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非営利団体Alopecia Style Project Japan「持続可能な未来のための事業計画策定」プロジェクト

プロジェクトの概要

団体として今まで様々な活動を行ってきたが、今後の更なる飛躍のため、持続可能な活動を見据えた上で、今までの活動を整理した上で団体の提供価値を、外部視点(社会人メンバー)で整理し、今後の方向性を打ち出す。具体的には、ミッション・ビジョン・バリューの整理、事業計画の策定、団体の紹介ツールの作成を行う。

パートナー団体

非営利団体 Alopecia Style Project Japan

【事業内容】 脱⽑症、抜⽑症、乏⽑症、無⽑症、治療による副作⽤など、様々な理由より髪に症状を持つ⼥性と⼦どもたちのコミュニティ
(1)コミュニティ運営(ライングループ100名・月1回 交流会・月2回 オンライン交流会)
(2)イベント運営(写真展、パフォーマンス、ファッションショー)
(3)啓発活動(学校での講演・イベント登壇・メディア発信 ラジオパーソナリティー)

期間

2020年7月~2020年11月

【スケジュール】
2020年7月3日(金):CommonRoom75
2020年7月15日(水):Kick Off
2020年9月18日(金):中間報告会
2020年11月6日(金):最終報告会

プロジェクトの進捗(キックオフ~現在)

【プロジェクトの進捗状況】

メンバーは8名(女性6名、男性2名)。キックオフ、週1回の定例会(2時間)と全てオンラインで実施、コミュニケーションツールはフェイスブックグループを使っています。

キックオフでは「応募動機」「好きなことや得意なこと」「自分の性格やタイプ」「プロジェクトが終わった時に自分はどうなっていたいか」を話してもらいました。住んでいる場所も様々(首都圏以外在住者・海外在住者も有)で、年齢も職業も様々なメンバーがいて、違いを楽しみ大変盛り上がりました。その後に、ASPJさんから団体の今までの活動、今の悩み、このプロジェクトに期待すること、を赤裸々にお話しいただき、それを聞いたことで改めて、みんなで何か支援したい、チームで一緒に何かをつくり上げたい、という気持ちが高まりました。

週1回2時間の定例会ではチェックインとチェックアウトを行い、みんなで気持ちを共有することを大事にしています。またファシリテーターは毎回順番に回し全員が当事者意識をもって進めること、それぞれの違いから学ぶことを目指しています。3回目の定例会が終わった時点で方向性が確定しました。持続可能な団体の今後の活動を見据え、ミッション・ビジョン・バリューの整理、事業計画の策定、団体の紹介ツールの作成に取り組んで参ります。

2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから

もともとASPJさんが掲げる「自分で自分を好きになる」に共感したメンバーが集まっていますが、知れば知るほど多岐にわたる精力的な活動を行っていることに感銘を受け、また背景にある熱い思いに胸打たれ、ASPJさんのために何かしたいと全員が強く思っており、それがチームの羅針盤になっています。

プロジェクトの進捗(中間報告)

【プロジェクトの進捗状況】

7月15日にキックオフ開始して2か月後、9月18日に中間報告開催しました。プロジェクトでやってきた2か月を振り返り、この後2か月をどう過ごすのか、考える機会になりました。

「いまプロジェクト全体として何を目指しているのか?」 「それを目指すために、それぞれのチームは何をするのか?」 を改めて整理することができました。報告後、何よりも嬉しかったのが、団体のみなさまからの感謝のお言葉。社会人メンバー、そしてデザイナーにとっての何よりの動力源です。

また、振り返りでは、具体的なプロジェクトの内容についてではなく、プロジェクトの進め方・コミュニケーションの取り方についての振り返りを実施しました。みんな薄々感じていそうだけど、なかなか普段のミーティングでは切り出せないようなことも、明確に時間をとることで言語化・共有し、みんなでどうすれば良いかディスカッションすることができました。

振り返りも踏まえて、これからのさらにPJがどのように進歩していくのか、最終報告が楽しみです!

