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アフリカローズ「オンライン強化/薔薇のあるライフスタイルの提案」プロジェクト

プロジェクトの概要

「最高品質の薔薇をアフリカから世界に届けること。それが、アフリカから貧困をなくすことにもつながっていく。そして、本当に高品質で美しい薔薇を届けることで、施し施されるのではない本当にフェアな関係のフェアトレードを実現する。これらの取り組みを通じて、もっと笑顔あふれる世界を」。こんな想いを胸に、アフリカローズはケニアの薔薇を日本で広めています。
店舗は六本木・広尾店の2店ですが、コロナの影響もある今、オンライン販売のさらなる強化が必要と考えています。また、薔薇をもっと日常的に手に取ってもらえるライフスタイルを提案することで、従来の店舗依存や非継続型の販売からのシフトを図ることができないか。これらの課題を解決することで、アフリカローズの想いがまた一歩実現されることを目指し、今回、8名の社会人が参加するプロジェクトがスタートしました。

パートナー団体

アフリカローズ(株式会社Asante)

【事業内容】
ケニアのバラ(生花)、ローズ関連商品の開発・販売、フラワーアレンジメント教室の運営、等

期間

2020年7月~2020年11月

【スケジュール】
2020年7月3日(金):CommonRoom75
2020年7月14日(火):Kick Off
2020年9月18日(金):中間報告会
2020年11月6日(金):最終報告会

プロジェクトの進捗(キックオフ)

・今回のプロジェクトは、社会人メンバー8名とアフリカローズの運営にあたる3名の計11名でスタートしました。
中には九州、四国、近畿からの参加メンバーも。基本はオンラインでやり取りするプロジェクトのため、どこにいても距離を感じず参加できるのも特徴です。

 

・まずはzoomでのキックオフ。プロジェクトへのワクワクと初めましての緊張感も漂う中、まずはチームづくりの第一歩として、自分について伝えること、じっくりお互いを知ることをメインに行いました。「参加のきっかけや想い」「実現したいこと、挑戦したいこと」を一人ひとりが語り質問し合いながら、相互理解を深めます。アフリカローズへの共感や「薔薇の美しさに感動した!」といったコメントも多く飛び交いました。
また、今後のミーティングはまずは毎週定例で行うこと、主にSlackでコミュニケーションを取ることも決定。

2時間のキックオフでは想いを語り合いました。締めくくりはこの笑顔!

・定例の回を重ねるごとに、お互いに打ち解け、ディスカッションもスピードUPしていきます。一週間のうちにSlackでアイデアや意見を出し合い、定例では毎回チェックインとファシリテーションを自分たちで決め自走する、という体勢がいつの間にか定着。アフリカローズと社会人メンバーが垣根なく考えを伝えながら、「あらためてアフリカローズの課題って?」「解決策のアイデア出し」「どんな状態を目指すのか?ゴールやKPIは?」「取り組みを決める際に重要視することは?」等の話合いが繰り広げられました。

 

・様々検討した結果、施策は「SNS/イベント」「売り方」「商品開発」の3つに分け、3チーム制で推進することに。“自分たちのワクワクを大事に”、“考えるだけではなく、やってみる!”もモットーに、チームごとにKPI・施策詳細・スケジュールを決め動きながら、チーム間も連携していく予定です。

中には東京在住で、店舗を訪問できたメンバーも!ソーシャルディスタンスを保ちつつ、広尾店の海野店長との対話等を通じて、現場に触れることができました。

 

プロジェクトで大切にしたいこと

・チーミングの初期ということで、話し合いのテーマの一つとして「このプロジェクトで何を大切にしていくのか?大きなビジョンやコンセプトは?」についても取り上げました。そして実はアフリカローズも、組織の変革時期の取り組みとして、コアバリューを設定したばかり。
そこで、「このサポートプロジェクトのチームも、アフリカローズのコアバリューに繋がる取り組みになることを意識していこう」、そして「メンバー個々がサポートプロジェクトを通じて挑戦・達成したい個人目標も共有して、大事にしていこう」ということに!
皆で目線をあわせて数か月を過ごすことの大切さも、確認し合うことができました。

「アフリカローズの12個の約束」。アフリカローズのスタッフ全員の声を元につくられた、コアバリューです。

プロジェクトの進捗(中間報告)

・定例ミーティングやSlackでのやりとりを重ねて迎えた9月の中間報告。ここまでに、実は大きな転機となる出来事がありました。それは想いやワクワクを大事にしているか?という自分たちへの問いかけです。

