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みなかみ町の持続可能性を高めるためのプロジェクト

プロジェクトの概要

日本は、「人口減少・超高齢社会」を迎えており、「人口減少が地域経済の縮小を呼び、地域経済の縮小が人口減少を加速させる」という悪循環の連鎖に陥る可能性も高まっています。一般社団法人コトハバは「子育て期の応援・働き方改革の推進」に取り組み、自助・互助・公助のベストミックスで地域価値が心地よく循環する事業を行っているNPO法人様です。今回のサポートプロジェクトでは、コトハバの想いに共感した社会人とともに、コトハバの持っているリソースを活かして、「みなかみ町」の持続可能性を高めるためのプロジェクトに取り組みます。

パートナー団体

コトハバは、群馬県高崎市・みなかみ町・下仁田町、長野県佐久市にて、「子育て期の応援」と「働き方改革の推進」の地域拠点を運営している一般社団法人です。それぞれの地域特性を活かした形で、高崎では子育て期の女性応援としてのテレワーク応援事業を行い、みなかみではコワーケーションに特化し創業支援につながる形でのテレワーク推進事業を行い、佐久では地域複業のトライアル推進を行っています。

期間

期間:   2020年10月~2021年1月

2020年10月10日(土)  :CommonRoom76
2020年10月24日(土) :Kick Off
2020年12月5日(土) :中間報告会
2021年1月23日(土) :最終報告会

プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

プロジェクトのKick Offはオンラインでの開催となりました。プロジェクトメンバーと初顔合わせということで、チームビルディングに重要な「お互いを知ること」にまずは取り組み、時間をかけて自己紹介をしました。意外な共通点が見つかることもあり、オンラインでも心の距離感が縮まりました。

その後は、改めてコトハバさんから団体の活動やみなかみの置かれている現状・課題について共有いただきました。時々、みなかみの美しい風景や楽しそうなアクティビティも共有いただき、メンバー全員の「みなかみに行きたい!」という気持ちも高まりました。

Kick Off以降は、毎週1回・2時間の定例ミーティングを行っています。冒頭はアイスブレイクやチェックインを行い、コミュニケーションをグッと深めた後、和気あいあいとした雰囲気でディスカッションに移行し、プロジェクトの目的・ゴールについて、皆が納得のいくまで話し合っています。改めて、各自がやりたいことも確認し、お互いを尊重しようという気持ちも大切にされていました。

日頃活躍されている分野が全く違う社会人の皆さんが、それぞれの視点や経験を活かして、プロジェクトを着実に前に進めていただいています。どんなことをプロジェクトとして取り組み、どんな成果を出していくのか、是非今後の展開を楽しみにしていてください!!!

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

初対面のメンバーとプロジェクトを組み、しかもオンラインで進めなければならないという状況に、当初参加した社会人メンバーの皆さんは戸惑っていらっしゃいました。お互いの性格や得手不得手もわからないため、どのように主導権を発揮していいのかわからず、いつも通りの自分を発揮できていない様子でした。決して消極的なわけではなく、お互いを尊重するあまり、関わり合い方がわからなくなっているのではないかと感じました。

しかし、自己紹介やアイスブレイクを通じて、メンバー同士の理解が進んでくると、いじりやつっこみが生まれ、いつも通りの皆さんの顔が見えてきました。
そして、そうした信頼関係の深まりとともに、日頃やらない役割への挑戦やメンバー同士の議論の活性化も起きて始めています。

今後は、各自がいつも通りの自分を発揮し、これまで培ってきた経験を総動員することに加えて、それぞれのメンバーの知見が融合されることで、いつも以上の議論やアイディアが生まれていくことを期待しています!

プロジェクトの進捗(中間報告)

【プロジェクトの進捗状況】

SPJの折り返し地点とも言える中間報告を迎えました。中間報告では、各プロジェクトの運営方法や最終報告に向けた進捗状況を他プロジェクトメンバーと共有しました。中間発表に向けては、これまで話し合ってきたこと・今後の方向性・我々のプロジェクトが大切にしていることを皆で振り返り、発表パートについては分担しながら作業を進めました。より良い発表をするために、1枚目の名刺(本業)の業務が多忙な中でも、各自がこだわりを発揮しながら資料作りを進め、中間報告を迎えることができました。

中間報告後には、時間がない中で中間報告を乗り越えた達成感から、一気に一体感が高まりました。中間報告の振り返りも行い、それぞれが感じていることを共有し、プロジェクトのアウトプットに対してだけではなく、チーム運営にとって良かったことや改善すべきこと、今後取り入れたいことを話しました。話しやすい雰囲気づくりやメンバーの意見を漏れなく引き出すことの重要性を確認することができ、最終報告に向けて、着々と準備を進めています。このチームの一体感がどんなPJ成果に繋がるのか、最終報告をとても楽しみにしています!

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

1枚目の名刺(本業)の業務が多忙な中、空き時間を確保し、それぞれが補い合いながらPJを進めてくれています。最初はメンバーに遠慮している様子もありましたが、それぞれの人となりが分かってくるにつれて、役割分担やチームのルールが生まれ、ミーティングの生産性が向上していきました。ミーティングの最後にはチェックアウトの時間を設け、今の素直な気持ちを共有する取り組みも行っています。素直に自己開示ができる関係性が育まれ、よいチームの雰囲気が出来上がってきています。

プロジェクトの進捗(中間報告~最終報告)

【プロジェクトの成果】

中間報告後、具体的な施策の実行に向けて、移住者アンケートを実施することになりました。移住を促すにはどんな打ち手がより良いのかを探るためです。みなかみの良さを踏まえて聞きたい項目を精査し、アンケート内容はスムーズに完成!しかし、実際にアンケートを募集してみるとなかなか回答が集まらず、アンケート調査の難しさに直面しました。しかし、少数ながらも回答いただいた方の結果から仮説を導き出し、施策立案の一助とさせていただきました。アンケートにご協力いただいた皆様、ありがとうございました!

そして、そんな試行錯誤をしながら迎えた年明けには、各プロジェクトメンバーの本業の忙しさがピークを迎え、定例ミーティングの時間が確保できない事態も発生。スケジュール的に施策を実行することは困難になってしまいました。しかし、そんな状況下でもあきらめず、メンバー同士で知恵を出し合い、みなかみを盛り上げるための提案作りを進めました。そして最終的には、SNSを活用したみなかみの認知・魅力向上の具体的な実施手法を提案することができました。

色々な波乱があったプロジェクトでしたが、「仲間がいることで、どんな状態になっても、また立ちあがり、最後まで走りきることができる」と体感することができました。

そして、このプロジェクトを通して、「みなかみへの理解・愛着」がとても深まりました。これからもみなかみを持続可能にするためにメンバー一同応援し続けます!

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