 

【2枚目の名刺が生み出し始めている「変化」とこれから】

毎週2時間の定例MTGで同じ時間を過ごし、また持ち帰りのワークを重ねる中で、メンバーそれぞれの強みが明らかになってきて、「このことは○○さんに頼むのがよさそう」「これは○○さん向きの仕事だね」等、お互いの役割分担が自然に出来てきました。もちろん、自分自身でも「私はここの部分でチームに貢献できそう」という自分の頑張りどころが一人一人体感できてきたように感じます。そのように自分の居場所が出来たことで、今まで以上に積極的に「じゃあ、これ、やりますよ」と仕事を引き受ける場面も数多く見受けられるようになってきました。そして何よりもお互いのことがわかり自分の貢献も認識されたところで、リラックスしてのぞめ、毎回のMTGが楽しく、笑いに溢れた場になってきました。やはり社会人で他にも仕事や家庭や自分の時間を抱えながら続けるためには、楽しくなくては続きません。ここは大切にしてきたことでした。

また、中間報告会での他のチームとの比較で、うちのチームは「(時間がかかっても)どの決定も分担せずに8名全員で合意形成しながら取り組む」を大事にしてきたんだと感じたし、これからもそれを大切にしたい。という発言も見受けられ、改めてチームとして大切にしたいことが「互いの強みを持ちよる」「全員で合意形成しながら進める」「楽しむ」の3つであると明確になってきました。

チームとしての一体感が高まり、益々このメンバーで何ができるか、にフォーカスして楽しく皆で取り組めそうです。

プロジェクトの進捗(最終報告)

チームで拘ったことは、一過性のお手伝いではなく、今後NPO団体が持続可能な発展をしていく素地を作りあげることでした。そのために成し遂げたことは

■団体の活動及び今後の方向性についてまとめたノックツール(100P超のデータが格納されている団体紹介ツール)作製
■ミッション・ビジョン・バリューの作成
■事業計画の策定

この3つを作成するために、以下を実施しました。

・実施事業の洗い出し・グルーピング・意義付け
・団体の強みの明確化
・SDGsとの関連整理
・過去(2018年)のアンケート調査の集計・分析
・コミュニティメンバーへの2020年アンケート調査(調査票作成・実施・集計・分析)
・アンケート内容の外部向け報告書作成
・当事者体験談(過去のラジオ放送)の活字起こしとツール化
・過去の収支状況の明確化
・今後の収支状況入力フォームの作成と報告項目の決定
・今後の最適な収支構造の検討
・新サービスの検討
・マーケット調査(対象患者数の数値調査、利用商品の購買額調査)
・海外の類似団体の活動分析
・海外団体との連携
・ターゲットごとの寄付依頼ツール作成
・ターゲットごとのHPへの広告掲載依頼ツール作成

 

オンラインで実施した最終報告会では、メンバー8名がそれぞれ離れた場所から参加する中、他のチームからの質問に対し、離れているにも関わらず、メンバーが次々リレー形式で回答するという見事な連携プレイが見られ、3か月半の絆を感じました。
社会人メンバーは、何が自分にできるんだろうというところから模索し、活動の中で実際に自分が社会に貢献できる事柄を発見し、こんなことをすれば役に立てるんだという実感が持て、社会課題への取り組みが身近になりました。
またNPO団体は、社会人メンバーの意見を聞くことで、第三者視点をもらえたことで世の中にどのように発信していけばもっと理解を得られるか、アプローチ方法がわかったという意見をいただきました。

 

最期は、全員がやり切った達成感とチームメンバーと出会えたことへの感謝でいっぱいでした。最終報告会の後の打ち上げでは、それぞれのメンバーの印象に残っている出来事をみんなで語り合い、それぞれの強みや貢献を称えあいました。とてもよいチームで互いに多くのことを学ぶことができました。

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