・キックオフ後は、課題を整理し、チームに分かれて具体的な取り組みを整理していきました。が、各チームともどれを実行するか、どうやっていこうか、議論が堂々巡りになったり、なかなか決められなかったり…の停滞。お互い、踏み込んだ議論をせず、もっともらしいやり取りに留まっていたのかもしれません。

 

・そこでアフリカローズ代表の萩生田愛さん(めぐりん)から投げかけられたのが、「みんなこのままでやり切ったといえる?もっと自分自身のワクワクを大事にしては?」という言葉。これをきっかけに、あらためて、自分はどうしたいのか?を考えるようになりました。

 

・そこからは中間報告という折り返し地点に向け、「考えるだけではなく、やってみよう!」とアクションが生まれ始めます。特にSNS・イベントチームでは、インスタフォロワーUPを目指し、「インスタコラボライブの実施」「ミス・グランドジャパンへの協賛」「インフルエンサーとのコラボ」などを次々実施。中には、自分の想いも元に、アイドルの方にコラボを持ち掛け、具体的な企画にまで発展させる、といった思い切ったチャレンジと嬉しい成果もありました。

 

・中間発表では、各チームの「目的」「目標」「戦略」、成果と課題等を発表。また、発表後の振り返りでは「KPT」(継続したいこと、改善したいこと、挑戦したいこと)」を実施し、「自主性を大事にしたチーム」「全員が参加できている」といった良い点を確認。一方で、「進捗の遅さ」や「まだお互い腹を割った話が出来ていない」という課題が挙がったのも印象的でした。

そこで、メンバーから、「チーム再編」「ミーティング頻度の見直し」「タスクの可視化」などが提案され、取り組むことに。後半への加速を目指します!

プロジェクトの進捗(最終報告までと、その後)

・見直しが入ってからの活動は、朝早い時間や少人数制でのミーティングも度々。形にとらわれず、適宜、動けるメンバーが柔軟に連携し、お互いにタスクを任せていく…という、これまでになかった動きが生まれた印象がありました。

 

・また、アフリカローズ広尾店の海野店長が参戦し、現場目線でのディスカッションやメンバーへの「問いかけ」が増えたことで、チームに新しい大きな動きが生まれました。特に「売り方・商品開発」のチームが加速!やること、やらないこと、をはっきり見分け、具体的な次の動きを決めるという変化も。

 

・成果としては、性格診断でお勧めの薔薇を見つける「テーマローズ」、「LINEチャット」の動線改善、「自分で作るプロポーズブーケ」のプロモーション動画制作(今後、HPで公開予定)、“TOMOSHIBI LETTER”さんとコラボした「未来のあなたへのプレゼント」(メッセージ付きで未来日付でブーケをプレゼント)…。そしてメンバー8人をイメージしたオリジナルブーケ「出逢い」と、次々にサービスや商品がかたちに!!お互いが遠慮なく考えを伝え、良さを発揮していく場から、成果が生まれました。(動画は、実際にプロポーズを予定していたメンバーの“たいへいさん”が出演して作成!プロポーズも見事成功したそうです!) 

 

撮影の様子。みんな真剣です(左写真)
撮影もモデルもメンバー自身!お疲れ様でした!(右写真)

 

・SNS・イベントチームも、「インスタプレゼントキャンペーン」での薔薇プレゼントを実施。「インスタライブ」は計8回開催されました。アイドルの方とのコラボも盛り上がり、11月にはめぐりんとの対談も。結果、最終報告時にはインスタのフォロワー数が1,000名近くUPするという成功を収めました。何より感動したのは、それぞれが「好き」や「得意」をもとに、様々な外部との繋がりを切り拓き、メンバー間も支援し合ったこと。想いと多様性が実を結んだ成果だと感じました。

 

・プロジェクト終了後は、メンバーから「二枚目の名刺とコラボして、最後に自分たちの手でもSNSライブをやろう」という声が!サポートプロジェクトにこれから参加する人たちへ、ここで得たことや、達成したこと、感じたことを自分たちの等身大で伝えました。

 

メンバー皆で考えたオリジナルブーケ、「出逢い」。アフリカローズのオンラインショップからも購入いただけます。(左写真)
メンバーの手で運営したFacebookライブ。告知のデザイン、当日のMC、トークもすべてメンバー自身で行いました!(右写真)

 

 

それぞれが個性を発揮し、思い悩む場面も乗り越えて、あきらめずに走り抜いたプロジェクトでした。この取り組みが、メンバー一人ひとりとアフリカローズのよき変化に繋がる一つになりますように!皆さん、ありがとうございました!(ひろろ記)

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