一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会の「~苦しみから学ぶ文化をつくる~いのちの授業」はもともと「ホスピスから学ぶいのちの授業」として2000年から学校教育の場で育まれてきたコンテンツです。このコンテンツを学校・地域・業界に関わらずさまざま場面で学べるように、みんなで一緒にプラットフォーム作りを目的としたプロジェクトです。
自分の困難や苦しみから学ぶ習慣を創ること、そして、誰かが苦しんでいれば、どのように関わってよいかがわかり、実践できる人が増えていくことを、最終的には、これから本格化する超高齢少子多死時代(人口減少時代)において、たとえ社会資源が限られていたとしても、人生の最期まで穏やかに暮らせる、持続可能な社会へと繋がることを目指します。
二枚目の名刺のサポートプロジェクトでは、協会のこの「いのちの授業」を子どもから高齢者まで学び続けることができるよう、コアコンテンツの汎用性、オープンなプラットフォーム創りに何ができるかを取組みます。
パートナー団体 | 一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会 |
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期間 | 2018年6月〜9月 |
作業時間(合計) |
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メンバー | デザイナー 1名 |
7月25日(水)の夜、6月に一緒にキックオフした『きょうされん』サポートプロジェクトチームと一緒に、中間報告会を実施してきました。
6月8日(金)にキックオフしてから1か月半のチームの歩みや取組みはもちろん、スコープ内容を発表、またこの「いのちの授業」プロジェクトの基幹となるコアコンテンツの一部を模擬授業をみなさんの前で披露!
このプロジェクト期間中に、夏休みの親子向けに、看護学生向けに、企業向けにと様々な場面で、この「いのちの授業」をプロジェクトメンバーがトライアルで行います。
さまざまな年齢層や場に対して、現在汎用性をもたせたコンテンツにと準備している「いのちの授業」で、ぶれることなく伝えたいメッセージが伝わるのかチャレンジします。またその授業に参加したみなさまからフィードバックをいただき、コンテンツをブラッシュアップすることを目的としています。
プロジェクトメンバーみんなが講師となり授業を行うことでいまからドキドキ…してるのですが、そのドキドキを少しでも緩和できるように、中間報告会で「トライアルのトライアル」を行いました!
実際に模擬授業の一部を実施する場をもって、何をどのようにお伝えしていくのがより伝わりやすいかなど、数多くの気づきと学びを持ちかえることができ大満足です。
一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会は、2015年4月に在宅医療やホスピスに関わる医師や医療関係者の賛同者149名とともに設立されました。 超高齢少子多死時代において、社会資源が限られていたとしても、住み慣れた地域で人生の最期まで穏やかに暮らせる持続可能な社会をめざし活動しています。(2018年5月現在 会員数1761名)
主な活動
(1)「人生の最終段階」に対応できる人材の養成及び認定を図る活動
「エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座」を開催し、多職種連携での対応から1対1での対応まで、具体的な対人援助の方法を、事例やロールプレイを通じて学習します。
(2)上記人材の継続的なフォローアップを図るためのコミュニティ支援活動
エンドオブライフ・ケア協会のコンテンツ、具体的には「苦しむ人への援助と5つの課題」と「多職種で行う事例検討」を使って、地域でこのテーマを伝えていく「ELCファシリテーター」養成
(3)地域包括ケアの発展に資する学術研究及び行政との連携を図る活動
(4)自宅や高齢者施設における看取り文化の浸透を図る活動
また医療・介護に直面している人に限らず、解決困難な苦しみを抱えた人への援助、いつか迎える大切な人の介護や最期について事前に備える機会。もしものときに対応する力を育むことを目的とした講演やワークショップなどを開催しています。
一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会代表の小澤竹俊医師が2000年よりこれまで学校教育の場や医療・福祉従事者に対し行ってきた「いのちの授業」を、小澤医師だけでなく誰もが地域や企業など様々な場で伝えていくことができる汎用性をもった「いのちの授業」のトライアルを行い、効果検証を行う。またこの「いのちの授業」プロジェクトのために発足したFBグループページ『~苦しみから学ぶ文化をつくる~いのちの授業プロジェクト Lessons Learned from End-of-Life Experience』にて、「いのちの授業」プログラムの開発工程、「いのちの授業」にまつわる自身のエピソードやストーリーをに発信することで地域社会やみんなでつくるプラットフォームを目指す。