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「未来をつくろうプロジェクト 〜誰もが笑顔で暮らせる社会づくりを共に〜 」NPO法人Lino

プロジェクトの概要

「健常者・障害者という垣根をなくし、自然と人が集まり、共存・助け合う世界をつくる ~iversity & Inclusionな世界を実現~」というビジョンを
掲げ、
 
1)皆が集えるコミュニティ作り
2)インクルシネマ拡大の為の基盤 整備
3)持続性ある財政基盤強化 
 
を進めます。
パートナー団体
「NPO法人 Lino」

【事業内容】(団体HPより)

 ⑴ インクルシネマ開催
 (障がいを持つ人も持たない人も一緒に楽しく映画を観るイベント)

 ⑵ ICT勉強会の実施

 ⑶  海洋リハビリの実施

期間

期間: 2021年4月~2021年7月

2021年 4月12日(月)  :CommonRoom 77

2021年 4月24日(土) :Kick Off

2021年 6月11日(金) :中間報告会

2021年 7月26日(月) :最終報告会

プロジェクトの進捗(キックオフ)

4/24キックオフMTを皮切りにその後4回のMTを実施。当プロジェクトは社会人参加メンバー全員同一会社からの参加。同じ会社とは言え、ほぼほぼ皆初対面に近く、他のSPJ(通常はバラバラの会社から参加)と変わらない感じでスタートを切る。キックオフMTは「自己開示」に時間を割いたおかけで、緊張しつつも笑顔の多いミーティングで終了。定期MTの1回目は二枚目の名刺のプロジェクトデザイナーが仕切ったが、2回目以降からは、社会人メンバー持ち回りにシフト。毎回ミーティングの仕切り役は変わるが、皆、的確にアジェンダを提示し、効率よく議論し、その日のゴールをクリアしている。また、皆周囲への気配り心配りも忘れず、進めているところは素晴らしい。一度決定した「スコープ」を諸事情により変更したが、メンバーは十分納得した上で柔軟に対応し、3つの「分科会」に分かれて活動を進めている。

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

 当初は、コミュニケーションツールであるスラックに頻繫にアクセスするメンバーとそうでないメンバーとに分かれており、
一部温度差があったが、あるメンバーの提案により、「みんなの今の気持ちは?燃えているのか?、まだ燃えていないのか?」
の意見交換する時間を設けた。この問いにみんなは、正直な気持ちを吐露し共有してくれた。この意識づけと、
分科会で小チームに分かれ活動をするとになり、当初感じていた温度差は解消。全力で課題解決に向かっている。また、本業での急なトラブルによりMTに参加できなくなった時には、メンバーへ「HELP」を示し、他のメンバーがフォローする姿も見受けられる。「HELP」を言える。助けに入る。この関係性も「チーム」として活動するにあたり重要なポイントであると思う。このペースで最後まで走り抜けて欲しい。みんなならできる^^

 

プロジェクトの進捗(中間報告後)

6月11日(金)中間報告会が終了。中間報告会前の定例MTは、キックオフを含め7回。途中から分科会を設置し、個別に週2-3回短時間でのMTを実施しているチームも見受けられた。それは、「団体の為に」「誰もが笑顔で暮らせる社会の為に」。
 中間報告会では、今までの経緯並びに分科会の項目の進捗状況を報告。ひとりひとりのここまでの想いも報告。Aさん「プロボノの活動の中で、会社の業務経験やプライベートでの経験が活かされる事を絶賛体感中・・・」 Bさん「業務とは異なるメンバーと活動することで“当たり前“が当たり前でない難しさ&楽しさを感じています!」と。

 

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

 

 

中間報告会の後半は「振り返り」の時間。チームを2つに分け、「KPT(K:キープ)(P:課題)(T:トライ挑戦)」の内容でそれぞれに話しあわれた。結果、「楽しんでやれているか?」「本音で話せてるか?」という意見が出、一度社会人メンバーだけでオンライン飲み会兼打ち合わせをやろうということになり中間報告会終了の数日後に実施。また、その後の定例MTでは、全員(団体とデザイナー含)でオンライン飲み会を実施。プロジェクトの内容には一切ふれず、終始笑顔の雑談が・・・^^。オンラインでの「雑談」が重視される昨今、日頃真剣にプロジェクトに向き合っているみんなだからこそ、時としてこういう「時間」が必要なんだということを実感。さあゴール目指して突っ走ろう!

 

3.プロジェクトの進捗(最終報告)

21年7月26日(月)最終報告会実施!4月24日のキックオフミーティングから、あっと言う間の3ケ月が経過。
本業のハードな業務に加え、毎週1回の定期MTでの熱い議論。その間に「分科会」としてのMTもあり、
とても充実した大変な3ケ月であったと思う。

振り返れば、キックオフミーティング直後の「団体側の急な方針変更」や、様々な変化に悶々としたと思うが、
参加したメンバーは、諦めることなく粘り強く、ひとつひとつの項目を積み上げ、また代表を中心とする団体メンバーの
「熱い想い」との相互作用により、数多くのアウトプットを出した。(アウトプット項目は下記参照)

この成果は、過去の多くのプロジェクトに勝るとも劣らない立派な結果であったし、
今後の団体運営に大きな影響を与えると思う。担当デザイナーとして心から敬意を表したい。

今回のプロジェクトで特に印象に残ったのは、8人のメンバーが、それぞれに持ち味を発揮したことである。
誰か一人が常に先頭を走り、引っ張るのではなく、8人が順番に先頭に立ち、適宜全体を引っ張る役回りをしてくれたこと。

会社でのトップダウン中心の業務遂行とは違い、みんな平等な立ち位置でのマネジメントや業務遂行、更には、
チームビルディングについて多くの「気づき」を得てくれたことと思う。今後参加メンバーがリーダーとなった時、
これを思い出し、より良いマネジメントを実践してくれたならとても嬉しく思う。

 

(今回のアウトプット=成果物一覧) ① Lino対外説明資料 ② インクルシネマ運営マニュアル ③ インクルシネマチラシ 
④ アンケート集計と結果分析 ⑤ インクルシネマカイゼン事項提案 ⑥ ボランティア募集要項 
⑦ 事業計画の手引き(Lino収支メモ)

<振り返りMT>

最終報告会から1週間後の、21年8月2日(月)、チームLino の振り返りMTを実施した。
参加メンバーは社会人8人+団体2人+デザイナー1名。

内容は、①自分自身の振り返り ②チームとしての振り返り ③「仲間」に対して

③については自分から、仲間のひとりひとりに向け「感謝の気持ち」を伝える形式をとった。

日頃中々仲間から「感謝の気持ち」を伝えられることはなく、みんな戸惑った雰囲気ながらも終始明るく楽しく、
ほんわかした時間であった。

 その中から一部抜粋すると・・・

「チームの目標や各自の役割等を整理し、チームを引っ張ってくれた」「常に自分の意見を出してくれた」
「自身に対して最もストイックさを感じました」「 作業が緻密で素晴らしいです」

「冷静な観察眼が素敵です」などのコメントが。
 今後は、一人ひとりが自分を振り返り、今回の経験を今後にどう活かすのか(今後もソーシャルな活動を継続するのか否か・・・・。)
考えて行って欲しい。参加した社会人の皆さん並びに団体の皆さんの益々のご健勝を祈念しております。ありがとうございました。

(カズ)

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