~2021年7月 2021年 4月12日(月) :CommonRoom 77 2021年 4月24日(土) :Kick Off 2021年 6月11日(金) :中間報告会 2021年 7月26日(月) :最終報告会 |
4/24にPJキックオフ。当プロジェクトの社会人メンバーは全員同じ会社ではあるが、それぞれ多様な個性の持ち主であり、
このチームと団体が生み出す化学反応への期待が膨らむ。
その後週1回ペースで打合せをしながら、団体の理念・活動内容・課題・価値観などについての理解を深めている。
次第に社会人メンバーや団体メンバーが、お互いのキャラクターや役割を認識して、活かし合いつつある。
3回目の打合せでは、サンカクシャが支援している
若者とのオンライン交流会を実施。若者との交流を楽しみながら、団体のリアルな現場感覚を体験した。
今後は、経営班と現場班の2チームに分かれて、取組む課題を具体化していく
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
社会人メンバーにとっては、団体メンバーが皆楽しみながら活動していることや、「若者がどんな道を選んだとしても、生きていることが大事」という団体の価値観が、刺激となっている様子。この刺激を機会として、自身のキャリアや、社会への向き合い方など、考えをより深めてもらえると嬉しい。
若者との交流会は、過去サンカクシャが主催した社会人交流会の中でも最も盛り上がった模様。社会人メンバーがコミュニケーションにおいて気を付けたポイントなどを振り返ってまとめることで、今後のサンカクシャの場づくりに貢献していきたい。
現場の課題解決に取組む班(現場班)と、団体の経営課題解決に取組む班(全体班)に分かれて課題を深掘りし、中間報告会で共有した。現場班は、オペレーションの全体像から詳細までを可視化した上で、ボランティアスタッフの育成に関する課題解決に取組んでいる。全体班は、ミッション・ビジョン・バリューを言語化した上で、人材や資金などの経営資源獲得に関する課題解決に取組んでいる。
サンカクシャの代表や中心メンバーの創業当時のストーリーを共有する会や、サンカクシャと同じzoomのバーチャル背景を使うなどを通して、団体と社会人メンバーの一体感が高まっている。
中間報告会後のチーム内対話セッションでは、社会人メンバーと団体との化学反応をもっと起こしていくために、「一人一人が社会にどうあってほしいか?」というテーマで対話した。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】
社会人メンバーと団体メンバーが垣根を越えて、一体となって同じ方向を向いて、若者にとってより良い未来
をつくるために真剣に考え模索している。
サンカクシャメンバーも、毎週社会人メンバーと課題や想いの言語化・整理をする中で成長もあり、
団体内でのディスカッションがより円滑になってきている。
後半戦は、成果物を作ったり、チーム外に働きかけるなどして、活動のインパクトを出していきたい。
【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」】
最終期限が近づくにつれ、社会人メンバーの中には「成果物を期限までに 作らなければ」
という気持ちもある反面、「目先の成果物を目的化せず、本質的な貢献をしたい」という気持ちも
芽生えた。結果として、期限までに一定の成果物を作り切るだけでなく、
PJ終了後も団体に関わり続けたいと考えるメンバーも出てきた。
二枚目の名刺のサポートプロジェクトが生み出す最も重要な変化、このようにPJ後も
一緒に活動できる「仲間」ができることだと、今回も感じた。 サンカクシャにとっても、
社会人メンバーの視点や考え方・進め方を知ったことや、本音の対話などを通じて、
多くの学びや気づきがあった。また、このプロジェクトで議論を尽くしたことが、
急成長する組織内の団結を強化することにもつながった。
プロジェクトを通じて社会人メンバーは、これまでとは違う世界に自ら踏出し、
社会との新しい繋がり方や、本業以外での物事の進め方、協働の仕方を学んだ。
また常に本質を追求しながら、自分たちが時代を作っていくんだという気持ちが芽生えた。
これらの学びを得て、自分なりに社会を見通して自ら行動に移す「二枚目な社会人」になってくれた
と確信している。